じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

悪しき前例

2017-07-13 20:42:06 | Weblog
☆ 民進党代表が国籍問題にケリをつけるために、個人情報が記された資料を公表するという。

☆ 不可解な話だ。民進党(民主党)は、国籍について調べることもなく公認したのか。また、その人物を代表に選んだのか。また、なぜ今更こんなことが問題になるのか。

☆ 現実的ではないとはいえ、野党第一党の党首と言えば、内閣総理大臣の候補となる人だ。それが、他に課題が山積している今になってあれやこれやとモメるのは、日本の政治史上の汚点だ。

☆ いつまでもくすぶり続けるなら、国民にとって不幸だ。更に、公党の代表といえど個人情報をさらすというのは悪しき前例になりかねない。

☆ こんな泥仕合をやっていては、政治が死んでしまう。心ある政治家ならば、諸般考慮して、身を引くのも一つの決断だと思う。
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教育大学統廃合へ

2017-07-13 09:52:50 | Weblog
☆ 文科省は、国立の教育大学、教育学部の統廃合の方針を決めた。

☆ 少子化が進む中、教員の需要が減っているという。また、国の財政が厳しく、各大学を維持する財源が確保できないようだ。私立大学で教員養成をするところが増えてきたのも一因かも知れない。


☆ 戦後の教員養成は、「大学での養成」「開放性」を原則とする。

☆ 戦前、教員養成をほぼ独占していたのは師範学校であり、それは中等教育機関であった。

☆ 戦前の教育の反省に立って、幅広い視野と高度な専門性を備えた教員を養成するため、大学でしかも国立、公立、私立の区別なく、教職に関する一定の科目を履修すれば教員免許がとれるようになった。


☆ 戦後、ベビーブーム世代が就学する時代には教員の青田買いが生じるほど需要が多かった。

☆ しかし、ベビーブームが去り、少子化が進む中、教員採用が急速に減った。

☆ 教員養成大学の卒業生のうち30%程度しか教員に採用されない時代もあった。

☆ そのころ、一度統廃合が検討された。私の出身大学、京都教育大学も滋賀大教育学部と統合するか、奈良教育大学と統合するか、あるいは京都同士ということで、京都工芸繊維大学、京都府立大学、京都府立医科大学と統合するかと言ったウワサが流れた。京都教育大学と奈良教育大学が合併して「みやこ教育大学」「古都教育大学」、滋賀大と統合して「京滋大学」になるといった話も笑い話であった。

☆ その後、40人学級(2011年には小学1年生で35人学級)の実現や教員の世代交代(団塊世代の退職)にともなって教員需要が増え、統合の話はうやむやになった。むしろ専門性を高めるため教職大学院の創設にエネルギーが注がれるようになった。民主党政権時代は教員養成6年制が話題になった。

☆ そして今、文科省と財務省の折衝は毎年のことだが、どうも今回は本当に統廃合されるようだ。

☆ 「京滋大学」を目指すのか、京都教育大学、奈良教育大学、大阪教育大学を統合した「関西教育大」あるいは「近畿教育大」を目指すのか。可能性は少ないが、京都各校と統合して「古都大学京都」を目指すのか。

☆ 教育大同士の合併による広域教育大学ができるとして、それぞれのキャンパスや教員をどう配分するのか。教育課程をどうするのか。付属校をどうするのか。京都大学や大阪大学とも連携するのか。(旧帝大系は望まないと思うが)

☆ そもそも何のための統合で、何を目指しての統合なのか。

☆ 単に財源がないからという理由でのリストラなら、国立大学での教員養成という意味自体が問われかねない。大学関係者も今回は本気で考える必要がありそうだ。教授会ではすでに活発な議論が行われているとウワサに聞くが。 
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第3のビール値下がり

2017-07-13 05:17:22 | Weblog
☆ 役所のお達しで一斉に10円程度値上げした第3のビール。値上げが響いているらしく、出荷量が減ったという。

☆ 予想されたことだ。第3のビールの選択動機は「安さ」だ。たとえ10円程度でも、値上がりするとなればより低価格なものに流れるのは必至。1本90円程度の輸入ビールや100円程度のチューハイに流れたようだ。

☆ 高価格帯で最も出荷量の多い、ビールの出荷量が大きく減っているのはどうしたことか。ビール離れが起きているのか、1本200円程度のビールから、発泡酒や第3のビールと言った低価格帯商品に消費傾向が移っているのか。

☆ 梅雨にしては暑かった6月。この月で減少傾向だということは、夏場はさらに深刻になるかも。

☆ 株価は2万円台に入り、もっと好況感があってもいいように思うが、全然実感が伴わない。富の偏在、経済格差がますます進んでいるのかも知れない。いっこうに「希望がゆきわたる国」にはなっていないようだ。

☆ 求人倍率が上がり、人手不足と言われるが、中身を見ると正規雇用は増えていないという。非正規雇用では生活が不安定になりがちだし、賃金も低めに抑えられてしまう。賃労働者も正規と非正規で固定化されつつあるようだ。新たな階級の誕生か。昔、資本家は御用(労働)組合を結成し、労働者同士で反目しあうよう仕向けることがあった。今日、正規雇用者で構成される労働組合もブルジョア化したのか、激しい労働争議は見られなくなった。その陰に、組織化されない非正規雇用者の実態があるのかも知れない。

☆ ビールの価格から、いろいろと考えさせられる。個人酒店のロビイスト運動で不当な値下げが禁止されたのだが、それが個人酒店の経営を苦しくするようなら、活動が失敗したと言わざるを得ない。市場経済に無理やり規制を加えようとしても、急流に小石を投げるようなものだ。個人商店もお上の保護を求めるのではなく経営努力と業態変革を行わないと、わずかな延命に終わるだけだ。

☆ 消費者は正直で単純だ。安くてうまければ買うし、そうでなければ購買傾向を変えるだけだ。道徳を説いても始まらない。

☆ 昨日、スーパーに行くと第3のビールが10円程度値下げし、元の価格に戻っていた。期間限定という建前付きだが、大手小売店は早くも手を打ってきた。

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