じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

怒りの理由

2017-08-31 12:34:04 | Weblog
☆ アカデミー賞にもノミネートされた映画「セッション」(2014年)。

☆ 鬼教官が、ドラマーを目指す青年をひたすらしごくドラマだった。才能を認めるが故とも受け止められるが、イスを投げるは、公然で侮辱をするは、更にはビンタを食らわすは、客観的に見ればパワハラ、アカハラ。

☆ さすがに青年によって告発され、名門音楽学校を追われた教官。舞台上で復讐を図るが・・・。


☆ 今のご時世、しごき、体罰への目は厳しい。それは当然のこととして、スポーツにしても、音楽にしても、あるいは学問や芸術の分野にしても、本人が考える力の限界を超えるために師匠(コーチ)のそうした「劇薬」が効果的な場合があるからやっかいだ。


☆ さて世界的に有名なトランぺッターが舞台上で少年を暴行した事件。映像を見る限り、少年が暴走した演奏をしているのをたしなめているようにも見えるが、暴行には違いない。

☆ ここに至るまでの伏線があったのだろうが、老練のトランぺッターの怒りの理由は何だったのだろうか。

☆ 気にかかる出来事だった。(行政は「事なかれ」「穏便に」「善処して」で済ますのだろうが) 
コメント (2)

監視カメラにICレコーダー

2017-08-31 10:23:09 | Weblog
☆ 今や犯罪捜査や内部告発に欠かせない監視カメラにICレコーダー。

☆ 政治家秘書の逆襲は記憶に新しい。警察官による強引な万引きの取り調べを告発する事件もあった。介護施設の虐待を実証する映像もあった。

☆ 最近は、児童にICレコーダーをもたせて、担任の言動をチェックしている親もいるようで、政治家ならずとも失言、軽口には注意が必要だ。

☆ A.I.が進化すればわからないが、今のところ機械に意思はない。どう活用するかは人間次第。乱用は避け、うまく使いたいものだ。
コメント

「自衛アラート」

2017-08-31 09:51:33 | Weblog
☆ 今朝の朝日新聞、やくみつるさんの風刺画「自衛アラート」が面白かった。

☆ ムンクの「叫び」を引用したものだが、「あとは各自、自分でどうにかしてください」の絵解きが効いている。

☆ そうだね、いくら警報を鳴らされても、庶民にはどうしようもない。都会なら地下街に避難することも考えられるが、郊外にそのようなものはない。また、化学兵器や細菌兵器なら地下や頑丈な建物内にいても果たして安全かどうか。

☆ 私たちは9.11の惨劇を目の当たりにした。地下鉄サリンの例もある。

☆ 最大の安全策は、ミサイルを打たせないこと。

☆ そうは言っても、なかなか話の分かる相手でもない。

☆ 当面はシェルターを売る会社や地下を掘る建築会社に注文が殺到するかな。お金のない人は、自分で掘るか。地下にはインフラ設備がいろいろ埋まっているから、事故には注意。

☆ 公共工事は耐震に忙しいが、学校や市役所など公共施設に地下室が造られる日が来るかも。

☆ 冷戦時代の再来か。
コメント

迅速な対応だが

2017-08-30 20:31:19 | Weblog
☆ 「北」のミサイルが発射されたとき、政府の対応はかなり迅速だった。

☆ 30分を経ずして首相は囲み取材を受けているし、話もよく練られていた。菅官房長官の記者会見も早かった。

☆ 安倍首相は米軍情報に基づき、すべて把握していたというから、前もって知っていたんだよね。

☆ ならば早朝から警報音で国民を目覚めさせ、右往左往させずに、前もって警戒を促すこともできたのではないか。

☆ 日本政府が事態を把握していて、それを国民に知らせなかったのか。なぜ?

☆ 何か思惑があるのでは、と勘繰りたくなる。
コメント

「黒子のバスケ」

2017-08-30 19:46:45 | Weblog
☆ アニメと言えば「黒子のバスケ」も面白かった。

☆ 中学校で全国制覇をした名門バスケットボールチーム。10年に1度の天才プレーヤーが5人同時に集まり「キセキの世代」と呼ばれる最強チームだった。しかし、このチームにはあと一人、幻の6人目がいたという。

☆ 彼らはそれぞれ別々の高校に進学し、高校日本1を目指してぶつかりあうという話。

☆ 基本的なバスケット技術に、さらに現実離れした技を加味しながら、それでいて臨場感のあるゲーム。ストーリの展開から目を離せなかった。

☆ アニメだと主な登場人物が髪の色で見分けられるから、わかりやすかった。

☆ 最後の聖凛高校(主人公・黒子テツヤの学校)とエンペラーアイをもつ赤司征十郎が率いる京都の洛山高校(モデルは洛南高校か)の対戦。最後は思わず息が詰まるほど感動した。

☆ バスケのアニメは「スラムダンク」が良かったが、「黒子のバスケ」も負けず劣らず良かった。
コメント

教員の「多忙」と「多忙感」

2017-08-30 09:34:50 | Weblog
☆ 「働き方改革」の流れなのか、最近急に教員の労働時間が話題になっている。

☆ しかし、タイムカードだ、情報端末だと小手先のテクニックばかりが話題になっているようにも思える。また文科省は教職員の採用増を求めているが、それだけで多忙な勤務実態が軽減されるとは思えない。

☆ 教員の仕事とは何か、更には学校の役割とは何かまで掘り下げないと、単に教員の学校滞在時間を管理するにとどまる。それで働き方が変わったと言えるのだろうか。

☆ 教員の「多忙」については、かなり前から問題提起され、研究もされている。手元には、堀内孜編著「学校組織・教職員勤務の実態と改革課題」(多賀出版、2001年)、「教育総研年報2002」(国民教育文化総合研究所、2002年)がある。

☆ 前者は、「日本教育経営学会が学校の内部組織実態や教職員の勤務実態を解明するべく実施した共同研究の成果を取り纏めたもの」(まえがき)で、その第Ⅲ部で「教職員勤務の実態」、第Ⅳ部第15章で「教職員定数・配置と勤務体制の改善」を取り上げている。

☆ 後者は、多忙化問題研究委員会報告として、教員の職務と「多忙感」認識に関する質問紙調査、教員の勤務実態についての行動調査のまとめ、「教員の多忙化構造と改善・改革の在り方」を考察している。

☆ また、京都教育大学公教育経営研究会「現代学校研究論集第26巻」(2008年)は、「教員の勤務実態と学校運営の課題」を特集テーマとし、教員が自らの体験を通した勤務実態や多忙感について論じている。中でも、私は研究会で、松元伸祥氏(現公立中学校校長)の「勤務実態調査等から考える教職員の多忙化」をレポートさせてもらったが、現場の人間ならではの示唆に富む指摘を勉強させてもらった。

☆ 松元氏は、平成18年に文部科学省が40年ぶりに実施した「勤務実態調査」を取り上げ、昭和41年の調査と比べて、約4倍の日常的な時間外勤務が行われており、事務的な業務や生徒指導等の業務が増加したと指摘する。

☆ また、多忙化の構造を物理的、心理的な面から分析。まず、「立体的に配列されたさまざまな業務を同時進行で複数担い、瞬間的な状況判断とともに優先順位を自己決定し、時間管理をしながら業務をこなしていく」(40頁)のが教員の業務であり、一つのことに集中できない実態を指摘する。また顧客発想(効率を追求)と教育的発想(結果的な効果の高さを重視)の不幸な対立、物理的な「忙しさ」と自己充足感が得られない「多忙感」の違いを説く。

☆ 松元氏は「『やりがいのある多忙』から『やりがいが感じられず消耗する多忙』へ」(38頁)と変化してきた学校の在り方に斬りこむ。


☆ 私はかつて学校経営史の勉強をしていたが、学校の「多忙」は今に始まったことではない。昭和6年に書かれた小学校の校長先生の手記にも、連日夜の11時ごろまで教材研究等に熱中していた様子が描かれている。もちろん夏休みも返上で。それでも「教育で生きる我々ではない。教育に生きるのである。人間教育だ。短時間で明日の準備が出来たら皆嘘だ。何時間あっても足るものか」(水山光高(久世郡大久保校校長)著「校長生活三年有半」(未刊行)と意気込みを語っている。

☆ 水山校長は、夏休み返上で奮闘する教員が「今年の夏は涼しいですね」といった言葉に涙が出るほどうれしかったという。本当に校長の思いが通じ、教員が一丸となって教育実践に励んでいたかどうかはわからないが、この校長の実践は、昭和7年京都府下の校長による研究発表会で報告され、またこの校長の次の赴任校での実践は「日本新教育百年史6近畿」(玉川大学出版部 1969年)に「寺田小学校の総合科教授」(202頁~207頁)として記録されている。


☆ 急速な時代の変化の中で翻弄される学校そして教員。さまざまに批判されながらも日本の教育は素晴らしいと思う。そしてこれは一人一人の教職員の涙ぐましい努力と献身の成果に他ならない。

☆ 教育の世界ではアクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学びの実現)が求められている。これは児童・生徒にだけ求められるものではなく教員にも求められよう。そして教職員が主体的に働けるアクティブ・ワーキング(主体的・創造的で充実感のある労働の実現)の環境をぜひつくって欲しいものだ。

 

コメント (2)

critical point

2017-08-29 21:05:51 | Weblog
☆ 「臨界点」を英語では critical point というらしい。

☆ critical は「批評の」と訳していたが、辞書で調べてみると、確かに「危急の」「決定的な」そして、物理では「臨界の」という意味がある。

☆ 中国外務省は、朝鮮危機を「臨界点」と表現したという。


☆ Red Line (越えてはいけない一線)も同じような表現か。

☆ 一線を越えたかどうかなど、不倫騒動だけの話にして欲しいものだ。
コメント

クールダウン

2017-08-29 20:19:29 | Weblog
☆ 安倍政権を批判していた石破氏が自民党の総務を外れたという。

☆ いよいよ政権取りに乗り出すのか、はたまた新勢力(ファーストの会)に担がれて、新党に合流するのか。


☆ 内閣支持率は微増との調査結果も。

☆ 北朝鮮問題の進展次第では大きく情勢が変わりそうだ。

☆ 朝早く起こされた人々には鬱憤がたまり始めている。この世論の閉塞感は危険だ。「叩いてしまえ」という勇ましい声に変ってしまうかも。

☆ 一方で、戦争を恐れる声も静かに広がっているが。

☆ 冷静にならねば。しかし、今朝の安倍総理の囲み会見は、結構煽っていた気がする。これを好機にとばかり、「非常事態条項」をもちだして、憲法改正を強行突破に動くかも。


☆ 歴史というのは、予想外の事件で動き出す。

☆ 緊迫はしばらく続きそうだ。

   
コメント

実感なき景気拡大

2017-08-29 13:01:38 | Weblog
☆ 政府は、景気拡大が2012年12月以降57か月に達し、戦後2番目の長さに並んだという。

☆ 確かに、民主党政権時代1万円を切っていた株価が、2万円にまで上がっているのだから、景気が拡大しているかのように見えるが、それは日銀がカネをばらまいているからではないのか。

☆ リスクを冒して異次元の緩和策をとっている割に、効果は乏しいのではないか。

☆ 身の回りを見回しても、好況感は感じない。消費者は少しでも安いスーパーを目指して殺到するし、衣料品や日常品も安止まりしている。

☆ 消費者物価指数が上がったと言って小躍りしている人がいるようだが、それに見合う賃金の上昇がなければ、個人消費は増えない。むしろ不安心理から貯蓄を増やすばかりだ。企業の内部留保も増えているという。

☆ それに税金や健康保険、年金など負担が増えているように感じる。消費税の増税も待ち構えている。

☆ きっと、クレバーな人々はこの機に乗じて資産を形成しているんだろうね。資産税の導入も必要か。でも、クレバーな人々はまたタックスヘヴンをどこかに見つけるんだろうね。


☆ ところで日銀の緩和策。そのリスクが心配だ。

☆ 昭和初期、第一次世界大戦の好況に対する反動不況が襲った。それに関東大震災の震災手形の処理に政府は苦労したようだ。当時のような金融恐慌は起こらないのだろうか。

☆ そして、1929年(昭和4年)の世界恐慌だ。それから世界は泥沼の戦争に入っていく。

☆ 私たちは同じ道をたどるのだろうか。不安が募る。 
コメント

全国学力調査の結果から

2017-08-29 12:11:32 | Weblog
☆ 全国学力調査の結果が公表された。内容は各紙が報じている通り。

☆ 調査は平均値を使っているから、下位層の厚さが数値を決める。そして下位層の厚さは、親の経済状況あるいはその地域の経済状況との関係が大きいと推察される。

☆ 学力調査の結果は、教育効果の実態と課題を探るとともに、経済状況の指標、社会的格差の指標としても使えそうだ。


☆ 今回の取り上げ方として面白かったのが、朝日新聞の「部活ほどほど 学力高い?」という記事。学力調査と同時に行われたアンケート結果とリンクさせて、「3時間以上」クラブ活動をするグループより、「1~2時間」クラブ活動をするグループの方が高得点だという点に着目している。

☆ 記事としては、イマイチだったが、話題にはなる。

☆ クラブに時間を割くということは、学習時間が少なくなるということだから、それが結果に出ているのだと思う。また体育系のクラブ活動の場合、過度の体力の消耗が学習を妨げているのかも知れない。「学力至上主義」の観点からは、過度のクラブ活動は好ましくないということだろうか。

☆ 他の要素と比較して、クラブ活動が「学力」にどれほど影響があるのか、調査結果が手に入れば精査してみたい。

☆ (そもそもここでいう「学力」はこの調査が意図する学力であり、一つの観点に過ぎないと思う。また都道府県を比較する意味はあまりないと思われる。)

☆ 今日、トップアスリートをめざす児童・生徒は、外部のクラブチームに加入している。そうしたクラブチームではかなりハードな練習をしているが、それはどう評価されているのだろうか。
コメント (2)