じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

和風月名

2017-06-30 20:27:57 | Weblog
☆ 国立国会図書館のホームページに和風月名の解説が載っていた。

☆ 1月は睦月(むつき)。正月に家族が集まり睦まじく過ごすから睦月。

☆ 2月は如月(きさらぎ)。衣更着とも書くらしい。まだ寒いので、衣を重ねて着ることから。

☆ 3月は弥生(やよい)。草木が弥弥(いよいよ)生い茂るから。

☆ 4月は卯月(うづき)。卯の花の月。卯の花というと「おから」が浮かんでくるけど、そうではありません。ウツギという花の別名だそうだ。茎が中空なので空木(うつぎ)と呼ばれ、「うつぎ」の「う」をとって卯の花っていうんだね。白い美しい花だ。

☆ 5月は皐月(さつき)。早月とも書くという。早苗を植える月だから。

☆ 6月は水無月(みなずき、みなつき)。無は「の」の意味で、水の月という意味。田に水を引く月なんだね。どうして梅雨なのに「水の無い月」なのかと思っていたが、合点がいった。

☆ 7月は文月(ふみづき、ふみつき)。穂含月とも書いて、稲の穂が実る月という意味。ほふみづき。

☆ 8月は葉月(はづき、はつき)。木々の葉が落ちる月だそうだ。旧暦の8月は、太陽暦では9月下旬かな。

☆ 9月は長月(ながづき、ながつき)。夜の長い月。太陽暦でも10月になると一気に日が短くなるね。

☆ 10月は神無月(かんなづき)。全国の神々が出雲大社に集まるから、各地は神々がいない神が無い月。でも諸説あるとか。出雲地方だけが神有月だという話を聞いたことがある。

☆ 11月は霜月(しもつき)。これは字の通り霜の降る月という意味。鎌倉時代の「霜月騒動」が思い出される。8代将軍北条時宗の死後、有力御家人である安藤泰盛と内管領(得宗家の執事)である平頼綱の間の争い。

☆ 12月は師走(しわす)。師匠の僧がお経をあげるためにが走り回る月というが、諸説ありとのこと。


☆ こうやって見ると、月名にも日本の自然、特に米作りの風情が織り込まれているんだね。風流だね。
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水無月

2017-06-30 17:01:35 | Weblog
☆ 6月30日、京都では水無月という和菓子を食べる習慣があります。

☆ この日、宮中では氷室から切り出した氷を食べて、残り半年の無病息災をお祈りしたと言います。

☆ 冷蔵庫などなかった時代、庶民が氷を口にすることなどできなかったから、氷をなぞらえたういろうに、甘く煮た小豆をのせたお菓子がうまれたとか。

☆ 三角の形や小豆の赤みがかった色にも意味があるとか。

☆ こじつけもあるでしょうが、「どうか穏やかな日々が続きますように」という願いは、大切にしたいものだと思います。
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「三木派」がなくなるという

2017-06-30 11:49:22 | Weblog
小説吉田学校〈第4部〉金脈政変 (1981年) (角川文庫)
クリエーター情報なし
角川書店


☆ その夜、椎名副総裁は書斎でブランディの水割りを手にしていた。彼の意中には三木武夫の名前があった。

☆ 戸川猪佐武著「小説吉田学校」(角川文庫)、第四部「金脈政変」(304頁)の情景である。

☆ 田中総理が金脈問題で退陣した後、その後継者選びは椎名に託された。

☆ 話し合いか、公選か、あるいは暫定政権か。大平、福田、三木、中曽根。この領袖たちや彼らを取り巻く人々の思惑が飛び交う中、椎名の肚は早くから決まっていた。要はどうやってそれを実現するか。

☆ 彼は、粘り強い根回しや巧みな戦術で、三木後継を他の領袖に認めさせてしまう。

☆ 後継選びに敗れた大平を田中がなだめるシーンがある。

☆ 「総理・総裁になるというのは・・・しょせん運命なのだ」(327頁)

☆ 続けて田中に独白させる。「大臣、実力者は、その人間の力量、器量、努力で、そうなれる、しかし総理・総裁になるには、半分以上、運命だ・・・と思ってきた。」「いま、総理・総裁の目はないとみられ、そういわれてきた三木に、総理・総裁の椅子がまわったというのも、ひとつは時代のせい、ひとつは椎名工作の妙であったとしても、やはり、その底部に、運命の不思議な作用があったのだ。大平が、いま政権を逸したのも、それだろう。」(327-328頁)


☆ 世界が東西に分断され、衆議院が中選挙区であった時代。派閥が大きな力をもっていた時代。

☆ ボスが天下国家を論じ、カネや義理人情、裏切りで人々が離合集散していた時代。嫉妬や欲望のドロドロとした人間ドラマが行われていた時代。

☆ 自民党の長期政権を支えていたのは、案外こうした権力闘争なのかも知れない。


☆ 三木派は、少数派閥ながら、田中金脈後の三木内閣、リクルート事件後の海部内閣とクリーンなイメージで自民党を支えてきた。その派閥が麻生派に合流するという。時代の流れに、「小説吉田学校」を読み返してみた。 
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巨艦の黄昏

2017-06-28 21:12:29 | Weblog
☆ 東芝のような超大企業でも、かじ取りを誤れば、こんなありさまになってしまうんだね。

☆ 株主はリスク承知の上だから同情はしないが、従業員は不運としか言いようがない。18万人ともいわれるグループ企業の従業員は、これからどうなるのだろうか。

☆ パナソニック、東芝、シャープ、ソニーなどかつて世界を席巻した日本の電機産業が苦境に陥っている。

☆ 巨艦であるがゆえに、世界的な経営環境の変化に迅速に対応できなかったのか。経営陣がかつての成功体験に酔って、適切な判断ができなかったのか。そもそも経営陣の素質はどうだったのか。会社の組織風土はどうだったのか。

☆ 東芝のような企業がリスクの高い原発事業にのめりこんだり、不正に経理を操作したり、負の連鎖に飲み込まれたのはなぜだろう。

☆ 1つ嘘をつくと、それにつじつまを合わせるべく、多くの嘘を重ねなければいけなくなるということか。損失を埋め合わせるためにリスクの高い事業に手を出さざるを得ない。そういうことなのだろうか。

☆ しばらく時間がたってからよく分析すると、多くの教訓があるような気がする。


☆ かつての山一證券の社長の嗚咽が思い出される。従業員は悪くはない。
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「李下に冠を正さず」

2017-06-28 17:15:48 | Weblog
☆ 高校生の時にこの句を学んだ。疑わしいことはするなという、中国古典の教えだ。

☆ また文春弾が炸裂か。

☆ 加計学園から元文相に違法な献金があったという。

☆ 文相といえば大学・学部の新設を決める所管大臣だけに、本当なら大変なことになりそうだ。

☆ 政府としては、「議員自ら説明責任を」ということになるだろうが。
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増える「老老介護」

2017-06-28 00:55:55 | Weblog
☆ 介護は重労働である。病気と同じで経験しないとわからないものだ。

☆ 高齢者が高齢者を介護する「老老介護」の割合が増え続けているという。要介護者と同居する介護者の年齢がともに75歳以上である割合が30%に達するというから深刻だ。そして、高齢化が進む中、この数字はさらに大きくなるという。

☆ 介護は身体的な負担を生む。ベッドから車いすへの移乗、体位変換、おむつ交換。ヘルパーさんなどの協力を得ることもあろうが、ヘルパーさんが四六時中面倒を見てくれるわけではない。力のある若い人なら簡単にできることも高齢者には大きな負担となる。

☆ 介護は精神的な負担を生む。介護で苦しいのは身体的なものよりも精神的なものが大きいかも知れない。認知症やせん妄などコミュニケーションがとれなくなったとき。それは家族にとって、絶望の淵に追いやられる。要介護者の昼夜逆転は介護者の睡眠を妨げ、身体的にも精神的に追い詰められる。

☆ 介護は経済的な負担を生む。介護保険制度があるとはいえ、所得に応じて1割ないしは2割の負担が求められる。さらに日常使うおむつ、尿漏れパット、とろみ調味料などは一般的には介護保険ではカバーされない。

☆ 介護は介護者の時間的負担を生む。介護を始めると介護者が自分のために使える時間は激減する。食事介助、あるいは胃ろう、吸痰など、要介護者から離れるのが難しくなる。助けてくれる家族などが近くにいれば幸いだが、そうでなければ、すべて背負い込むことになる。

☆ 家族であるがゆえに苦しいことがある。衰え変わっていく家族を見ることのつらさ。何とか援助してあげたいが、十分にはできないつらさ。介護は1日24時間、年中無休である。

☆ それでもまだ介護してもらえる人は幸せかも知れない。病院を数か月ごとにたらい回しされる人。病院も施設も利用できない介護難民といわれる人。慢性的な介護職員の不足。介護職員の劣悪な労働条件。地方財政の厳しさ。

☆ 深刻な現状が進んでいる。それも急速に。
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防衛大臣のオウンゴール

2017-06-28 00:28:33 | Weblog
☆ 真意はどうであれ、激戦、苦戦が伝えられる選挙戦の真っただ中である。誤解を招く発言は避けたいものだ。

☆ 防衛大臣が選挙演説で自衛隊を選挙に利用するかのような発言をしたと伝えられる。

☆ 自衛隊は当然ながら、一政党のものでもなければ、防衛大臣の私軍でもない。日を置かず、大臣は発言を撤回したというが、実に不用意な発言だと言えよう。

☆ 内閣改造まで、あとわずかだというが、安倍内閣は新たな火種をつくってしまったようだ。

☆ 秘書に暴言を吐き先日離党した代議士といい、総理の出身派閥から舌禍が続く。

☆ 思わぬオウンゴールに、政敵さえ呆気にとられていることだろう。況や、味方をや。
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映画「怒り」を観た

2017-06-25 12:11:58 | Weblog
☆ 渡辺謙さんをはじめ、演技力に定評のある若手俳優陣のオールスター。とても贅沢な映画だった。

☆ 一人の殺人犯を軸に、千葉、東京、沖縄の3つの場所でドラマが同時進行する。

☆ 手術で顔を変えて逃走する犯人。犯人はいったい誰なのか。

☆ 顔を変えて逃走するところは、2007年に千葉県で起きた英会話学校講師殺人事件にも通じるものがある。


☆ 単に犯人探しに終わらないのは、3カ所のどれもが力強いドラマになっているからだろう。

☆ もちろん、役者、原作、脚本、スタッフの力があってのものだ。


☆ 人を信じることの難しさ。

☆ そして、犯人は何に怒っていたのだろうか。

☆ 怒りと癒しの落差に迫力を感じた。
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獣医学部を一気に新設するという

2017-06-25 10:44:52 | Weblog
☆ 安倍総理は講演会で、全国に2校でも3校でも獣医学部を新設すると発言したという。

☆ ずいぶん乱暴な発言だと思う。加計問題で相当追い詰められているのか。


☆ 50余年も獣医学部が新設されなかった。その背景には何があるのだろうか。

☆ 獣医師の需要と供給の問題。地域偏在。家畜からペット医療への変化。獣医師会の圧力。役所の既得権益。


☆ 政権としては、特区での獣医学部新設で、規制緩和をアピールしたかったのではなかろうか。

☆ ただ、総理とお友達の学校というのはいわゆる「ゲスの勘繰り」を招くことを側近は予想できなかったのか。

☆ いや、1強のおごりだったのか。

☆ 官邸・内閣府と文科省の関係もギクシャクしている。文科省の天下り人事あたりから、何か伏線があったのか。


☆ 50余年新設ができなかった獣医学部を一気に2校も3校も増やすとなると、獣医師会は黙ってはいられまい。

☆ 農林水産省も巻き込まれるのか。

☆ 既得権益を打ち破ろうというのは良い方向だと思うが、安倍総理が言うようにまさに「中途半端」だった。

☆ さらに、それに情実がからむのはどうかと思う。


☆ なぜ、獣医師を増やす必要があるのか。その根本はどこかにいって、政争だけが独り歩きしている。  
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「地震予知」が的中したのか

2017-06-25 10:10:25 | Weblog
☆ 昨夜(24日)、BS-TBSで「諸説あり!」という番組を見た。

☆ 今回は、先月放映された「地震予知は本当に不可能なのか」の再放送。

☆ 自然の変化、動物、植物の変化から、地震の予兆をとらえようとする研究が紹介されていた。

☆ 中でも、「地下天気図」というもの。微細な地震の推移を統計的に図式化したものだ。

☆ まだ精度には課題があるものの、熊本地震などでは実証されたという。

☆ 地球の歴史にとってみれば、地震の発生時期を予知することは刹那の変化を捉えようとするもの。また地球の規模から見れば、震源を正確に捉えるというのは、わら山から1本の針を見つけるに等しいかもしれない。

☆ しかし、研究者はそれに挑んでいる。

☆ 先の「地下天気図」。昨年から今年にかけて日本の内陸部に活動の活発な地域があることを示していたように記憶している。

☆ そして今朝、長野県でマグニチュード5.7、震度5強の地震が起こった。

☆ 昨日の今日だけに強い印象を受けた。

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