じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「グローリー」を観た

2017-12-31 22:13:23 | Weblog
☆ 映画「グローリー」(1989年)を観た。

☆ アメリカ合衆国の南北戦争。北軍初の黒人正規部隊とそれを率いる白人将校の話。デンゼル・ワシントン、モーガン・フリーマンなど名優が共演する。

☆ 人種問題は日本人にはなかなか理解しにくい。デンゼル・ワシントン演じる黒人兵の背中に刻まれたムチの傷跡が、彼らの置かれていた状況を物語っていた。「人」として尊重されることがいかに難しかったか。

☆ マシュー・ブロデリック演じるロバート・グールド・ショー大佐。北部の金持ちの「ぼんぼん」が数々の葛藤を経て、指揮官として成長していく姿も印象的だった。

☆ それにしても戦闘では多くの兵が傷つき命を落とす。そこには人種の違いはない。人種問題以前に、戦争そのものの愚かさを感じた。人間は命のやり取り以外に問題の解決法を知りえないのだろうか。

☆ 白人と同様に正規部隊として認められた黒人。しかし、人種差別はそれ以降も続く。100年後の公民権運動。そして初の黒人大統領の誕生までには150年を要した。
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「チェイス」

2017-12-31 18:41:43 | Weblog
☆ 話題になっていたので、Amazonプレミアムで「チェイス」シーズン1、第1話から第3話を観た。

☆ 冤罪だった足利事件を中心に北関東連続幼女殺人事件をモデルにしていた。清水潔さんの作品と酷似していると話題に。パクリがどうかは知らないけれど、作品としては面白かった。まだ第3話なので、制作サイドでよく話し合って、これからも続けて欲しい。

☆ 本田翼さんのまだるい演技がいい感じだ。「のだめ」の上野樹里さんにもちょっと似た感じだった。大谷亮平さんはシブイ演技だ。本田さんと大谷さん、2人の対比が良い。シビアな作品だが、コミカルな色合いもあっていい感じだ。
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年賀状

2017-12-31 11:31:29 | Weblog
☆ 今年は年賀状を出すのが遅れた。

☆ 新年まであと12時間だというのに、今頃、印刷している。後手に回るのは、今年1年を象徴するかのようだ。反省。

☆ 年賀状の枚数は年々減ってきた。ピーク時100枚を超えていたが、今は40枚余り。

☆ メールやラインで済ますことが多くなった。ただ、恩師や目上の方へはそうはいかない。(元旦にお届けできないのも失礼なのだが)

☆ 文面は印刷だが、お一人お一人を想う浮かべながら、一筆添える。今年も会えなかった人。年賀状だけが、年に1度のご挨拶になる方も多い。それでもお互いに生存を確かめ合い、健康に安堵する。

☆ 新年が良い年でありますように。 
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大晦日

2017-12-31 11:26:33 | Weblog
☆ 洗濯物を干していると、どこからかお煮しめの香りが漂ってきた。

☆ 今年もいろいろあった。苦しい1年だった。しかし、何とか年が越せそうだ。

☆ 元旦から店が開くというのに、大晦日は買い物客でにぎわう。

☆ 「忙しい」と口にしながら、新年に向ける人々の鼓動が聞こえそうだ。

☆ 何年生きてきても、大晦日は特別な日なのだ。
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レコード大賞

2017-12-30 22:57:37 | Weblog
☆ レコード大賞は「乃木坂」がとったそうだ。最近は、AKB系か、EXILE系だね。

☆ レコード大賞というけれど、時代はCD、ダウンロード、そしてストリーミングへと急激に変化してきた。CDの売り上げをみても、トップ10は、AKB系かジャニーズ系だ。昔のように、「今年を代表する歌」などもなくなったね。

☆ JASRACが著作権料の取り立てを厳しくしているのもこんな背景からか。

☆ もう「およげたいやきくん」や「黒猫のタンゴ」「女のみち」「女の操」のような爆発的ヒット曲は生まれないか。

☆ 来年は第60回。このまま続けるのかな。
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「眠りの森」を観る

2017-12-30 22:40:11 | Weblog
☆ ドラマ「眠りの森」(2014年)を観る。東野圭吾原作で「新参者 加賀恭一郎シリーズ」。

☆ さすが東野圭吾さんの作品は面白い。いつもながら阿部寛さんが役にはまっている。今回は、柄本明さんとのやりとりも面白かった。

☆ 舞台はバレー団。華やかな舞台の裏側で交錯する人間模様。犯人は誰か。石原さとみさんのバレリーナ姿は美しかった。プリマドンナには、元宝塚女優の音月桂さん。

☆ 絶滅しつつある2時間ドラマだけれど、良い作品はいい数字がとれると思うんだけどね。
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「マリーが愛した光線」

2017-12-30 20:07:13 | Weblog
☆ NHK-BS「フランケンシュタインの誘惑」から「マリーの愛した光線」(2015年)を観た。

☆ マリーというのはキュリー夫人のこと。光線とはラジウムが発する放射線。キュリー夫妻が発見したラジウム鉱石の青白い光。

☆ キュリー夫妻については伝記で読んだ通り。この番組の目新しさは、キュリー夫人の想いとは裏腹に放射能が大量殺戮兵器に利用されたり、原子力発電所の事故で人類が放射線をうまく制御できていない現実に目を向けたこと。

☆ ラジウムが化粧品や時計の文字盤など日常品に使われていたというのは驚きだった。今でもラジウム温泉というのがあるが、あれは人に害を与えるラジウムではないらしい。

☆ 今の私たちには定説になっているが、原子が崩壊するという事実は当時の人々にとっては天地動転の驚きだったのだろう。

☆ それにしても、素手で鉱石を触ったり、放射線熱傷を自らの体で実験したり、今では考えられない。

☆ ラジウムは半減期が1600年だという。コメンテーターは「パンドラの箱」と言っていたが、人類は、大変なものを手に入れてしまった。地下深くに蓄積されている放射性廃棄物。除染によって削り取られた汚染土。どうする?
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ごまかし改憲

2017-12-30 09:15:50 | Weblog
☆ 毎日新聞電子版から。憲法9条の改正について、自民党は第2項を残しかつ自衛隊を明記するため(安倍首相案)、自衛隊を「実力組織」として記述するという。

☆ 第2項の戦力不保持との整合性をもたすということだが、ごまかし以外の何物でもなかろう。「戦力」と「実力」は何が違うのか。

☆ 第2項を削除し、「戦力」としての自衛隊を明記するならまだわかる。(私は反対だが)

☆ 改憲を急ぐあまりの言葉遊びは将来に禍根を残す。

☆ かつて警察予備隊ができたとき、吉田首相はそれは軍隊ではない、軍隊なら憲法第9条に抵触するといった趣旨の答弁をしていたように記憶している。それから今では海外派遣(派兵)、(条件付きとはいえ)集団的自衛権の行使まで拡大解釈されてきた。

☆ 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは言うが、あれだけ戦争に懲りたはずなのに、再びもとの道に戻ろうというのは、愚かではないかと私は思う。
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安全神話

2017-12-29 12:16:25 | Weblog
☆ 「すべてを疑え」と言ったのは、カール・マルクスだっただろうか。「方法的懐疑」はデカルト。

☆ 「疑うこと」から真理を追究するのは、哲学や科学のアプローチ。一方、「信じる」ことから真理を探究するのが宗教というところか。

☆ 新幹線の台車事故。新幹線が誕生して50年余。私が幼稚園児の時、園の行事でわけもわからず京都駅に連れていかれ、「新幹線」なるものを見た。昭和39年だっただろうか。昔の写真にその時の光景が残っている。

☆ 新幹線、オリンピックと日本が急カーブで経済成長をしていた時代だった。

☆ 50年余り、大きな事故がなかったことを幸運だったと見るか、それとも日々の整備・保線の努力の賜物と誇るべきか。であるなら、なぜ今、このような重大な事故が起こったのだろうか。前兆はなかったのか。

☆ 事故そのものも問題だが、事故車めぐる対応もまずかった。いわゆる「安全神話」の緩みがあったのか。原発で懲りたはずなのに。

☆ そもそも絶対的な安全などは存在しない。表には出ないヒヤヒヤ、スレスレも結構あったのではなかろうか。長年の無事故はそれに適切な対応ができた成果ではないのか。ただ、今回は違った。

☆ 「安全神話」など思い込みに過ぎない。絶え間ない「疑うこと」の蓄積の上に、安全は築かれるのかも知れない。
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「欲望のユートピア」

2017-12-28 23:49:13 | Weblog
☆ NHK-BSで「フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿」スペシャル「欲望のユートピア」を見た。

☆ 断片的にしか見なかったが、面白かった。こんな番組があったんだね。

☆ A.I.、脳科学など科学と倫理が交錯する分野について、第一線の研究者が討論をしていた。

☆ 物理の研究が核兵器を生み、医学の研究が細菌兵器を生み、化学の研究が毒ガスを生んだ。航空機、艦船、ロケットそしてインターネットも、科学の発展と軍事研究は密接にからんでいる。 

☆ 倫理綱領や「歯止め」というのも実に脆弱だ。かといって科学の発展を放棄することはできまい。

☆ 自己陶酔に陥り権勢欲に支配された人格が権力を握るかも知れない。軍拡競争は疑心暗鬼の産物だ。殺される前に殺せと。

☆ 科学はマインドコントロールも可能にするかも知れない。既にマスメディアはその道具として使われていないか。

☆ 人間の「歯止め」が脆弱であるなら、その運命を人工知能(A.I.)に託すか。しかし、論理的な人工知能にとって、人間などはゴキブリのように忌むべき存在になるかも知れない。

☆ 番組のホームページは興味あるテーゼを掲げている。

☆ 科学は正義ではない。科学は万能ではない。科学は英雄ではない。科学は希望ではない。科学は魔法ではない。

☆ どこにアウフヘーベンを求めようか。
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