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満願成就!

 今日のこの記事で、1年365日毎日欠かさず投稿したことになる。このブログは、投稿すると記事の左に付いているカレンダーの日付が黒くなるが、去年の5月から今年の4月まで、すべての日付を黒くすることができた。それが何だといわれると、全くの自己満足であるため、返答に窮してしまう。しかし、私は素直にうれしい。うれしくてたまらないし、心からほっとしている。
 そもそも毎日新聞の記事がこのブログを始めるきっかけとなった。「誰にでも手軽にできる公開日記」というような題名でブログの説明があり、例として、記者がgooブログに登録し解説するまでのレポートがまとめてあった。私はその記事を読んで、ただなんとなく自分にもできるかな、と軽い気持ちで新聞に書いてあるようにgooブログに登録してみた。あまりに簡単だったので、少々拍子抜けしてしまい、しばらく放置してあったが、4月22日に急に思い出して、最初の記事を書いて投稿した。その後4月はたまに記事を書いて投稿しただけだったが、5月になったときに、「1年間欠かさず毎日投稿してみようではないか」と、今思えばかなり面倒な決意を突然してしまった。それまで、自分に何か目標を課し、それに向かって邁進するというような生き方を拒否してきた私としては人生初めての試みであった。ある目標を定めてしまえばそれにとらわれて自分の生き方が窮屈になるのではないか、と敢えて無目的に、その場しのぎ的に生きてきた私が、己ににそうした縛りを大した決意もなしに課してしまったことは自分ながら驚きであった。
 しかも、それとほぼ同時期に、松井のヤフー掲示板にも投稿を始めてしまったので、俄かに私の生活が忙しくなり始めた。何もしないでいたときでさえ、塾の毎日の仕事で手一杯だったところに、ブログの管理やトピへの投稿という仕事を増やしてしまったので、ずいぶん時間がきつくなってしまった。絶対に塾にしわ寄せが行かないように細心の注意を払ってきたつもりだが、時として授業に集中できなかったことがあったのではないかと、今では反省している。しかし、この力の抜け具合が私にはちょうどよかったのかもしれない。受験が近づくにつれ、毎年入れ込みすぎて逆効果になってしまったこともある私だから、かえって力が抜けたほうがよい結果を生んだのではないか、などと随分手前勝手なことを思っている。
 そうした思いで始めたブログではあるが、途中何度かくじけそうになった。一年こうして続けてみてよく分かったのが、己の心のあまりの弱さだ。偉そうに斜に構えてみたところで、さまざまな刺激に過敏に反応してしまう。常々、子供たちを通してしか社会とつながっていない未熟な人間であるとは思っていたが、ここまでとは思いもしなかった。心穏やかに泰然自若と構えていることが私にはできない。すぐに慌てふためき弱音を吐いてしまう。「もう、まったく・・」と何度己に舌打ちしたか分からない。
 しかし、私にとって幸いであったのは、このブログ、松井トピを通じて多くのすばらしい方たちと知り合いになれたことであった。私を消沈させたことの多くは、このブログを通してのことであったが、私を励まし何とか踏みとどまらせてもらえたのも、このブログを通じて知り合えた方たちの励ましの声であった。私のようにいくつになっても惰弱なままである人間にとって、多くの人々から心からの言葉を頂戴したことは生涯忘れることなく、私の心の支えとなっていくことであろう。何も大げさなことを言っているのではない。衷心から感謝の気持ちをここで述べたいと思う。

「ゴジ健さん、竜虎の母さん、ボネットさん、ワールドさん、クマノミさん、ともやさん、師匠さん、ウゴメクさん、ビーバーさん、でこさん、あおいさん、ユリカリさん、バツイチさん、みたぽんさん、aiaiさん、SAKIKOさん、キャベタマさん、ジドさん、コメントありがとうございました。心から感謝しております。おかげさまでここまでやってこれました。全身全霊を込めて御礼申し上げます。」

それと、「☆さん、あなたに伝わることはないと思いますが、一言。なんだかおかしなことになってしまいましたが、あの時までは毎日感謝していました。あなたのお陰で随分楽しい時間をすごさせてもらいました。本当にそう思っています」

これ以外にもコメントをいただいた方はいらっしゃるだろうが、失礼の段があればご容赦願いたい。
 
 
 これで随分気持ちが軽くなった。明日からも今までと同じように毎日続けていくかもしれないし、適当にサボりながらやっていくかもしれない。まだ決めかねている。ただ、自分ではめた足枷がやっと外せて、かなり身軽になっただけにあまり深く考えないで、心の向くままやって行けばいいんじゃないかと思っている。
 それが一番私らしいやり方だ。
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