じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

雇用問題

2009-10-31 17:15:55 | Weblog
★ 景気は底を打ったようだが、雇用環境の先行きはまだ暗そうだ。

★ 厚生労働省が発表した有効求人倍率はまだ0.5倍に及ばない。年末を前に、下げに歯止めがかかったと喜んでいる場合ではない。

★ 特に若年者の雇用がひどいと言う。少子高齢社会、若者たちに多くの負担がかかる時代だと言うのに、この状況では先が深刻だ。

★ 数字だけではなく、求人の職種と求職の希望職種とのミスマッチも気になる。

★ 求人が多いのは高度な知識や技術を要求する職種や介護などの社会福祉関連の職種のようだ。

★ 一方希望が多いのは一般事務職。比較的ラクな仕事で、休日出勤や残業がなく、給料などの条件がいいところ、できれば自分の能力が発揮できやりがいのあるところ、というのは誰ものが望むところだろう。

★ ただそんな仕事はそうあるわけではない。

★ 社会的に求められても、重労働で低賃金である介護のような仕事はなかなか人材が集まらないし、続かないらしい。

★ 成熟社会となり産業構造が大きく変わってきた。単純作業はロボットがするようになった。公共事業の削減は建設関係の労働者の雇用問題を生んでいる。

★ 政府は福祉、農業、環境関連の仕事へ人材のシフトを考えているようだが、それはそんなにたやすいことではない。生涯、生計を維持するだけの仕事となるのかも疑問だ。

★ 日本経済は高付加価値の製品や知的財産で発展する時代に入った。生産に多くの人材を必要としない産業構造になってきた。

★ 仕事をあてがうだけではなく、仕事を生み出すことが求められる。

★ 社会で介護を、社会で子育てをと言われる。次は社会で何だろう。社会主義でみんなが幸せになるならそれも良いが、それを維持するにも原資が必要だ。

★ 人類史のメルクマールを、農業革命、産業革命、情報革命といったインパクトで分けることができそうだが、新たな変革の萌芽が生まれてきているのかも知れない。
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Dewの「君へ」

2009-10-30 04:42:13 | Weblog
★ Dewという女性ユニットの「君へ」という曲が好きだ。

★ 留学する友への餞別の歌のようだが、映像が浮かんでくる。

★ THC!!!の「雪」も好きだ。

★ HYの「NAO」は心が震える。

★ AIの「STORY」に続いて、SUGER SOUL「GARDEN」が流れている。

★ 「GARDEN」には宗教性を感じる。日本の歌で宗教性を感じるものは珍しい。

★ 曲は、浜崎あゆみさんの「A SONG for XXX」に変わった。

★ アユの曲ではこの曲と「ENDROLL」が好きだ。

★ 柴田淳さんの「月光浴」が流れてきた。

★ 月をテーマとした曲では、この曲と杏里さんの「夏の月」が好きだ。

★ 池田聡さんの「月の舟」もロマンチックだ。

★ 中村中さんの「友達の詩」、鬼塚ちひろさんの「月光」。しっとりした歌だ。

★ solja&青山テルマ「ここにいるよ」。時々音楽の流れを変える曲が出てくる。

★ 宇多田ヒカルさんの「AUTOMATIC」を聴いた時、その新鮮さに心躍ったが、この曲もそう言う曲だ。

★ JUJU「素直になれたら」、童子ーT「もう一度」

★ 懐かしい。ル・クプル「ひだまりの詩」が流れてきた。美しい曲だ。

★ 続いては、MISIA「忘れない日々」。これでもかと言うぐらい美しい歌声だ。

★ ELT「Time goes by」と続いて、BEYOND「遥かなる夢に」。いい曲だね。

★ 飛鳥涼「止まった時計」、チャゲ&飛鳥「エピローグ」。もう、たまらない。

★ m-flo「Let go」、揺れる心。

★ 我那覇美奈「ふたつのあした」、自分を見つめなおせる歌。

★ 元ちとせ「春のかたみ」。

★ 「ワダツミの木」もいいけれど、この曲の方が好きだ。

★ EXILE「LOVE AGAIN」、この曲が似合う季節になってきた。

★ 中島美嘉さんの「雪の華」と並んで、冬の名曲だ。

★ ルーマニアモンテビデオ「tender rain」。

★ 雨の曲では、この曲とX Japanの「ENDLESS RAIN」、徳永英明さんの「レイニーブルー」が好きだ。

★ 清水翔太さん「HOME」、キマグレン「LIFE」、音楽は無限だ。

★ 絢香さん「三日月」。この曲は傑作だ。活動休止は残念だ。

★ 山下達郎さん「蒼茫」。この曲を聴くとキャノンのCMを思い出す。

★ おサルさんが、スーツ姿で高層のオフィスから夕暮れを眺めると言ったイメージだったと思う。

★ さて、最後は尾崎豊さん「I Love You」。

★ もう、朝になってしまった。

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知恵のコンビナート

2009-10-29 17:35:33 | Weblog
★ 朝日新聞オピニオン欄、東京大学の安富歩教授の「アジアの大図書館を日本に」という記事を読んだ。実に示唆に富む意見である。

★ 知的財産で国を立てると言うのは、実に結構なことだと思う。
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業態改革

2009-10-28 12:23:01 | Weblog
★ 「すかいらーく」が閉店する。

★ 1970年に1号店が開店。ファミリーレストランと言う概念と経営手法を築きあげ、一世を風靡したしたが、少子化や嗜好の多様化に抗しきれず、低価格路線の「ガスト」などへ業態を転換すると言う。

★ 企業は生き残るために変わらなければならない。かつて老舗に関する本を読んだが、伝統を重んじるように見える老舗こそが時代の変化に敏感で、時代のニーズと持ち前のシーズをうまくマッチさせて、生き延びてきたことがよくわかる。

★ 塾業界も最近はやたらセミナーの案内が多い。内容は自己啓発と教材などの宣伝を中心としたものだが、少子化の危機感そして子ども手当特需を当て込んで、新たな業態改革が起ころうとしているのかも知れない。

★ かつての学習塾と言えば学校を模した形態で、1クラスに2、30人の生徒を入れて講義中心で行われた。

★ それが少子化の中では一部の進学塾を除いては維持できなくなり、また個別化ニーズが高まってきた。

★ 家庭教師がブームになった時代もあった。学生をうまくマネジメントした経営だったが、授業料の高さや指導する学生の質の維持など課題もあった。

★ 個別指導の名のもとに「教師対生徒=1:2」の形態を開発した個別指導塾は新たな形態として登場した。ここでも学生が主な戦力となるが、家庭教師と違って各校の責任者が直接監督できることから、学生の管理がしやすい。授業料も「1:2」形態にすることによって、比較的安価になった。

★ 企業が管理する家庭教師にせよ、個別指導塾にせよ学生が搾取されている実態には変わりはないが、学生の方としても自ら生徒を探す手間がない分、アルバイトとして気楽に利用できるのであろう。

★ さて、塾業界の次なる形態は何だろうか。

★ 1つはウエッブレッスンという方法が考えられる。講義だけならオンデマンド方式も活用できそうだ。ただ、教師と対面して指導を受けたいと言うニーズは決してなくならないだろう。

★ 個人塾はいっそう教師の力量と個性が求められるだろう。

★ 企業としての学習塾ではスケールメリットが追求されるかも知れない。今はまだ地域ごとに一般企業としてはそれほど大きくないものがひしめいているが、天下取りを目指して、M&Aが活発になるかも知れない。

★ 価格帯は2極化しそうだ。学習の個別化の傾向は今後も強まりそうだ。脳科学や心理学の研究成果を利用した新しいメソッドが開発されれば、業態は一気に変化するかも知れない。 

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「赤ひげ」

2009-10-28 00:31:04 | Weblog
★ 黒澤明監督「赤ひげ」を観た。初めて全編を通して観た。

★ う~ん、すごい。さすがは世界の黒澤だ。長い作品だったが決して苦にはならなかった。脚本、撮影、美術、大道具・小道具、役者の演技、何もかもが1級品の輝きを発している。白黒作品なのに、実に映像が美しい。

★ どのカットで一時停止しても絵になる素晴らしさだ。

★ ストーリーは、三船敏郎氏が演じる小石川養生所の通称「赤ひげ」先生と加山雄三氏が演じる若い新米医師とのやりとりを中心に展開する。「庶民」に注がれた温かい眼差しが何とも言えない。

★ そして、有無を言わさぬ力強さ。まいった。実に骨太な作品だ。

★ 三船さんの演技は自然で素晴らしい。ひげをなでる仕草。剛直でいて繊細。心の広さ温かさは尋常ではない。また、優しさを照れるところが実にいい。

★ 加山さんの若者らしい真っ直ぐなところもいい。

★ 子役の二木てるみさん、頭師佳孝さんの演技は際立って素晴らしい。

★ 飯炊きのおばさんたちも、とても上手に配置されている。

★ 前半の狂女のくだりは、「氷の微笑」のシャロン・ストーンを思い起こした。

★ 「七人の侍」「生きる」と並び、好きな作品になった。 
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「ブラインドネス」

2009-10-27 02:44:43 | Weblog
★ 「ブラインドネス」という映画を観た。謎の感染症により人類が失明すると言った映画である。

★ 私の好みでいえば、あまり面白くなかった。表面的なテーマは、失明する恐怖、失明後の社会の混乱、そして視力を失うことよりも恐ろしいものは・・・、といったところだろうか。

★ ただ、それがテーマなら物足りなさを感じる。

★ もっと何か寓意が込められているような気がする。「視力」で象徴されているものは何だろう。私たちは確かに光を感じ、モノを認識しているが、それを正しく理解しているかは疑問である。

★ 「視力」を失うことによって起こる心のすれ違い、社会的混乱、支配と隷従、暴力や抑圧。これはまさに人間社会の現状ではないか。

★ そう考えると、この作品は人間の無知蒙昧を暴露しているのかも知れない。
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パンデミック

2009-10-27 02:20:25 | Weblog
★ 新型インフルエンザが猛威をふるっている。近隣の小、中、高校と学級・学年閉鎖が相次いでいる。京都府の広報資料を見ても感染の広がりは顕著だ。

★ ワクチン接種が始まったと言うが、ワクチンは完全に時機を逸したようだ。

★ 不幸中の幸いは、今のところ毒性が比較的弱いこと。タミフルなどの薬品が効果を発揮していることだ。ただ、感染の拡大にともない死者の数も増えてきた。油断はできない。

★ 特に不気味なのは感染が未成年者に集中していることだ。成人には何らかの免疫があるのか。それとも、これはより悲惨なパンデミックの前哨戦なのか。

★ 社会的混乱と言う二次災害も懸念される。

★ 個人のレベルで、そして自治体や国のレベルで、危機に備えた対応が求められる。
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「マーリー」

2009-10-26 00:26:05 | Weblog
★ 「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」を観た。

★ 犬好きの人はこの映画を見てはいけない。過去に飼っていた犬との別れを思い出して涙が止まらなくなってしまうからだ。

★ 派手な特撮もドンパチもない。誰かに追われるようなスリリングなシーンもなければ犯人探しのサスペンスもない。ごく普通の家族と手に負えない1匹の犬の物語である。

★ だから、最初は少々退屈だ。ただ、エンディングはたまらない。それはこの映画が観客の心の中に封じ込めた思い出の蓋を開けてしまうからだ。

★ 「さよなら、クロ」や「クィール」も最後は泣けた。心が痛くなるのはわかっているのに観てしまうのだから、困ったものだ。
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「GOEMON」

2009-10-25 21:51:38 | Weblog
★ 紀里谷和明監督の「GOEMON」を観た。

★ 独特の色調、次々繰り出される映像美に感動した。

★ 大胆な歴史解釈。もはやパラレルワールドと考えた方が良さそうだ。城や衣装の斬新さには驚いた。

★ このように書けば、特撮や映像の斬新さばかりが特徴のようだが、決してそんなことはない。それはキャストの顔ぶれを見れば明らかだ。

★ GOEMON役の江口洋介さん、霧隠才蔵役の大沢たかおさんを始めとして、秀吉役の奥田さん、家康役の伊武さん、利休役の平さんなど、名俳優が渾身の演技を見せてくれる。ゴリさんの佐助もいいなぁ。

★ 釜ゆでシーンの才蔵の叫び。ジーンとくる。

★ GOEMONは自由な生き方を求めたが、自由に生きようとすればするほど、自由でなくなってしまうようだった。難しいものだ。良かれと思ってしたことが周りに波風を立てるあたりは、「救急救命」の江口氏演じる医師と似ている。

★ 秀吉と光成、光成と才蔵とのやり取りなどは、まさに任侠映画をみるようだった。戦闘シーンは「ロード・オブ・ザ・リング」を思い起こした。前半のダンスシーンでは北野武監督「座頭市」のタップダンスを思い起こした。

★ 映画でしか表現できない描写を見せてもらった気がする。
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「スラムドッグ$ミリオネア」

2009-10-25 02:21:46 | Weblog
★ 「スラムドッグ$ミリオネア」を観た。

★ クイズ番組とともに高まっていく緊張感。番組の背後に流れる鼓動のようなリズムがドキドキ感を増幅する。時間を感じさせない評判通りの傑作だった。

★ インドが舞台の映画は今まであまり見たことがなかった。それもスラムとなると皆無だ。あんな劣悪な環境で生きている人がいると思うと何とも言いようがない。しかし、日本でもほんの数十年前には見られた風景かも知れない。

★ 子どもたちの状況は過酷だ。しかしどんな環境の中でも力強く生きているところは感動する。役所が考えたレディメイドの「生きる力」ではない。

★ 昨今日本でも「子どもの貧困」が話題になっているが、その比ではないなぁ。何とかしないといかんなぁと思った。

★ 最後、ハッピーエンドだったのはせめてもの救いだ。

★ それにしても緻密に組み立てられた素晴らしい映画だと思った。   
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