じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

北朝鮮の核実験

2009-05-26 04:11:35 | Weblog
★ インフル禍が落ち着いてきたら、次は北朝鮮の核実験。内憂外患は続く。

★ それにしても、北朝鮮は何を考えているのだろう。自衛の名のもとに核武装、果てはアメリカなど核保有国と対等に肩を並べようと言うことか。

★ 映画「ブラックレイン」で松田優作演じる新興やくざが、親分衆と肩を並べるために危ない橋を渡っていたが、そういうことか。

★ また、核を欲しがる国に対して「売りますよ」というデモンストレーションかも知れない。

★ 核兵器、麻薬、偽札、拉致・・・。国家間の権力闘争はキレイゴトでは済まないが、「ならずもの国家」とはよく言い得ている。

★ 大国の既得権を保護する核拡散防止条約体制には改善すべき点はあるが、核兵器の拡散は阻止しなければならない。核兵器を持つことで国際社会での発言権が増すようでは、悪しき先例となる。

★ 日本国内でも核武装の発言が高まってきそうだ。「最大の自衛は先制攻撃だ」などといった議論も幅を利かせそうだ。

★ 朝鮮半島は大国の緩衝地帯となっている。アメリカ、中国、ロシアに挟まれて、国家の維持が大変なのはわかるが、国際社会から孤立してはますます存続が危ぶまれる。したたかな「キム王国」にとっては計算済みだろうが。
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劇場型騒動

2009-05-25 12:05:07 | Weblog
★ 政治同様、事件も劇場型になってきた。インフル騒動に揺れた10日間。パニック映画を見ているような気分だった。

★ 自分もいつしか登場人物になっているように感じた。ロールプレイングゲームのような感覚か。イメージは膨らみ、マスコミは妄想の材料を与えてくれる。感染者数の増加は、パニック映画お決まりのカウントダウンのようだった。「戒厳令」もどきの状況まで想定してしまう。

★ 台風が来るときのワクワクした感じ。

★ 兵庫、大阪では今日から学校が再開された。これからは季節性インフルエンザと同様に個々の学校ごとに必要に応じて休校措置がとられるそうだ。

★ 2,3日して感染の拡大がなければ、行政や教育関係者はほっと胸をなで下ろせる。新たに感染が拡大したり、死者でも出ようものならマスコミの一斉攻撃、袋叩きは目に見えている。

★ 日本的風潮なのだろうか。

★ 神戸高校や関西大倉の例もある。感染拡大期の学校閉鎖にはそれなりの意味はあるのだろう。

★ 滋賀県では1人の大学生の発症確認で全県の高校が休校、京都も1人の小学生の発症で京都市域の公立高校、京都市域からの生徒が通う府下の私立高校がすべて休校と言うのは、ちょっと大げさすぎる感じはするが、振り返って見ればそれなりの思い出になるのだろう。

★ ところで、マスクを買い求め、ウィルスに過敏になっている大人に対して、子ども達は無邪気なまでに冷静だ。 

★ 京都の高校は休校期間。しかし、中間テスト前ということもあって、週末もそして今日は朝から生徒がやってきて自習をしている。たくましい限りだ。
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知事の時代

2009-05-24 12:31:07 | Weblog
★ インフル騒動を見ていて、知事や政令市長の活躍が目立った。中でも橋下大阪府知事は知名度も高いことから、危機管理の先導役となった。

★ 現場の実態から政府を動かし、また「お上」のお達しに追随する役人に意識改革を求めたと言う。

★ 学級閉鎖、学年閉鎖、学校閉鎖の基準についても政府に先駆けて発表し、実にわかりやすくてよい。霞ヶ関界隈では知事の先行に快く思っていない人々も多そうだが、もはや中央官僚の机上プランだけでは動かない。

★ とりわけ、危機管理的状況では現場の状況に応じた臨機応変な対応が求められる。

★ いよいよ日本も地方分権の時代になってきたようだ。道州制もそう遠くない将来に実現しそうだし、首相公選制が実現されれば、知事の中から新しい日本のリーダーが生まれる可能性が高い。

★ 議会は議会として、政局に左右されない政治の在り方の可能性が見えてきた。
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社会的免疫

2009-05-23 08:57:46 | Weblog
★ 朝の番組を見ていたら「社会的免疫」といった言葉が出てきて、「なるほどなぁ」と思った。

★ インフルエンザ騒動、病原体に対する生物的な免疫と同時に、そうした新種の侵入者に対して、私たちは社会的な免疫に欠けていたようだ。

★ マスコミが伝える感染者の数。成田のものものしい機内検疫あたりから、必要以上の危機感が煽られた気がする。

★ 自然災害から人災へ、多くの社会的混乱をもたらされた。マスクを求める人々はかつてのトイレットペーパー騒動を思い起こさせた。

★ そしてお決まりの風評被害。イベントの中止や宿泊施設のキャンセル続出。感染者を出した学校へは心ない嫌がらせ電話が相次いでいると言う。

★ 果ては総理大臣自らがCM出演。時期が時期だけに「麻生太郎です」といった自民党のイメージCMとダブる。うがった見方をすれば税金を使った選挙活動か。

★ 多くの課題が発見できた。少しは社会的免疫を獲得できたのだから、この体験を今後に生かしたいものだ。
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ウィルスとの戦い

2009-05-19 12:02:27 | Weblog
★ インフルエンザの影響で高校が休校になって、カラオケ店に列ができたと言う記事を見た。

★ 高校生にしてみれば、思わぬ臨時休校で棚からぼたもちと言うところか。私が高校生の時も鉄道のストで臨時休校になって、ちょっと得をした気分を味わったことがある。

★ ただ、鉄道のストと今回は事情が違う。感染を防ぐために休校しているのにカラオケ店で潜在感染が広まっては、何をやっているのかわからない。

★ うがった見方をすれば、行政としてはやるべきことをやっているので、後は自己管理あるいは各企業の自主的な判断と言うことか。

★ 今回、「各大学でご判断」「各企業でご判断」といった言葉をよく聞く。「常識の範囲で」といった言葉も専門家から聞かれた。

★ 政府を始めとして、意思決定を行う人々のスタンスがぶれ始めているようだ。危機管理においてブレは致命的だ。

★ はっきりと原理原則を示し、具体的に指示をする。方針を転換するなら迅速に行い、周知徹底する。総理大臣、厚労大臣、知事、各部局の担当者、それぞれ明確な役割分担をして、責任をもって対処してもらいたい。

★ もし、強毒性のインフルエンザだったなら、学校が休校になってカラオケ店が空いているなんてこともなかっただろうし、さすがに高校生も息抜きにカラオケと言うことはなかろう。

★ 昨夜の「クローズアップ現代」で専門家が今回のインフルエンザについて「みんなが少しずつがまんして」と訴えていた。確かに正論だが、発熱相談、発熱外来のパンク状態を見ても現実と机上プランのギャップは歴然だ。

★ 本番はこれからだ。スペイン風邪の例でも流行は数年にわたり続く。第2波、第3波はより広範囲な流行になるかも知れず、またウィルスがタミフルなどの特効薬に耐性をもつかも知れない。

★ そして、強毒性インフルエンザの襲来も気がかりだ。その時、今回の経験が生かされれば良いが、「オオカミと少年」の寓話にならないことを祈りたい。

★ 先の「クローズアップ現代」。専門家は「この戦い」という表現を使っていた。確かにこれは人類とウィルスとの戦いなのかも知れない。人類が誕生してからいく度となく戦い、その都度、多くの犠牲の末に折り合いをつけ、共生するようになった。

★ 人類が存在している限り、この戦いは続く。ならば、せめて賢く戦いたいものだ。
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過剰反応

2009-05-18 21:38:28 | Weblog
★ ここに来て新型インフルエンザに対する社会の過剰反応が問題になってきた。

★ 最大の問題は、政府がはっきりした指針を示さないからだ。「冷静に、でも気をつけて」と曖昧なことばかり。

★ そもそも新型インフルエンザの毒性の評価がはっきりしていない。今のところ弱毒性だということだが、ならば強毒性を想定した行動計画を適応した判断が間違っていたのだろうか。

★ 厚労大臣の大慌ての深夜の会見。ものものしい機内検疫。感染者の隔離と濃厚接触者の停留。総力をあげての水際作戦。強毒性のインフルエンザに対しては実に適切な対応だ。

★ 水際作戦が破られた時の行動計画。想定外(?)の関西の高校での集団発生。最初の国内感染が確認された時にはすでに、2次感染、3次感染が起こっていた。弱毒性のインフルエンザで良かったと言わざるをえない。

★ 行動計画に沿って着々と対応が進むが、だんだん計画と現実とのギャップが浮き彫りにされてきた。特定の病院に隔離して封じ込める段階ではなくなったし、また病状からしてそこまで対策を講じるべきかも疑わしい。

★ ついに厚労大臣の口から「季節性のインフルエンザと変わらない」と言った発言が出たと言う。ならばこのドンチャン騒ぎは何だろう。

★ 来るべき本当の敵に対する予行演習と言うことで終わってくれればよいのだが。機能しているようで機能していない危機管理体制が見え隠れする。

★ 私たち医学の素人が知りたいのは、このインフルエンザがどれほど危険なものであり、個人的にあるいは社会的に具体的にどのような備えをすべきか、ということである。こうした点については専門家がはっきりと答えを出し、それを政府が責任をもって情報提供してもらわなくては困る。

★ 備えあれば憂いなしとは言うけれど、どれほど準備をすればよいのか。いつまで不安な生活を送ればよいのだろうか。
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病院も面会制限

2009-05-18 17:26:27 | Weblog
★ インフルエンザの余波。父親の入院先の病院へいつものように行くと、玄関に張り紙がしてあった。新型インフルエンザが流行っているので、患者への面会を原則禁止するとのこと。

★ 急なお知らせと言うこともあって、面会者はいつも通り。病院としても実力で面会を阻止するといった強い姿勢では臨んでいないので、大きな混乱はなかった。

★ ところで、ニュースでは大阪の中学生が修学旅行のために集合した新大阪駅で急きょ旅行の中止を告げられると言う事態を伝えていた。

★ 緊急事態とはいえ、かわいそうなことだ。行政の混乱が浮き彫りにされた。非常事態だからこそ、しっかりとしたリーダシップを発揮して欲しいものだ。

★ マスク不足は深刻になりつつある。みんながこぞって買い占めに走るとこうなるなぁ。昔のトイレットペーパー騒動を思い出す。
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都市機能マヒの恐れ

2009-05-18 12:19:18 | Weblog
★ 新型インフルエンザ、このままでは都市機能がマヒしそうだ。学級閉鎖、学年閉鎖は通常のインフルエンザでもあることだから、学校の休校は仕方ないとは言え、社会人について感染者とその近辺の人まで行動を制限しては、キリがなくなる。

★ もはやウィルスは蔓延期に入っているようだ。不特定多数に感染の危機がある。隔離等によって感染が予防できる段階ではなくなってきている。

★ 幸運にして今回のインフルエンザは毒性が弱いから、このあたりで方針転換をする時期かも知れない。

★ ただ、このまま感染が広がり都市機能がマヒしても、あるいは方針転換によって感染が広がっても、どちらに転んでも政府の決定に批判が押し寄せる。政府としては難しい決断を迫られそうだ。

★ そういっている間にも、感染は首都圏、他の大都市圏に押し寄せようとしている。通常のインフルエンザ対策に方針転換するなら今しかない。
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指揮権の混乱

2009-05-17 21:25:51 | Weblog
★ 危機管理においてもっとも避けなければならないのは、指揮権の混乱、情報の錯綜であろう。今回の新型インフルエンザについて、この点がどうも怪しくなってきた。

★ この新型インフルエンザはどれほど危険な代物なのか。どれほどのことを犠牲にしてまで感染を防ぐ必要があるのだろうか。いつまで異常事態は続くのだろうか。

★ こうした疑問に対して、政府は明確な見解を示していない。「正確な情報に基づいて冷静に行動を」と言うばかりだ。

★ 橋下大阪府知事も遂に業を煮やした。「このままでは大阪の都市機能がマヒする」と。確かに感染者の発生に応じて教育機関の休校をしていたのでは、これからの長期戦を考えれば、いつ再開できるのかわからない。

★ 一方でヒステリックなまでに危機感を煽り、休校措置が連発され、一方で「危険性が低い」と言われても市民は混乱するばかりだ。

★ 感染はまだまだ広がり続けるであろう。首都圏にまで感染が広がらないと政府や官僚は動かないのか。「バンキシャ」のコメンテーターの女性の発言にも少々カチンときた。「東京の人間にとっては、関西だけならいいんかい」と思った。

★ あるワイドショーで、JR福知山線の事故を受けて「もし東京で同様な事故が起こったら・・・」と不適切なコメントを発した人がいたが、同じような不快感を感じた。

★ 所詮は自分や自分の家族が安全かどうかが問題なのだろう。

★ さて、誰かが責任をもって指揮してもらわないと混乱はますます広がっていく。ここ数日が勝負だと思うのだが。  
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ウィルスとの長期戦

2009-05-17 21:04:20 | Weblog
★ 新型インフルエンザの発生で、香港のホテルに閉じ込められた旅行客の映像は記憶に新しい。

★ 成田空港で新型インフルエンザへの感染を発見された高校生の濃厚接触者は7日間、空港近くのホテルに留め置かれた。

★ それから10日ほどが経過しただろうか。神戸、大阪での感染者の急増に対応して大阪府は軽症者は自宅で療養との方針に転じると言う。

★ あの「隔離」騒動は一体何だったのだろうか。

★ 橋下知事に至っては、「このままでは都市機能がマヒする」と新型インフルエンザへの対応に批判的な見解を述べている。

★ 橋下知事の発言は一理ある。政府が策定した行動計画は、強毒性の致死率の極めて高い新型インフルエンザを想定したものだ。今回のように感染力は強いものの感染しても症状の軽い弱毒性のものを想定していない。

★ 新型であっても、「新型」ということにどれほど危険性があるのか、その評価をしなくては、医療も行政もそして市民も疲れ果てるばかりだ。

★ 2次感染、3次感染と広がってしまった今、新型ウィルスとどこで折り合いをつけ、どうやって共生していくかを考えないと、これからの長期戦を戦ってはいけない。

★ 今回の一連の事態は大きな教訓を残した。水際作戦の難しさ。「海外渡航歴」という盲点。ちぐはぐな対応。反省すべき点は多いが、それらは今後に生かせる。

★ 政府は現状を踏まえて、短期的、中長期的に行動計画を修正して欲しいものだ。
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