★ 羽田圭介さんの「走ル」(河出文庫)を読んだ。主人公の高校生が、物置から発掘した競技用自転車に乗って、自宅のある東京から青森まで旅をする話。
★ 野宿を重ねながらの1000㎞。自身の体験があるからか、リアルに描かれていた。
★ 昨日読んだ、諏訪哲史さんの「アサッテの人」が第137回(2007年)芥川賞の受賞作。今日読んだ羽田圭介さんの「走ル」は第139回(2008年)芥川賞の候補作。
★ この時代、他にどんな候補作品があったのか調べてみた。
★ 第137回 受賞作は諏訪哲史さん。
候補作は、円城塔さんの「オブ・ザ・ベースボール」、川上未映子さんの「わたくし率イン歯一、または世界」、柴崎友香さんの「主題歌」、前田司郎さんの「グレート生活アドベンチャー」、松井雪子さんの「アウラ アウラ」
★ 第138回 受賞作は川上未映子さんの「乳と卵」。
候補作は、田中慎弥さんの「切れた鎖」、津村記久子さんの「カソウスキの行方」、中山智幸さんの「空で歌う」、西村賢太さんの「小銭をかぞえる」、山崎ナオコーラさんの「カツラ美容室別室」、楊逸さんの「ワンちゃん」
★ 第139回 受賞作は楊逸さんの「時が滲む朝」
候補作は、磯崎憲一郎さんの「眼と太陽」、岡崎祥久さんの「ctの深い川の町」、小野正嗣さんんの「マイクロバス」、木村紅美さんの「月食の日」、津村記久子さんの「婚礼、葬礼、その他」、羽田圭介さんの「走ル」
★ 読んでいない作品も結構あるなぁ。