じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「ダ・ヴィンチ・コード」

2007-12-31 21:55:07 | 映画
★ 「ダ・ヴィンチ・コード」を観た。ベストセラー小説の映画化で、小説の方も途中まで読んだ。読んだところまでは記憶を振り返りながら観た。

★ 難しい映画だった。キリスト教の文化に詳しくないと、キリストの末裔がいようといよまいと、それがどうしたと言う感じで、謎解きに重点を置いてみればよいのか、教会内の内紛に重点を置いて見ればよいのか、わかりにくかった。途中で2度も居眠ってしまった。

★ 原作が複雑すぎるのか、原作を映画と言う形に消化し切れていないのか、名優たちを配置しながらも、イマイチだった。

★ この作品は、読書と言った能動的な営みに向いているのかもしれない。

★ ちなみにキリスト教関係の映画では、「汚れなき悪戯」「ブラザー・サン シスター・ムーン」「薔薇の名前」が印象に残っている。

★ 「汚れなき悪戯」は、白黒映画だけれどカラー以上に空の美しさを感じる映画だった。マルセリーノ少年と修道士たちの交流も良かったし、クライマックスの「奇跡」の場面では少年の純粋な心に感動した。主題歌「マルセリーノの歌」もいいねぇ。

★ 「ブラザー・サン シスター・ムーン」は聖フランチェスコを描いた作品。着飾った教皇と浮浪者のようなフランチェスコ達の対比が印象的だった。美しい作品だった。この映画も主題歌がすばらしい。

★ 「薔薇の名前」は異端をめぐるサスペンス作品。深く観ればなかなか哲学的だが、さっと観ても面白い。ショーン・コネリーの演技は好きだなぁ。

★ 「ミッション」やイエスをめぐるいくつかの映画を観たけれど、あまり感動するものはなかった。
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「華麗なる一族」

2007-12-31 14:28:46 | 映画
★ 年末、正月の準備をしながら「華麗なる一族」の再放送を垣間見ている。さすがに視聴率が30%を超えた番組だけのことはある。

★ ドラマ視聴率の低迷にあえぐTBSだが、金と気合を入れて作れば結果がついてくるじゃないかと思った。今回が2回目のドラマ化で映画化もされている。時代を越えてリメイクされるのは原作にそれだけの力があるからだろう。

★ いわゆる「財閥」一族の話だが、金がいくらあっても幸福ではないなぁ、そして「持てる者」はより多くの富と権力を求めてうごめくのだなぁと思った。

★ 人の欲望にはキリがないのか。心休まらず生涯を終えるというのも悲しいなぁ。

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「半落ち」

2007-12-27 23:45:45 | 映画
★ 話題作ながらテーマが比較的地味だと思ったので、今まで見ずじまいに終わっていた。今日テレビで観たが、グングンとドラマに引き付けられていった。

★ 派手なアクションがあるわけではなく、深いテーマながら至極地味な映画だ。しかし、それにもかかわらず飽きさせないのは、役者の演技力、監督の演出力、原作や脚本のすばらしさなのだろう。

★ 「砂の器」にも匹敵する映画だった。
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京都公立高校御三家

2007-12-23 17:50:29 | 教育
★ 今朝の新聞に大手学習塾が京都と滋賀の高校受験について広告記事を載せていた。

★ 京都でも滋賀でもいえることは通学圏の拡大とそれに伴う高校の序列化だ。京都府の教育長は府会の答弁でも「特色化」と表現し、「序列化」を認めないが、序列化が進んでいるのは事実だ。

★ 特に京都御三家(堀川、嵯峨野、西京)の人気は相変わらず高い。堀川高校はテレビや書籍などでも有名だが、嵯峨野高校の「こすもす科」や西京高校の「エンタープライジング科」の人気も高い。

★ 少子化の影響で受験者が減っている模擬テストの受験者が今年は増加したと言う。その主な原因がこの御三家の躍進ぶりだ。公立で京都大学をはじめとする国公立大学や同志社、立命館などのブランド大学へ進学できるのなら、わざわざ高い授業料を支払って私立高校へ進学する必要はないということだ。

★ 嵯峨野、西京両校は大手進学塾が背後で支えているという。

★ この状況に、京都で京都大学合格者数でトップを維持してきた洛南高校でさえ危機感をもっているという。

★ 京都市域は通学区が再編され、ますます序列化が進む。安全志向で私立(中堅)の推薦や専願へ流れるのか、それとも公立への志向が高まるのか、応仁の乱以来の戦々恐々たる状況と言えばちょっと大げさか。

★ 公立高校の躍進にはいくつか考えさせられる点がある。まず高校教育(後期中等教育)とは何なのかということだ。大学受験一辺倒な風潮が感じられる。高校教育を大学進学への予備学習と位置づけるならそれでも良いのだろうが、それだけだろうか。

★ 次に公立という位置づけだ。かつての高校三原則下のような一律な公立高校では、優秀な生徒は私立への進学をめざす。そうなると親の所得で進路が決定されることになりかねない。また生徒の学力差が相当開いている。1つの学校、1つの講座で授業を受けることさえ困難にしている。比較的同等の到達度の生徒を集める方が指導しやすいと言ったこともある。

★ 更に、理想論はともかくエリート養成は成熟社会に達したこの国には緊急の課題だ。優秀な生徒にそれに見合った教育を提供することは必要なことであろう。

★ もちろん弊害もあるだろう。このバランスをどうとるかが難しいところだ。

★ 私自身どういう形が良いのかわからないが、過渡期であると感じるし、教育について国家的な大計のないことを残念に思う。
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教育の敗北

2007-12-20 23:18:49 | 教育
★ 近隣の中学校が荒れ始めている。教師への暴行で逮捕者は出るし、先日も学校の窓ガラスが割られた。

★ 数年前までは地域でも「落ち着いた学校」として評価され、実力テストの結果も市の中で1位か2位を維持していたのに、いったい何があったのだろう。

★ 以前荒れたときは、一人の転校生が原因だった。「良い学校」として教職員もぬるま湯状態だったところに一人の荒れた生徒が転向してきた。その子に教師が振り回される中、その子と張り合ったり、その子に同調する生徒が現われてきた。

★ 多くの教師が退職や転出し、数年で荒れは収まった。

★ 今回の荒れも一部の生徒が自己顕示のためツッパっているようだ。ただそうした生徒たちを煽りこそすれ、抑止する力が生徒たちにはない。親は相変わらず「わが子大事」だし、問題のある生徒の親は、家庭自体に問題を抱えていて、どうしようもない。学校の苦労が伺える。

★ 学校の安全が叫ばれる中、この中学校では全教室に防犯ベルが設置された。しかしそれは生徒たちの格好のイタズラ道具になってしまっているようだ。誰が押すのか非常ベルが絶えないと言う。その都度授業は妨害されるし、本当に危険な時に果たして機能するかどうかも疑問だ。

★ 行政としては性善説にたって良かれと思って防犯ベルを設置したのであろうが、中学校の現状にはあっていなかったようだ。

★ 最近、ほとほと「教育の敗北」という言葉を思い浮かべる。
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UFOで政府見解

2007-12-18 14:19:07 | Weblog
★ 自衛隊のミサイル迎撃が成功したと言う。大気圏外から飛来する弾道ミサイルをミサイルで打ち落とすというのは大リーグボールさながらのすごい技術だ。

★ 誰かが投げてきたポップコーンをポップコーンで迎撃するなんてまぐれ以外では考えられない。

★ 実戦ででこの技術がどれほど有効なのかはわからないが、仮想敵国に対してはいくぶんの抑止力になるやもしれない。もちろん武器開発はイタチごっこ。迎撃されないミサイルがもう研究されているんだろうなぁ。

★ それとも、007のように人工衛星に巨大なレンズを仕組んで、熱線で攻撃するなんてことも考えられているのだろうか。

★ ところで政府は民主党議員の質問に対して「UFOは確認していない」ということを閣議決定したということだ。

★ 宇宙人の存在が実証されればそれは人類史上最大のできごととなるであろう。人類の文明や文化も大きく変わるに違いない。

★ 宇宙には無数の銀河があり、そこには無数の恒星がある。そしてその周りには無数の惑星が公転をしており、そこに何らかの生命体が存在していないと考える方が難しい。そしてその生命体のどれほどかの割合で知的生命体も存在するであろう。宇宙人は必ず存在する。

★ ただ、宇宙人と今の地球人が出会えるかどうかは疑問だ。人類が誕生しておよそ数百万年。あと数百万年で絶滅するとして、宇宙にとってのこの数百万年と言う年月はあまりに短すぎる。この短期間に同時に存在し、お互いに交信ができるまでの技術をもつことは極めて難しいだろう。

★ 仮にそれが実現できたとしても遠く離れた星から地球にやってくる宇宙人の技術は人類の比ではない。彼らは何を求めて、何に関心をもってわざわざ地球を訪れるのだろうか。

★ 私が生きているうちに宇宙人と遭遇するなどはまずありえないが、宇宙人の視点で地球を見直すのは大切なことかもしれない。

★ ところで、私も1度だけUFOらしき物体を目撃したことがある。高校生ぐらいのときだったが、東の空をふらつきながら高速で上下する物体を目撃した。何か背筋に寒いものを感じたので、それ以上は注視しなかったが、いわゆる「アダムスキー型」の空飛ぶ円盤だったように記憶している。

★ 不思議な体験だった。
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高校授業料補助の民主党案

2007-12-17 11:55:13 | 教育
★ 公立高校の無償化を公約としている民主党は、私立高校生にも年10万円程度(公立高校の授業料に相当する分)の補助を盛り込んだ法案を提出するとか。

★ 報道によると補助金は生徒個人ではなく生徒数に応じて私立学校に給付されるシステムだそうで、実質的にバウチャー制度への道を開く可能性もある。

★ ただ高校生は現在約340万人。公立高校の無償化、私立高生への補助を含めると3000億円もの財源が必要だ。この財源をどこから確保するのか。(国民一人当たり年間3000円にもなる)

★ また、それだけの財源を補助すると言うなら、もっとほかに上手な使い道はないものだろうか。バラまき、それも家計の補助と言うよりかはこのやり方では学校援助に終わってしまいそうだ。補助されたお金が授業料に補填されるかどうかも怪しい。学校経営者あるいは学校法人の私腹を肥やすだけなら、本来の趣旨とは違うのではないか。

★ 高校(後期中等教育)の義務化であったり無償化は歓迎すべきことだと思う。公立と私立との格差、とりわけ家庭が負担する金額の格差を軽減しようとする発想は良いと思う。家庭の経済状況が進路を決定する大きな要因となるなら、階層の固定化、経済格差の固定化が助長され、望ましい社会のあり方とは言えないだろうから。

★ しかし、それならば生徒が家庭の経済状況に関係なく能力と希望に応じて進路決定ができるようなシステムをつくる必要がある。

★ そう考えれば私立高校生への補助は一律のそれも学校への支給ではなく、奨学金(授業料や諸費をゆとりをもって支払えるだけの額)と言う形で、低所得者層に厚く補助する方が望ましいのではないだろうか。それならば財源も3000億は必要ないと思うのだが。

★ 1000億、国民1人あたり年間1000円程度の教育税は致し方ないとも思うし、寄付金を募り基金を確立する方法もあろう。ただ、また官僚の天下り先を増やすのだけは避けたいが。

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「ダイハード4.0」

2007-12-15 23:38:33 | 映画
★ 「ダイハード4.0」を観た。1から3まではほぼ連続して上映されたが、4.0は少し時間が空いたなぁ。主人公もいささか年をとったかな。でも相変わらずタフだ。

★ ダイハードは1を観て「おもしろいなぁ」と思った。アクションが凄かったし、ビルをテログループが占拠するという設定も面白かった。2には度肝を抜かれた。空港を占拠するとは。すごいスケールだった。乗っ取りのアイデアは古畑任三郎の「江口洋介編」にも翻案されていたような気がする。3は少し入り込めなかったなぁ。人種問題が絡んでいるからかなぁ。

★ 4はサイバーテロ。出だしはイマイチだったが、見ているうちにだんだん引き込まれていった。最近は「24」などでかなり大げさなアクションをみているから、その点では物足りなさを感じたが十分楽しめた。
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年金問題

2007-12-13 10:52:48 | Weblog
★ 年金問題は自公政権のアキレス腱だね。総選挙を間近に控えて、参議院選での「公約」撤回は致命的だ。「蓋を開けてみれば想像以上の難航」と政府は苦しい言い訳をしているが、今さらそう言われてもどうしようもない。

★ 安倍政権が国民を欺こうとしたのか、はたまた単なる無能だったのか、どちらであろうとも結果的には「公約」が実現されないことには違いない。

★ この期に及んで、官房長官は苦しい弁解、厚労大臣は半ば開き直り、総理に至っては「すっとぼけ」ときている。この内閣の限界が見えてきた。

★ 問題なのは社保庁である。しかしそれを監督すべき立場にあったのは誰か。責任者は誰か。歴代社保庁長官、厚生(厚労)大臣、そして総理大臣の責任は重い。

★ 支払期間不足などで年金を支払われない人々が100万人を超えたという。100年安心の年金制度などと豪語した大臣がいたが、もはや現行の年金制度は大きく傾いている。

★ 舛添厚労大臣は「誰が大臣になろうと同じ」と言ったが、それはその通りだろう。だが、就任当初の意欲的な発言に期待していただけに残念だ。年金問題、薬害肝炎そして与党議員からの「やっかみ」とお疲れ気味の様子だ。

★ 問題の多い民主党だが、またしても敵失で勝利か。運がついているなぁ。一方で公明党はパートナーに苦しめられ続けるなぁ。連立という政治判断が将来問われそうだ。
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「バベル」

2007-12-13 02:23:16 | 映画
★ 遅ればせながら「バベル」を見た。モロッコ、メキシコ、日本と関係のないような3つの事件が実はつながっていたという内容だった。

★ どこの国にあっても気持ちが通じないもどかしさ。しかし一方で通じ合いたいという渇望の凄まじさを感じた。設定に無理がないとも言えないが、そこはドラマだから「お約束」として甘受しよう。

★ 3つのストーリーが織り成して進んでいくだけに、話がしっかり作り上げられているように思った。キャスト陣も大いに力量を見せつけていた。菊池凛子さんの演技はさすがにアカデミー賞にノミネートされるだけのことがある。

★ こうした形式は「愛と哀しみのボレロ」でもあったと思うが、全く関係がないと思われる人間同士でもどこかでつながっているのかも知れないなぁと思った。
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