じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

エル・ネット廃止

2008-01-30 00:25:40 | 教育
★ 文部科学省のエル・ネット(教育情報衛星通信ネットワーク)が廃止されるという。設置から10年を経ない廃止で、設備費など40億円以上がムダになるとか。

★ 文科省もやってくれますなぁ。自分の金なら誰もこんなバカな使い方はしないだろうに。所詮は税金。役所も役人も腹は痛まないということか。

★ そもそもエル・ネットって何だろう。「教育情報衛星通信ネットワーク」というらしいが、そんなものがあることすら知らなかったなぁ。

★ きっと志は良かったのだ。それに運良く予算がついたので実行に移されたのだ。もちろん実施に当たっては役人と業者とのやり取りが合ったのだろう。

★ システムを作ったは良いが、計画がずさんだったのか、使い方まではよく考えていなかったのか、早い話、担当者が無能だったのか、結局、あまり利用されなくなり撤退。当時の担当者は、退職しているのやら、よその部署に移っているのやら。結局、誰も責任をとらずウヤムヤで終わりか。

★ こういうムダを見ていると、役所などなくなってしまえばよいと思うなぁ。役人に経営力や企画力を求めるだけムダな気がする。役所はできもしない事業などに手を出さず、志のある民間企業に融資をしてもらった方がよほど効果的だと思う。

★ ムダな仕事は減らし、ムダな役人はどんどんリストラして欲しいものだ。
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世相に思う

2008-01-23 11:45:41 | Weblog
★ 世界同時株安、年金特別便、暫定税率問題・・・話題は尽きない。

★ 私は株を持っていないので株価に一喜一憂する事はないけれど、株価の低迷は日本経済の先行き不安を意味し、やがて私達の生活に影響してくる。

★ サブプライムローン問題はアメリカの次期政権の大きな課題となりそうだ。この問題が解決されないと世界経済の先行きは不安だね。パックスアメリカーナとまで言われたアメリカの覇権も揺らいできた。

★ 世界恐慌の再来とならないように祈りたいものだ。世界各国で政権が代わり、保護主義、民族主義が台頭しそうな様相だ。

★ 株式をから流出した資金が原油や穀物市場に流れているのも、エネルギーや食糧を海外に頼っている日本にとっては大きな痛手だ。環境問題とあいまって、限られた資源のぶん取り合戦はますます熾烈になりそうで、日本の死活問題にもなりそうだ。

★ 化石燃料に頼らない社会システムの構築、食糧自給率の向上が必要だろう。

★ 「年金特別便」は厚生労働省、社会保険庁の迷走振りを物語る。わかりにくいとかねてから指摘されていた「年金特別便」、実際、抽出調査で不備が明らかとなり、注意書きを添えて再送付するという。また税金がムダに使われる。

★ 政府は責任をとらないといかんね。日本の官僚は優秀だと思うのだが、優秀すぎるあまりの不親切さか。役所言葉も何とかして欲しいね。

★ そもそも官僚は何かにつけ腰が重い。年金問題についても過去を反省し「何とかしよう」という思いよりか、仕方なくポーズだけとっているような印象を受ける。使う金も税金だし、万一責任を問われてもせいぜいが減給だ。「ことなかれ」主義が横行する風土が満ち溢れている。

★ 暫定税率問題。「ガソリン代を値下げする」と民主党は意気込んでいたが、地方からの想像以上(?)の反発を受け、少しトーンダウン気味だ。暫定税率を廃止し、ガソリン代が安くなるのは大いに結構なことだ。ただ一方で「必要な道路整備はやる」というのは、いささか無理がある。補てん財源についての民主党の説明は説得力に欠ける。

★ 「ガソリン国会」とぶち上げてしまったが、暫定税率問題は民主党にとって両刃の剣となるかも知れない。ただ「道路」に群がって利権の汁をすっている人々は一掃して欲しいものだ。これは与野党を問わず言えることだ。

★ 新テロ対策法の成立によって、防衛利権の問題は最近影を潜めているし、景気後退への懸念に対し政府の動きが遅いのも気になる。総理と閣僚との関係も少しきしみだしているようにも感じる。もともとほとんどが安倍内閣の閣僚だから、政府の方針が微妙に変わってきている中で、きしまない方がおかしい。むしろ寄らば大樹でよくまとまっている方だ。鳩山氏、渡辺氏、太田氏など窮屈だろうに。

★ 総選挙後の政界再編をにらんで、小泉氏が山崎氏と会ったと言う。タカ派は中川氏を中心に結束しつつあるし、チーム安倍も再生中の様子だ。宏池会も再結集に動いているし、民主党は相変わらずの寄り合い所帯で、勝てば官軍だが、総選挙に負ければ分裂や離反は必至だ。

★ 昨今の世のありさまは、突然の闖入者に右往左往するアリの行列に似ているなぁ。

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病院の風景から

2008-01-19 04:03:39 | Weblog
★ 2ヶ月に1度の定期健診で病院へ行った。3時間待って診察が5分と言うのはいつもながらのことだが、待合室で病院の風景をぼんやり眺めていた。

★ 病院ではさまざまな人間模様が織り成している。

★ 「待ち時間が長い」と看護師に詰め寄るちょっと恐い系の人。インフルエンザらしくソファで横になっている人。走り回る子ども。泣きわめく子ども。酸素マスクをつけたお年寄り。「しこりができた」と心配げな少女。

★ 病院と言うところは実に人間的なところだ。生と死が同居している。病院を舞台とした多くのドラマが作られる理由はわかる気がする。

★ ところで、ぼんやり眺めながら、ふと気着いたことがある。「白衣」のもつ魔力だ。白衣は「白衣高血圧」のような悪さもするが、病院と言う舞台において、非常に効果的に医師、看護師を権威づけている。

★ 私たちは「白衣」によって医師、看護師の権威を感じているのかもしれない。そうでもなければ恐ろしくて注射さえ受けることができないのではないか。

★ そう思って考えると、コスチュームと言うものは権威づけに実に貢献していることに気づく。裁判官の法衣(日本の裁判官はかつらまではかぶらないが)や僧侶の袈裟。逆に見れば生徒の制服も「生徒」という役割を明確にしている。

★ ところで教師はどうか。理科の先生は白衣、体育の先生はトレパン、トレシャツというイメージがあるが、一般的に教師であることをイメージする服装は思いつかない。汚いジャージ姿では権威どころの話ではない。生徒の服装チョックをする前に自らを省みて欲しいと思うほどだ。

★ 教師を意味づけるコスチューム、これは教師の権威づけに寄与するかもしれない。いっそ精悍さを出すために男性教師はヒゲでもはやすか。紋付、袴なんてのも良いかも。
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教師の権威

2008-01-17 23:49:25 | 教育
★ 教師の権威がこれほどまでに失われた時代があっただろうか。

★ 中学生が「教師いじめ」のありさまを嬉々として話している様子を見た。授業風景を想像し、公立中学の先生に同情する。「教師の力量不足」といった常套句では解決できない背景があるようだ。

★ 彼らのターゲットとなるのは女性教諭や新人教諭。このあたりは生徒同士のいじめの構造と似通っていて、「弱者」がいけにえとされる。

★ 「教師いじめ」の形態は授業妨害、教師への挑発が主なものだ。怒ったり、慌てふためく教師の姿を見て彼らは喜ぶ。まるで悪魔のような所業だ。生徒たちはふざけることによってストレスの発散をしているようでもあるし、仲間内で見栄を張っているようでもある。自分を「おとしめる」ことによって、自虐的な快楽に浸っているようなところもある。

★ 甘えもあるのだろう。突っ張るといっても姑息なことしかできず、子どものダダにも似ている。表現力の未熟さ、自己抑制の未熟さもある。

★ しかし、ターゲットを選んでいるところなどは実に狡猾だ。いじめが生徒の連携によって行われているところをみると、生徒集団の歪みも垣間見える。

★ 行政機関は高学歴化など教師の専門性を高めることによって、教師の権威を回復しようとしているが、生徒たちの様子を見ていると、そう簡単なことではなさそうだ。背景には、権威を軽視する社会全体の風潮があるし、公教育という営みが「サービス業」になっている現状がある。そしてそれが「売る者」と「買う者」とが納得して成立している商品(教育サービス)ならそれはそれでよいのだろうが、どうも行政側の片想いのように思えてならない。

★ 社会が変容していく中で、公教育が何であるのか、明確な答えが見えにくくなっている。国としてどれほど明確な答えが出せているのだろうか。この曖昧さの矢面に教師が立たされている現状を感じる。

★ 一方で「権威」を求められ、専門性だ、力量だと迫られ、他方で常にマスコミからの批判や親の個別利害に振り回される。精神疾患で退職したり、休職する教師が増えるのは当然のことであろう。

★ 戦前の教師の権威は国家の権威の体現であった。しかし、民主主義国家において戦前のような国家主義に戻ることは望ましくない。では、教師の権威は何を背景として確立すればよいのだろうか。

★ それとも教師の権威を否定して成立する教育のあり方がありうるのだろうか。

★ 権威があってこその反抗であり、抵抗であるともいえる。アナーキーな状態で教授ー学習といった営みが実現できるかは疑問だ。

★ 公教育とは何か、学校とは何だろうか。教師の権威の失墜が、知識や文化の軽視につながるのではないかと危惧するばかりだ。

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「ドリーム・ガールズ」

2008-01-02 20:30:51 | 映画
★ 「ドリーム・ガールズ」を観た。スープリームスをモデルにした映画だ。

★ ミュージカルは好みではない。そのためか途中までは退屈だった。それが最後の10分程度だろうか、感動が込みあがってきた。

★ ビヨンセには驚いた。そのあまりの変身ぶりに、誰がビヨンセか探したくらいだ。

★ フローレンス・バラード役のジェニファー・ハドソンの歌唱力にはびっくり。映画初出演とか。すごい迫力だった。

★ ジェイミー・フォックスやエディ・マーフィなどいい役者を使っているなぁ。

★ 私の世代だとどうしてもキャンディーズとダブってしまう。ボーカルがスーちゃんからランちゃんに変更したり、そして「さよなら公演」。

★ 日本ではミュージカルが受けないようだ。言葉の特性によるものだろうか。印象に残っているミュージカルと言えば劇団四季か美空ひばりの「狸御殿」ぐらいだ。
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「マリー・アントワネット」

2008-01-02 00:25:59 | 映画
★ 異国に嫁いだ若き皇太子妃マリ-・アントワネットの異文化や夫との葛藤を描いた作品。夫との関係や宮廷文化との違和感を虚飾によって満たすと言った視点は新しい。

★ 史実は悲劇に終焉するが、その点には詳しく触れていない。史実をモデルにしつつもそこに描かれているマリー王妃は、実在の人物とは違う。

★ ストーリーはともかくとして、それぞれのカットがまるで印象派の絵画のような美しさを見せている。衣装や美術の美しさはすばらしい。ロケ地の撮影はさぞ苦労がいったことだろう。

★ こうした色彩の饗宴を見るだけでも価値はあると思った。フランシス・コッポラ監督の才能か。
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「ワールド・トレード・センター」

2008-01-01 00:37:19 | 映画
★ 9・11同時多発テロをめぐる実話物語である。政治的な背景などはほとんど捨象し、人間ドラマに重点を置いている。

★ 生き埋めにされてからは暗闇のシーンが多かったが、緊張感が途切れることなく、よくできた作品だった。随所にニュース映像が織り込まれていたし、見事な美術とカメラワークだったと思う。

★ 実話であるだけに説得力がある。

★ 私の2001年9月11日。私は当日の「ニュースステーション」でこの事件を知った。午後10時頃だったと思う。ちょうど久米さんが休みで小宮山さんが伝えていたと思う。CNNニュースのライブ映像が流れており、見ている最中にもう1機の飛行機がビルに突入した。

★ ビルが崩落する場面もライブで見た。

★ 病院のシーン。行方不明者の写真が壁に貼ってあったが、阪神淡路大震災を思い起こした。

★ 自然災害、テロと原因は違うが、最も過酷な状況になると人々に連帯感が生まれるは万国共通のようだ。人間は時として非常に愚かな振る舞いをするが、それにもかかわらず地球を支配するまでになったのは、こうした能力によるものなのだろう。 
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