じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

どじょう宰相

2011-08-31 00:04:16 | Weblog
★ 野田総理大臣は自らを「どじょう」にたとえたが、歴史上では「だるま宰相」と言われた高橋是清が印象に残っている。

★ その風貌から「だるま」と言われるというが、生い立ちを追ってみると、実に波瀾万丈な人生だ。

★ 総理大臣も経験するが大蔵大臣としての方が評価が高い。高橋の積極財政は、浜口雄幸と組んだ井上準之助の緊縮財政と比較して論じられる。

★ さて、野田政権。一荒れ二荒れはあろうが、時代は小沢、鳩山、菅の時代から少しずつ動いている。世代交代が進んでいる。

★ 民主党政権の評価は分かれるところで、野田総理の力量は未知数だが、ただここにきて時代の一つの区切りがついたように私は思う。

★ 小泉総理以来のパフォーマンス政治からの脱却ができるかも知れない。

★ かつての大平内閣や福田内閣のように、派手なパフォーマンスはなくても着々と実務をこなすような内閣になるかもしれない。

★ 昨今は政党間、政治家同士の足の引っ張り合いばかりが目立つが、少しはじっくり腰を据えて日本の行く末を考えて欲しいものだ。

★ 前途は多難だが、決まった以上、野田政権に頑張って欲しいものだ。

★ 「『思惑』より『思い』、『下心』より『真心』、『論破』より『説得』」というのはACのCMのようだけれど名言だと思う。
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野田氏が大逆転

2011-08-29 15:00:28 | Weblog
★ 1回目の投票が終わった後、第2位の野田氏、第1位の海江田氏の順に改めて最後の訴えを行った。

★ 朗朗とそして徐々に熱を込めて財政健全化の必要性を訴える野田氏。一方の海江田氏は「原点回帰」をとつとつと訴えた。

★ 勝負あった。

★ 海江田氏の「原点回帰」は過酷な現実の中にあっては空虚。センチメンタルにさえ思えた。

★ 野田氏の演説は見事だった。覚悟も感じ取れた。小鳩勢力に担がれ神輿に乗っている候補と自ら荒波に打って出ようとする候補の覚悟の差と言うことか。

★ 野田氏が勝って、日本の政治は少しは安定しそうだ。大連立、増税路線を進むのだろう。財務省べったり、口に苦しの政策だが、正論には違いない。決まった以上は一生懸命に頑張ってもらいたい。そして早々に国民に信を問うてほしいものだ。

★ 久々に地味なリーダーの登場だが、最近大衆迎合の風潮が強いから、これも良いかもしれない。

★ ところで、小鳩陣営の敗戦処理は荒れそうだ。来年の秋の代表選まで雌伏するのか、それとも離党に打って出るか。小沢、鳩山と言う大看板を超えていく役者がいなのが寂しいところだ。

★ 前原氏のカリスマ性にも陰りが見えた。外国人からの献金問題など、脇の甘さが目につく。

★ 結果的には、落ち着くところに落ち着いたという感じだ。

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内向きの政治

2011-08-28 22:35:19 | Weblog
★ 選挙となれば燃えるのが代議士の習性なのだろうか。民主党代表選、支持を一生懸命に訴える民主党関係者の姿。その幾分かでも本業に振り分けて欲しいものだ。

★ かつて政権たらい回しを批判していた民主党、明日には政権をとってから3人目の代表が決まる。そのまま首班指名を受ければ、民主党も政権たらい回しだ。

★ 民主主義とは言いながら、国民はカヤの外。バカ騒ぎにつきあわされている虚しさだけが残る。

★ 新しい総理が決まったら即刻衆議院を解散し、総選挙をして欲しいものだ。何やかんやと理由をつけて、結局解散などはしないだろうが。

★ 政治が益々内向きになってくる。政治同好会あるいは政治家互助会の様相だ。まさかどこぞの世界のように八百長などはないだろうねぇ。

★ 今この時間、ポストやカネをエサに大風呂敷が広げられているのでは・・・。

★ 政策などは後のことで、権力争いの運動会。辟易とするなぁ。実に醜い。
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たかじんの「委員会」を見る

2011-08-28 15:51:01 | Weblog
★ たかじんさんの番組に安倍、麻生と言う2人の元総理が出演していた。

★ 総理の地位はずいぶんと軽くなったが、さすがに短期とはいえ最高権力の座にあった人たちだ。何かしらのオーラは感じた。

★ 津川さんが言っていたように「右翼っぽい」番組だが、たかじんさんや辛坊さんがうまく話を回し、またパネラーの人々も息があっているから、茶化したりしながら「ぽい」ところが良いのだろう。

★ マスコミ界のタブーにも挑戦する数少ない番組だ。
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現「民主党」最後の代表選か

2011-08-27 14:25:51 | Weblog
★ 民主党代表選が始まった。実質的に次の総理大臣を決める戦いだが、参加できるのは民主党所属の国会議員だけ。そうなると仲間内の数の論理で決まってしまう。

★ 数では小沢・鳩山グループの推す海江田氏が有利だ。非小沢勢力は前原氏と野田氏で票が割れそうだ。意を決して代表選に打って出た前原氏だが意外と票が伸びないかもしれない。前原、野田両氏の間隙をぬって小鳩勢力が権力を奪取しそうな勢いだ。

★ 海江田総理の誕生か。ただ「小鳩政権」「傀儡政権」と批判されるのは必定。

★ 前原グループ、野田グループが手を組んで首班指名で自公と共闘。谷垣総理、前原副総理と言うストーリーがあるかも。京都連合だね。

★ 逆に海江田氏が敗れたら、小鳩グループは党内党から一気に新党結成に動くかもしれない。海江田自由党というところか。海江田氏の後には原口氏もいる。今回は出馬を見送った小沢鋭仁氏や松野氏などの中堅も力をつけている。イメージは旧田中派だけれどねぇ。

★ 小鳩党の旗揚げとなれば、政界は自公、民主、小鳩の三つ巴になりそうだねぇ。どう転んでも民主党は分裂。政界再編に進みそうな様相だ。

★ 雌雄を決するのは次の総選挙と言うことか。
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驟雨

2011-08-26 17:57:32 | Weblog
★ コンビニに行く途中で、急に空が暗くなり、激しい雷雨となった。

★ 驟雨。昔の人はうまく言ったものだ。馬が小走りするように、短時間で激しく降るにわか雨。

★ 服やズボンはびしょり濡れてしまったけれど、これも季節の贈り物。ありがたく頂きましょう。
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代表選は政界再編を加速するか?

2011-08-23 20:08:29 | Weblog
★ 野田氏が本命だった民主党代表選、前原氏の出馬で一気に様変わりしそうだ。

★ 「またばかのかお」と揶揄された顔ぶれだが、樽床氏、小沢氏、馬淵氏は勝ち目はなかろう。小沢グループは海江田氏を推すか、それとも鹿野氏を推すか。野田包囲網で前原氏を消極的に推すかもしれないね。

★ 「先生方」の思惑はいかに勝ち馬に乗るか。早くも論功行賞人事か。

★ コップの中の争いなどせずに、政界再編をすればもっとわかりやすくなるのに。

★ 親米か親中か。増税か景気回復か。欧州型社民主義かアメリカ型自由主義か、大連立か否かなど、いくつか対立軸がありそうだし。

★ さて前原氏を軸に代表選が展開しそうだが、問題はその後だ。自民党はまた献金問題を持ち出してくるだろうし、またまた短期政権になってしまうのだろうか。

★ そろそろ限界だと思うけれど。
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維新の会の「教育基本条例」に思う

2011-08-23 03:03:33 | Weblog
★ 橋下大阪府知事が率いる大阪維新の会は、教育基本条例というものを制定しようとしているという。

★ その内容を見て驚愕した。教育行政への政治関与を強めると言うのだ。教育への政治関与を避けることを目指してきた戦後の教育行政の根幹を見直す大胆な内容だ。

★ 今でも教育委員は任命制だと思うが、更に進めて首長の意に沿わない教育委員は積極的に解任する内容のようだ。

★ 国家主導のもとファシズムに走った戦前の教育に対する反省から、民主性、地方分権性、専門性を目指して創設された教育委員会制度。公選制から任命制へと形を変えながらも、政治的な中立性をタテマエに維持されてきた。維新の会はそれを真っ向から否定しようと言うのか。

★ 確かに教育委員会の形骸化は言われて久しい。しかし教育行政は一般行政から一定の独立を保つという形で、教育を政争の具としないという大前提(実際にはタテマエであるが)を維持してきた。

★ 維新の会の意図するところは教育委員や教員を自分たちの思い通りに支配・管理したいということか。背景には教員組合や革新政党への敵視があるようだが、教育関係者の専門性を軽視する姿勢はファシズムにも通じる危険な動きだと感じる。

★ 教員の免職、人気のない学校の統廃合、校長の公募制など大胆な施策も盛り込んでいるが、それが教育の活性化、教育の質の向上につながっていくかは、両刃の剣ではないか。

★ 首長や議会の多数勢力の顔色ばかりを気にするイエスマンが幅を利かすようになるのではないか。定員を満たすよう高校の改善努力や教員の意識改革は常に必要だが、首長は「首を切るぞ」「学校を統廃合するぞ」と脅すだけではなく、どのように支援するかも示して欲しいものだ。

★ 教科書の選定を巡っては、思惑があからさまだ。

★ 維新の会の条例案をもとに教育に対する論議が高まることは望ましいが、一部教員の排除だけが目的なら寂しい限りだ。大阪の教育をどのように発展させるのか、更には大阪をどのような自治体とするのか、他の都道府県の先駆けとなるようなよい条例をつくって欲しいものだ。
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欧州の「右傾化」から思う

2011-08-21 10:20:20 | Weblog
★ 下部構造が上部構造を規定すると言ったのはマルクスだったか、欧米では資本主義の歪みが政治的な右傾化を加速しているという。 

★ ノルウェーの銃乱射事件は記憶に新しい。この事件に対するノルウェー国民の見方は冷ややかだと言うが、一方で欧州の多くの国で極右勢力が政治的に躍進しているという。

★ 改善しない経済情勢、逼迫する国家財政。いら立つ国民。そのいら立ちの矛先が移民やイスラム教徒に向けられているようだ。

★ 極右と言えばヒトラー率いるナチスを思い起こす。優生学を曲解した純血主義。裏を返せば、異質なものを許さない不寛容な思想。多くのユダヤ人がその犠牲となった。

★ 映画「シンドラーのリスト」を見ると、人間がどうしてここまで残虐になれるのかと背筋が凍る。収容所の所長がライフルでユダヤ人を狙い撃つ場面。彼は生殺与奪の権を与えられた「神」のような陶酔感に浸っているようだ。それでいて少しも幸福そうではない。

★ 偏狭な民族主義が叫ばれるとき、それは危険な信号だ。衣食足りてというが、経済的な行き詰まりが、ヒトの中の野獣性を目覚めさせる。

★ 世界人口が100億に近づき、地球の食料生産力、水資源、エネルギー資源は限界に近づいているようだ。戦争が自然淘汰であるとするなら、それは実に悲しいことだ。

★ 人類は多くの犠牲の上に、これまでいくつもの危機を乗り超えてきた。今回も多くの犠牲の上にしか、一歩先へは進めないのだろうか。

★ 最大の処方箋は世界的な経済的安定。強欲で病的な資本主義からの脱却が求められる。しかしそれはかつて求められ実験された共産主義ではない。人類が利己的であるかぎり共産主義はユートピアに過ぎないのではなかろうか。

★ マルクスは現象形態である商品の分析からやがて「価値」にたどり着いたという。彼は資本主義のからくりを暴露した。彼の予言はその後の帝国主義や2度の世界大戦で実証されたが、その都度、資本主義は修正が加えられてきた。資本主義と言うのは利己心を中心とした近現代の人類の心に実にマッチしたシステムなのだ。

★ しかし、このシステムも遂に破綻の危機に瀕している。人口爆発や資源の枯渇と言った人類史上最も大きな困難に直面し、生産関係自体が地殻変動を起こそうとしているのかも知れない。

★ マルクスの分析は「価値」で止まるが、「価値」の背景には人間の「欲」がある。これをどう始末するか、ここにカギがあるように思う。

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国立大学が包括連携

2011-08-20 03:54:12 | Weblog
★ 経営基盤の強化を目的として北海道、東海、関西の国立大学が包括連携をするという。

★ 関西では京都教育大学、奈良教育大学、大阪教育大学が単位互換も視野に連携するとか。

★ かつての教員採用「冬の時代」、教員就職率が低迷する中で、教育大学の合併が模索された。京都教育大学と滋賀大学、京都教育大学と奈良教育大学などいくつかの組み合わせが構想されたが、さまざまな思惑から実現には至らなかった。

★ 滋賀大は滋賀医科大などとの連携に向かったんだったかな。大阪教育大学は大阪大学との連携を目指したけれど、大阪大学が難色を示したんだったかな。

★ 京都教育と奈良教育で「みやこ教育大学」「古都教育大学」などといった話も囁かれたけれど、いざとなると実現は遠のいた。

★ それが相互連携するというのは、時代の流れなのか。京都では京都教育大学を中心に多大学が集まった教職大学院も実現している。

★ 1都道府県1教育大学と言った時代ではないのかもしれない。

★ 要は、日本の教育を支える教員の養成にとって最も望ましいシステムもあり方は何かと言うことだろう。

★ 今後の進展に期待したいものだ。
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