じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「アラバマ物語」を観た

2018-01-31 23:11:17 | Weblog
☆ 映画「アラバマ物語」(1962年)を観た。

☆ 1930年代のアメリカ南部アラバマ。濡れ衣の罪で逮捕された黒人を弁護する弁護士の様子を当時6歳だった娘の視点から描いている。

☆ 裁判所の傍聴席、1階が白人、2階が黒人。陪審員はもちろん全員白人。そうした描写から当時の人種差別の状況がわかる。そうした中で黒人の弁護をするのだから、風当たりが強い。黒人からの信頼とは裏腹に白人からは冷たい視線が。そしてついにその矛先が彼の子どもたちにも向けられる。

☆ 主人公の弁護士を演じたグレゴリー・ペック。苦悩しつつも古き良き時代のアメリカの父親を演じている。娘役のメアリー・バタムがいい。10歳でアカデミー賞にノミネートされたというからすごい。
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キレるセンセイ

2018-01-31 19:17:29 | Weblog
☆ 昔のアニメ、「怪物くん」だったろうか、「ドロロン閻魔くん」だっただろうか、すぐにキレる性質を叱責され、3つだったか4つだったか、数を数えろと言われる場面があった。

☆ 怒りは6秒で沈静化するらしい。

☆ 福岡市の小学校、教員が小学3年生の生徒を壁に押し付け、鎖骨を折る重傷を負わせていたそうだ。この児童が宿題を忘れ、それを休み時間にやるように言ったにもかかわらず、する気配がないので、教員が暴行に及んだという。先日も教員が児童の顔を踏みつけケガを負わせたというニュースがあった。「スイッチが入ってしまった」というのが理由だった。

☆ どちらも、行き過ぎた指導ということなのだろうが、街中で大人が児童にこの手の暴力を振るうと大事件だ。教員だからと許されるものではない。

☆ 教員がキレる気持ちはわからなくもないが、そこをグッとこらえて適切な指導をするのがプロというものだろう。仮にも「センセイ」と呼ばれる人が、児童と同列に怒っていたのでは、実に幼稚だ。センセイもストレスが溜まっていたのだろうが。

☆ 教員の「怒りコントロール」も研修に入れる必要がありそうだ。一時期「キレる子どもたち」が話題となったが、「キレるセンセイ」の研究が必要かも。
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これって拷問?

2018-01-30 20:31:34 | Weblog
☆ 東京都の小学校で40代の女性教諭が、余った給食をクラスの児童に無理やり食べさせ、中には嘔吐する児童もいたという。

☆ 昨年は、岐阜県で50代の女性教諭が、児童たちに「完食」を強要し、こちらでも嘔吐する児童が出たという。

☆ こうした指導は、どうかしているとしか言いようがない。この教員たちは何をしたかったのだろうか。人には大食の人もいれば小食の人もいる。その日の体調や食材によって残すこともあるだろう。それを無理やり食べさすなどと言った行為は、「教育」「指導」の名を借りた暴力、むしろ「拷問」とさえ言える。

☆ ここに至るまでには、何か背景があるのだろうが、子どもたちの心の傷はいかばかりか。

☆ 教員をこの行為に至らしめたものは何か。再発しないためにも追究してほしいものだ。
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「それで何人死んだんだ!」

2018-01-30 10:18:17 | Weblog
☆ 私は高校生時代「弁論部」に所属していた。当時は大学の「弁論部」主催の弁論大会もいくつか開かれ、私たちの「部」からも毎年代表者が出場した。

☆ そこで言われたのは、「ヤジは弁論の花」だという言葉。弁論の合間に「そうだ!」と賛同を得たり、「何が言いたい!」と叱責が飛んだり、原稿ばかり見ていると「弁士原稿に穴が開く!」と叫ばれた。ヤジは弁論の合いの手のようなもので、弁士と会衆が一体となって弁論が進む。要を得て、ウィットに富んだヤジは、まさに弁論の花だと言える。

☆ ところで、国権の最高機関である国会。怒号飛び交うのは恒例のことながら、自民党所属の国会議員が発したヤジに議場が凍りついたという。

☆ 沖縄での米軍ヘリコプターの相次ぐ事故。これを追及していた野党議員の演説に発せられたヤジ。「それで何人死んだんだ!」

☆ このヤジを発したのは、当選4回。現職の副大臣。首相の出身派閥に所属していることもあってか、党の要職を歴任。年齢のことはあるが、大臣のイスも目前の御仁である。

☆ 年甲斐もなく熱くなり、つい本音を言ってしまったのだろう。無残な野党を追い風に、復調気味の内閣支持率。沖縄では選挙戦の真っ最中だ。この時期に起こった事態に、官邸も大慌て。即刻更迭に踏み切り、火消しに躍起だが、影響は大きそうだ。

☆ 問題の舌禍を全く弁護する気はないが、自分自身に問いかけてみると、「たかがヘリコプターの窓枠が落ちただけじゃないか」「たかが不時着しただけじゃないか」と思っていないだろうか。

☆ 上空からの写真を見ると、普天間基地と小学校は隣接している。今までこのような事故が起こらなかったのが不思議なくらいだ。幸運にして人的被害はなかったが、沖縄国際大学にヘリコプターが墜落したこともあった(2004年)。沖縄の置かれている現状を改めて考えさせられる。
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「96時間」を観た

2018-01-29 10:18:34 | Weblog
☆ 映画「96時間」(2008年)を観た。フランスで制作。舞台も主にフランスだ。

☆ 元CIAエージェント・ブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)は、妻と離婚し引退生活を送っていた。生きる楽しみと言えば、一人娘の成長。その娘が友人とパリで何者かに誘拐された。裏には人身売買の闇市場があるらしい。誘拐された人物が無事に見つかるのは「96時間」だという。果たして父親は娘を無事に救出できるのか。父親は単身、敵陣に乗り込む。

☆ 「96時間」を1時間半の上映時間にどう詰め込むかが見せ所。結末の予想はつくが、そこにたどり着くプロセスを楽しみたい。
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「言ってみな!」

2018-01-29 00:21:46 | Weblog
☆ テレビで「ガキ使」を見た。今回は番組の新年会の設定で若手芸人7組が芸を披露。

☆ 「世間しらズ」、面白かった。舞台狭しと動き回り、シュールな「言ってみな!」の連呼が面白かった。

☆ 白目をむく表情は怖いほどだ。これからの活躍が楽しみだ。
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「ダーティハリー」を観た

2018-01-28 21:25:07 | Weblog
☆ 映画「ダーティハリー」(1971年)を観た。たぶん以前にも観たことがあると思うが、何度観ても面白い。

☆ ハリー・キャラハン刑事(クリント・イーストウッド)、かっこいいね。サングラスがよく似合う。

☆ 警察署長、検察官、憲法学者、市長、みんな正論だ。確かに違法捜査で入手した証拠は証拠として採用されない。ただ、杓子定規に法を守っていたのでは、サイコパスを逮捕できない。法は完全ではない。

☆ せめて架空の世界で、ダーティ・ハリーのような「無法者」がいて、鬱憤を晴らしてほしい。そんな思いが人気をよんだのではなかろうか。「仕事人」や「ハングマン」に通じるものがある。

☆ 「make my day」の名セリフは第4作だという。楽しみだ。

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ペティ=クラークの法則

2018-01-28 18:32:00 | Weblog
☆ 塾で高校生がテスト勉強をしていたので、垣間見た。「現代社会」だという。その中で「ペティ=クラークの法則」というのが出ていた。恥ずかしながら私はこの法則名を知らなかった。

☆ 調べてみると、経済の発展に伴い、産業の中心が第一次産業⇒第二次産業⇒第三次産業へと移り変わっていく法則のことだという。

☆ 産業の変遷については知っていたが、こんな法則名があるんだなと思った。

☆ ところで、ペティというのは17世紀の人で、医師でもあり経済学者でもあったという。多才にして、とにかく統計(数字)が好きな人であったらしい。労働価値説の祖ともいわれるそうだ。

☆ その「ペティの法則」を再評価したのが、イギリスの経済学者コーリン・クラーク(1905年‐1989年)だそうだ。

☆ 塾を経営していると、学ぶことが多いなぁ。

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介護難民の現実味

2018-01-28 10:42:12 | Weblog
☆ 京都新聞朝刊一面「軽介護運営難 100自治体」及び3面「介護難民に現実味」の記事(たぶん共同通信配信)を読んだ。

☆ 自治体は介護事業を民間の介護事業者に委託してきたが、人手不足や(報酬の手厚い)重症者への移行を理由に、事業者の軽介護事業からの撤退が相次いでいるという。

☆ 背景にあるのは超高齢化に伴う社会保障費の爆発的な増加だ。政府は自立支援を促すというが、介護は育児と違って、年を経るにつれて手がかかるようになる。その辺りマクロな数字だけを扱っていてはわからない。いや優秀な政府の官僚だ。現状はわかりつつも打つ手がないのかも知れない。「年寄りは早く死ね」「姥捨て山に捨てろ」とは言えないからね。

☆ 昔なら家族や地域社会で支えられたかも知れない。高齢者の割合が圧倒的に少なかったからだ。これからは老々介護が当たり前になる。親の介護に追われた単身者の介護が必要な時代が来る。

☆ 自治体(とりわけ包括支援センター)スタッフと民間事業者とのスタンスの違いも大きそうだ。民間事業者はあくまでも私企業だ。利潤があってこそ経営が成り立つ。利潤のために人材を採用し養成し運用する。公務員ではない。軽介護の報酬が引き下がればそこから撤退するのは経営者としては当然の判断だ。

☆ 自治体にしても要は財政の問題だ。豊潤な財源があれば、(公務員ゆえの効率の悪さはあるにしても)自分たちで人材を採用し養成しサービスを提供できる。アウトソーシングするには、そうせざるをえない事情がある。

☆ 役所と企業が衝突しようが仲たがいしようがそれはともかく、困るのはサービスを必要とする人々だ。

☆ 国民に事情を説明し消費税増税に理解を求めればよいのだが、国民の不評をかう増税にはどの政党も及び腰だ。そもそも介護というものは自らが直面しないと深刻さがわからないものだ。刹那的な享楽にふけっている人々に負担増を理解してもらうのは至難の業だ。「教育費負担の軽減」、「幼児教育費、私立高校の授業料、さらには大学の学費」無償化など甘口の政策には熱心だが、その請求書は結局国民に回ってくる。

☆ 教育費の無償化や医療費の無償化など、社会保障の充実は実に結構なことだが、それならそれでその財源も示してほしい。日本型社会主義を明確にして欲しいものだ。

☆ 話が飛躍したが、介護問題は切実だ。結局先送りで、死を待つのか。残酷なことだ。


☆ 蛇足ながら、介護事業者も懐は厳しいと聞く。私の父が利用している事業所は売り上げが良くないと言って恒例のカレンダーの印刷・配布を止めたという。政府は未曽有の好景気と喧伝するが、どこかで糸がほつれているようだ。
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弱い横綱

2018-01-27 18:35:47 | Weblog
☆ 大相撲初場所は、苦節12年。平幕の栃ノ心関が初優勝を決めた。上位陣が崩れていく中で、これは立派だ。

☆ 一方、10日目まで連勝を重ね、優勝の第一候補と目された横綱・鶴竜は4連敗と負けを重ねた。栃ノ心が優勝を決め、消化試合の様相を帯びたせいか、観客のマナーが向上したせいか、あるいは呆気に取られてしまったせいか、土俵に舞う座布団も少な目だった気がする。

☆ 弱い横綱には悲壮感さえ感じた。体に故障でもあるのだろうか。それとも体力・気力の限界か。進退の話がでるかも。

☆ 優勝40回を数える大横綱はピークを越えた。幾分横柄な振る舞いも。日本人横綱は休場が続き、いよいよ進退窮まった。横綱3人とも30代。そろそろ引き際と思えるが、大関陣は横綱陣にも増して不甲斐ない。解説の北の富士さんのため息が聞こえそう。

☆ 不祥事が続く上に、看板力士の不在。前途多難な相撲協会だが、コアなファンがいるのはありがたいことだ。
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