★ 昨日は土用の丑で、スーパーには多くの鰻惣菜が並んでいた。よくここまで薄く切れるものだと感心させられる蒲焼をトッピングした鰻めし。鰻の海苔巻き等。
★ 廉価なものはそれなりの理由があるのだろうが、縁起物と思い鰻巻きを1つ買った。(午後2時を過ぎてまだ大量の商品が残っていた。他人事ながら多くの売れ残りができてしまうのではと心配になった)
★ 近くの川魚専門店では、物価高にもかかわらず商売繁盛。年に1度の贅沢を楽しむ人々は多そうだ。
★ さて、「うなぎ」つながりで、吉村昭さんの短篇集「海馬」(新潮文庫)から「闇にひらめく」を読んだ。今村昌平監督の映画「うなぎ」の原作だという。
★ 小説では、かつて妻の不倫を許せず、妻とその愛人にけがをさせて、服役をした男が主人公。出所後、ウナギ漁を修行し、その後捕獲したウナギを自ら料理する店を開いている。
★ 今、彼の身近に一人の女性がいる。彼女は男に好意を寄せているし、男も彼女のことを気にしている。しかし、過去の出来事が彼を躊躇させている。ある日、彼は漁の途中で心中を図っている男女を見つける、というもの。
★ 映画は原作の設定を生かしつつも、大きく脚色されたいた。