じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「夏期講座」商戦

2018-07-31 13:56:27 | Weblog
☆ 塾業界は夏期講座の真っ只中。うちの塾は例年通りだが、教材屋さんの話によると、今年の夏期講座商戦は厳しいという。理由は、親の財布のひもが厳しいらしい。

☆ 日経の平均株価は2万2千円を超え、長期の渡る好景気と言われるけれど、全く実感が伴わない。どこかで少数のお金持ち(あるいは大企業)がこっとりと要領よく蓄財しているのだろう。大手と中小零細、都市部と地方の格差もひどい。

☆ その景気も先行きが不透明になってきたようで、日銀は金融政策を少し変えてきたようだ。ただもはやジャブジャブの金融緩和で打てる手には限界がある。

☆ 当面はオリンピック景気で沸くけれど、その後は深刻な不景気になるかも知れない。国の借金はもはや限界。カジノなど小国ならいざ知らず、これだけの経済規模の国にとっては焼け石に水だと思う。国家の財政破綻も危惧される。

☆ 地道に食糧自給率を高めつつ、地道なモノづくりとサービスで食いつなぎ、高付加価値の先端技術、知的財産の研究・開発に資源を集中するしかないと思うのだが。

☆ 右肩上がりの経済成長など期待せず、量より質と、「少欲知足」の生活にシフトせざるをえないと思う。低需要、デフレ時代に慣れなければならないように思う。
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母校で不祥事

2018-07-30 21:36:47 | Weblog
☆ 文科省から京都教育大学に出向していた職員(課長補佐級)が、学生の親から徴収した後援会費約770万円を着服していたという。

☆ その職員は当然のごとく懲戒免職になったが、着服したお金は弁済されたので、大学は刑事告発はしないという。何か腑に落ちないなぁ。起訴か不起訴は別として、責任は明確にした方が良いのではないかなぁ。あまり触れると「パンドラの箱」を開けてしまうのかなぁ。

☆ 個人の「非行」であっても、管理責任は問われるしなぁ。

☆ それにしても文科省がらみの不祥事が続く。どうしたのやら。
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山田詠美「WHAT'S GOING ON」

2018-07-29 23:21:05 | Weblog
☆ 山田詠美さんの「ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー」(角川文庫)から「WHAT'S GOING ON」を読んだ。

☆ 英語で「粋」ってどういうんだろうか。とても粋な小説だった。

☆ 池波正太郎作品の主人公を女性に代えて、場面を江戸からニューヨーク(?)に変えてって感じかな。

☆ 夜な夜なクラブで男との恋愛ゲームを楽しんでいた女性、今では妻におさまっている。夫婦そろってクラブを訪れた日、彼女は元カレから声をかけられる。

☆ 結構際どいセリフもあるけれど、文中の表現を引用すれば「上品と下品のすれすれの位置で上品を保って」(22頁)いる。

☆ セリフも構成も「粋」だね。
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映画「犯人に告ぐ」

2018-07-29 22:59:46 | Weblog
☆ 映画「犯人に告ぐ」(2007年)を観た。たぶん2度目だが面白かった。

☆ 連続少年殺人事件、難航する捜査を打開するために捜査責任者がテレビを通して犯人に呼びかける。捜査官の挑発に犯人はのってくるのか。このメインスートリーにいくつかのサブストーリーがかぶさって、とてもスリリングにできあがっていた。

☆ 豊川悦司さんの迫真の演技、他の捜査官もいい感じだ。警察組織の暗部を演じた石橋凌さん、小澤征悦さんもいい。
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泡坂妻夫「蔭桔梗」

2018-07-29 17:50:32 | Weblog
☆ 泡坂妻夫さんの「蔭桔梗」(新潮社)を読んだ。

☆ 東京で三代続く紋章上絵師の話。紋の話は難しかったが、江戸っ子職人の気質が味わえた。大阪の人が会話をすると漫才に聞こえるというが、東京の人の会話は落語に聞こえる。

☆ 街並みは変わっていくけれど、変わらないものもある。
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高橋義夫「狼奉行」

2018-07-29 13:54:53 | Weblog
☆ 高橋義夫さんの「狼奉行」(文春文庫)を読んだ。

☆ 藩内の抗争に巻き込まれ、不本意にも山代官に左遷された若侍。雪に閉ざされた退屈な日々に悶々とし、時には決起する同志の誘いに血が騒ぐが、良き仲間に囲まれて堪忍自重で成長していく。

☆ 読ませどころは後半の「かせぎ病(狂犬病)」との戦い。村の人々やまたぎの人々と力を合わせて、感染した狼たちを追い詰めていく。「狼奉行」という名の由来。

☆ 狼たちを駆逐し一件落着と思いきや最後に一波乱。再燃する藩内の権力抗争。理不尽な差配に遂に切れた。

☆ 乱闘、立ち回りの様子には思わず体に力が入る。筆の技だろう。締めも素晴らしい。
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日銀が「看板」を下ろす

2018-07-29 11:20:12 | Weblog
☆ 日本銀行は「物価上昇2%」のインフレターゲットを引き下げるようだ。

☆ アベノミクスの一翼を担う日銀の看板政策だったが、その期限が何度も延期された上、結局は白旗を上げることになったようだ。

☆ 当面1%台を目指すというが、それもどうか。「オオカミが来た」と嘘ばかりついていると誰も信じなくなる。

☆ そこは専門家だから、政策変更の理屈をソツなく書くんだろうね。


☆ アベノミクス、ほころびだらけだけれど、自民党は安倍3選の情勢。もはや派閥の領袖に力はなく、三角大福中や安竹宮といった実力者も見かけない。消去法で安倍政権が継続することになりそうだ。小選挙区制、官邸主導って果たして良いのやら悪いのやら。

☆ オリンピックまで安倍政権で、その後は岸田氏に禅譲か。つまらないなぁ。
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映画「二流小説家 シリアリスト」

2018-07-28 23:50:22 | Weblog
☆ 映画「二流小説家 シリアりスト」(2013年)を観た。

☆ 上川隆也さんの作品と阿部寛さんの作品は欠かさず見るようにしている。どちらも面白い。

☆ この映画は上川さんが主演。二流(エロ)小説家のもとに死刑囚から手紙が届く。自分のことを小説にして欲しいという。この死刑囚、女性の連続殺人犯で、犯行後は首を切断し、その写真を警察に送るといったサイコパスだ。依頼に迷う二流作家だったが、やがて事件に巻き込まれていく。

☆ 面白かった。「遺留捜査」と同様に上川さんのキャラクター、いいわ。
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庄野潤三「プールサイド小景」

2018-07-28 20:34:18 | Weblog
☆ 庄野潤三さんの「プールサイド小景・静物」(新潮文庫)から「プールサイド小景」を読んだ。

☆ 昭和29年(1954年)に発表された作品だが、今読んでも古くない。北川恵海さんの「ちょっと今から仕事をやめてくる」(メディアワークス文庫)にも通じるものがあるように感じた。

☆ 物語は新しくできた学校のプールの情景から始まる。そこではインターハイを目指して女子高生が練習に励んでいる。その片隅で父親が2人の子どもを泳がせている。コーチに頼んで使わせてもらっているという。夕方になり、犬を連れた母親が迎えに来る。これから家族の夕食か。のどかな風景だ。と思っていたら、どんでん返しが待っていた。

☆ 家族崩壊の危機。危機に直面して、妻は初めて夫のことをよく知らなかったことに気づく。

☆ 余韻を残したエンディングが印象的だ。この後が気になって仕方がない。
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経験則

2018-07-28 18:15:07 | Weblog
☆ 過去の経験から導かれる法則を経験則という。いわゆるセオリーと言うものだろうか。

☆ 接近中の台風は異例だ。台風と言えば西から東へ、あるいは西から北上するのが普通だ。

☆ 数年前に1度、変則的な動きをする台風があったように記憶しているが、今回のように明らかに東から西へと進むのは珍しい。転向点が北上しているということは、日本が亜熱帯化しているということだろうか。フィリピンや台湾の気候に近づいているのだろうか。

☆ 経験則があてはまらないということは、想定外の被害が起こるかも知れない。宇治市近辺はまだ晴れているが、ラジオは天候の急変を警戒するように呼び掛けている。
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