じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

保育士の給与が安い

2017-07-03 21:05:26 | Weblog
☆ 朝日新聞電子版、保育士給与の記事を見た。

☆ 勤続24年のベテランで手取りおよそ19万円、勤続6年の若手で手取り約12万円。

☆ 子どもの命を預かり、生涯の基礎を築く大切な仕事が何と劣悪な労働条件だろうか。


☆ 一方で、1億を超える役員報酬をもらっている人がいる。多くの資産を持ち、その運用で多額の利益を得ている人もいる。

☆ 労働にどれほどの違いがあるのだろうか。運不運で片付くのだろうか。

☆ こども保険やこども国債もいいけれど、累進課税を見直し、また資産税の徴収を強化した方がよいのではないか。

☆ そうでなければ格差は広がり続け、貧困が固定化し、結局は経済の停滞と社会情勢の不安がやってくるように思う。 
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民の声

2017-07-03 09:59:22 | Weblog
☆ 「おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ」(平家物語)

☆ 支持率50%を誇っていた内閣が、一気に凋落した夜。政治の主人公が、交代した夜。人の世の無常を痛感した夜。

☆ 「平家物語」は中国の為政者を例示して語る。「快楽を極め、諫言を顧みることなく、世の中が乱れることを理解しないで、庶民の憂いを知らなかったので、長く続くことなくして、滅亡してしまった」としている。

☆ 「天の声にも変な声がたまにある」といった人がいたが、民の声の審判は厳しい。

☆ 小池知事が誕生した時からすでに自民党離れが起きていた。これを見誤って、更に傲慢な国会運営、首相近辺の疑惑、閣僚の失言などを重ねたこと、民から目が離れたことが敗因だ。

☆ その点、全員当選を果たした公明党は実に巧みだ。公明票がなければ選挙に勝てないと自民党に大きく印象付けた。

☆ 自民党から見れば、国政でともに与党を組み、先の知事選でも非小池で戦った仲だ。それなのにと、憎さ百倍というところか。しかし、選挙は義理で勝てれば苦労はしない。勝ったものが強いのだ。

☆ 公明憎いが、公明票は恋しい。憎し恋しいのジレンマだね。


☆ 今、都民ファーストの会が国政政党をつくるかどうか、それが焦点だ。

☆ かつての日本新党のように一大ブームになるに違いない。2020年には、かつての細川内閣のように、小池内閣ができるかも知れない。

☆ そうなると、自民党よりも民政党の方が被害が大きかろう。非自民の票をがっぽっり持っていかれる。壊滅的かも知れない。

☆ 民は既成政党にうんざりしている。これはポピュリズムを生み出す危険な温床だ。公明党や共産党はコアな支持者を持っているから、高齢化が進んでいるとはいえ、一定の勢力は確保できるだろう。一方、民政党は労組の支持はあるとはいえ、浮動票頼みの政党だ。風が吹けば大きく膨らみ、風がやんだらしぼんでしまう。

☆ 沈没船のネズミのごとく、現職議員や候補予定者も逃げていく。国会議員、当選しなけりゃただの人。


☆ 小池知事とそれを取り巻く人々がこれからのキーパーソンズだ。2020年代、彼女たちがいかなる国づくりを目指すのか。まずは都政での手腕を楽しみに待ちたい。


☆ ちなみに、「民の声は、天の声」、「天に声あり、人をして語らしむ」、朝日新聞の天声人語はこういう意味だったんだね。
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