じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「平清盛」を観る

2012-06-11 00:04:09 | Weblog
★ 大河ドラマ史上最低の視聴率にあえぐ「平清盛」を辛抱して30分程観た。

★ 力のあるドラマは1シーンを観ただけでもストーリーに引き寄せられる。

★ ところが「平清盛」、俳優の熱演はわかるがそれ以上のものではない。

★ 結果のわかっている歴史ドラマだけに、その制約の中でどんな面白さを見せるかが作り手の勝負だろうが、昨年の「江」といい、今年の「清盛」といい、話の展開に無茶ぶりを感じる。

★ 「戦国時代」であろうが「平安末期」であろうが、現代の価値観で描くとこうならざるをえないのか。下手な人気取りの演出、例えば、清盛と義朝との現代劇風のライバル関係はどうも胡散臭い。

★ 宮中の描き方も、舞台装置でリアルさを追求するする割には、不自然だ。

★ 現実は「劇」として描くには、地味であり、それでいてもっとどす黒いものだろう。

★ 画像の汚さが指摘されているが、脚本のストーリー展開も荒いように感じる。カメラワークも凝っている割には、人物が浮き出てこない。

★ 昔、「新平家物語」を観た。仲代さんの危機迫る演技が印象的だった。作品全体に「無常」観が漂っていて良かった印象がある。

★ さて、「平清盛」これからの展開はいかに。民放ドラマのように打ち切るわけにはいかず、テレビ離れのこの時代、視聴率10%であれば良しとするのか。
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