ハムフェアで購入してきたアイコムのIC-R72。要修理ということなので格安だったので、覚悟はしていたが、月曜日、火曜日の二日間、集中して原因を追究しているが、まだ完全に解明できていない。
まず、8月25日(月)にアイコム大阪営業所に電話して回路図を頼むと、提供可能とのことだったので、さっそく平野区にある営業所まで直接、乗り込んでゲット。このときに対応してくれた方が、回路図を必要とする理由を尋ねてくれたので、故障の症状を説明したところ、PLLやDDS回路のチェックポイントを示した”調整の手引き”のコピーもいただけた。ついでにブロック図も頼むとこれも気安く引き受けてくれた。 お! 以前のアイコムの対応とは違ってFB!! また、私が手におえないときは、修理を依頼できるかと訪ねるとこれも快諾。うーーん、対応が良い。感心、感心。。。
気分よく帰宅して、さっそく受信機を解体して、チェック開始。
【故障の症状】
約0.5MHz毎に約0.23MHz幅の周波数が受信できない。その他は問題なし。
→具体的には、828kHzのNHK大阪第2放送が受信できるにも関わらず、666kHzのNHK 第1放送がまったく受信できない。(ノイズも減る)
【原因の推定】
●上記の症状が各周波数で発生することから、ゼネカバ機の故障例としてよくあるBPFの切り替えリレーの故障ではない。
●受信可能な周波数では問題なく受信できることから、やはりPLLやDDSが怪しい。
販売開始が1990年頃なので、確かにPLLやDDSを構成する回路の調整にズレが発生しているとも考えられるのだが、今までの経験からするとそう簡単にズレるものではない。ということは、何かの部品が劣化したと考えるのが妥当と考え、回路の各電圧ポイントをチェック中。
しかし、正直なところ、PLLやDDSは知識はあっても実践経験がないので、悪戦苦闘。まぁもう1週間がんばってみてダメだったら、素直にアイコムに持って行こうと思う。でも10K以上に出費は痛い!
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