議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

転職後初のセミナーを実施します

2016年10月11日 11時29分07秒 | ニュースクリッピング
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アミタからスズトクホールディングスに転職したのが今年の4月、
今まで公開形式でのセミナーをやっていなかったのですが、
ようやく1回目を実施します。

一応お金を頂戴しますが、セミナー単体での収益を目的としているわけでは
ありませんので、価格は抑えています。


有価物をメインに扱う業界へ移ったことで、これまでに思いもよらなかった
ことが見えてきました。似たような業界だと思っていましたが、結構アレコレ
反対になっています。有価・無価の違いは、思ったより事業内容に影響を与えて
いますが、それがかえって共通の問題を見えにくくしている、そんな感じです。
そのような気付きも踏まえ、ビーフカツ横流し問題の次に来るであろうテーマ
について考えたいと思います。

自ずから、転職を決意した背景についても、少しは触れることになる
でしょう。

共催するブライトイノベーションの荻巣さんのお話しも、注目に値します。
私は初めて聞く話だったので、正直驚きました。私の話とも内容的に
リンクしていますので、お楽しみに。

パンフレットはこちらにあります。または、こちらのブライトさんのHPをご覧ください。


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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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荻巣さんは、CO2の最先端の動向を踏まえたうえで、廃棄物や有価物の処理
リサイクル委託に問題提起していただけます。処理委託とCO2の動向がこんなに
早く関わってくるとは、思っていませんでした。

乞うご期待!!
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大栄環境さん、ヤマトホームコンビニエンスさんと

2016年10月03日 16時44分47秒 | ニュースクリッピング
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議論de廃棄物の読者の皆様、こんにちは。
お知らせがいくつかあります。

まず、突然ですが、
10月1日付でメジャーヴィーナス・ジャパン株式会社(MVJ)に
出向になりました。(ヴィーナスというのは、静脈のことです、念のため。)

これまでの大手町の東京サンケイビルにも席は残りますが、
今後は下記の事務所にいる割合が増えます。

メジャーヴィーナス・ジャパン株式会社
〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町1-8-1SRビル9階
TEL:03-3526-3381

スズトクホールディングスと兼務ですが、MVJに徐々にウェイトを
移していく方向です。それに伴って、小型家電のライン担当は離れます。

もちろん、ニュースレターはやりますので、ご心配なく。
ただ、ウェブの方の準備がなかなか進まないので、予定が組めないのですが。。。
お申込みは下記からお願いします。
http://www.suzutoku.co.jp/ho/news/newsletterentry.html


それと、ご存知の方も多いかもしれませんが、大栄環境さんと
ヤマトホームコンビニエンスさんと一緒に、小型家電の回収を
始めました。本日、10月3日付けです。
http://www.suzutoku.co.jp/ho/koden/solution/solution_yhc.html
http://www.suzutoku.co.jp/ho/news/index.html
http://www.008008.jp/topics/pdf/20160928_press_release.pdf

ちょうど入社から半年を過ぎたところですが、本当にいろんなことが
起こります。
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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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つまりは、これまで以上に大栄環境さんとの絡みが増えるということです。

それだけでなく、スズトクでは7社提携をしておりまして、
その関係で、7社のうちの一つ、エンビプロさんの子会社の
ブライトイノベーションさんとセミナーを共催します。
私も話しますので、よろしければここからご覧ください。


転職後、不特定多数の方にお話しするのは、これが一回目になります。

お知らせばかりで申し訳ありませんが、取り急ぎ近況報告だけは
させていただければと思い、発行しました。
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本を出しました

2016年08月26日 12時19分07秒 | 日経エコロジー
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議論de廃棄物の読者の皆様、こんにちは。

全く音沙汰がなく申し訳ありません。

ニュースレターを出すという話が、レターを出しただけでは
コンテンツがネット上に残らないので勿体ないという話に発展し、
その結果ウェブサイトを立ち上げることになりました。

そのため、ニュースレターの発行はおそらく10月以降にずれ込みます。
すみませんが、もうしばらくお待ちください。

そうこうしているうちに、転職後に持ち上がった出版企画が先に進んで
あっという間に出版されました。

事件に学ぶ 廃棄物処理法
日経BP社


主に、私が過去に日経エコロジーに連載した記事をまとめています。

軸となるのは、廃棄物関連のトラブル、リスク事例を取り上げている
最近の連載と、廃棄物処理法Q&Aからの人気記事、ダイコーのココイチ
ビーフカツ横流し事件の特集記事です。

有名な企業の事件を中心に展開しているところは、他の廃棄物処理法の
解説書とは大きく違うところです。それに、知っている会社が多いはず
ですので、身近に感じるはずです。

経営者、管理職の方が廃棄物リスクについて学ぶ際の教材として、
さらに、これから廃棄物管理を学ぶ初心者の方の意識喚起のためにも、
使えると思います。“類書なし”と言っていいのではないでしょうか。

■セミナーでも使うネタです
廃棄物処理法の解説セミナーでは、このような事例をイントロダクション
として紹介してから、法の解説をすることが多いです。
経営者向けのセミナーでは、事件の部分だけを話すこともあります。

セミナー事務局さんがよく言うのは「参加者を脅してください」です。
そんな時は思い切り脅してしまいますが、もちろん書籍での表現は
マイルドになっています。マイルドにした部分については、皆さんの
想像で補ってくださいね。

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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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今週末、地元でお神輿を担ぎます。

天気が良くなさそうですが、かえって助かります。

気温37度でカンカン照りの中でお神輿を担ぐのは
大変ですから。
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転職してほぼ2ヶ月が経ちました

2016年05月13日 00時52分50秒 | コンサル日誌
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議論de廃棄物の読者の皆様、こんにちは。

前回の転職のご挨拶から、2ヶ月少しが経ちました。
「ニュースレター出します!!」などと言って読者登録をお願い
したにもかかわらず、ここまで全く音沙汰なく申し訳ありません。

グループ22工場、小型家電の委託先がさらに22工場、業務提携先を
含んだらどれくらい工場、事業所があるか分からないのですが、
ようやくグループ22工場の半分強に訪問したところです。

スクラップの業界は産業廃棄物の世界とはやはり違うことが多く、
毎日が新しい刺激で一杯です。とはいえ、産業廃棄物も扱って
いますし、同じ資源循環の業界でもあります。
有価物の世界にフィールドを拡大しながらも、これまでの知識、
人脈が生かせるので、やれること、やりたいことだらけです。
早くも「誰か手伝いに来てくれ~!!」という気持ちです。

5月いっぱいかけて足元を固めて、そろりそろりと足を踏み出そうと
思います。環境新聞の連載でも言っていますが、有価だろうと
無価だろうと、産業廃棄物だろうと一般廃棄物だろうと、
区別のない資源循環の世界を作るのが一つの目標です。

ニュースレター開始まで、まだまだもたつくと思いますが、私の
気まぐれな個人ブログではなく、会社としてやるものですので、
必ずやります。

ということで、まだの方は是非ご登録を。

■スズトクホールディングスのウェブページより
ニュースレター(無料)のお申し込みを受け付けしておりますので、
是非ご登録お願いいたします。
http://www.suzutoku.co.jp/ho/news/newsletterentry.html

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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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2回連続でただの近況報告だけでは申し訳ないので、転職を期に気付いた
ことをお知らせしたいと思います。

■有価物でも埋立アリ??!
スクラップなど、有価で売却したものは廃棄物としてカウントして
いないことが殆どだと思います。そして、「100%リサイクル」という
扱いにされていると思います。何せ、売れている=有価物なのですから。

しかし、有価で売れてもモノや、やり方によっては半分以上が単純焼却や
埋立に回ることがあります。そんなこと考えれば当たり前のことだったのに、
迂闊でした。もちろん、手間をかければ、リサイクルに回る率
が増えます。
排出される側としては、有価物のリサイクル率などほとんど意識して
いないのではないでしょうか。

同じ物なのに、
○売却=無条件でリサイクル率100%
●処理費払う=リサイクル率を確認
なんて、ナンセンスだと思いませんか?

さて、あなたの会社のゼロエミッション、有価物の焼却・埋立処分の
実態をきちんと把握して、カウントしていますか?
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堀口より、転職のご挨拶

2016年03月31日 18時16分47秒 | 余談コーナー
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議論de廃棄物の読者の皆様、こんにちは。

本日3月31日をもちまして、アミタ株式会社を退職します。
4月1日より、心機一転スズトクホールディングス株式会社にて
働くことになりました。

これまでお世話になったアミタの社員、クライアントの皆様には
深く感謝しております。ありがとうございました。

今後は、小型家電リサイクルに関わりを持ちながら、国、自治体、
研究機関、企業など幅広い関係者と一緒に、リサイクル事業の開発を
していくことになりました。

経済成長が鈍化する中でも、現代社会は大きく変化しています。
そのような変化に合わせて、高度で安心できる資源循環ビジネスを
展開をして参る所存です。長期、短期のいずれでもお困り、お悩みを
お持ちの場合は、是非ご相談いただければと思います。

■セミナー等について
個別企業へのサービスは基本的に実施しないことになります。
ただ、業界団体や自治体などが主催する不特定多数の方を対象としたセミナーは
広報、営業活動の一環として今後も継続したいと思います。
雑誌連載などの執筆活動も、継続いたします。

一方、アミタはこれまで通りセミナーやコンサル事業を継続
しますので、引き続きよろしくお願いします。

■スズトクホールディングスについて
鉄スクラップ業界の最大手として、産業廃棄物業界も巻き込んだ
業界再編に動いている企業です。


■ニュースレターについて
スズトクホールディングスのウェブページより
ニュースレター(無料)のお申し込みを受け付けしておりますので、
是非そちらへのご登録もお願いいたします。
http://www.suzutoku.co.jp/ho/news/newsletterentry.html

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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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アミタでは、18年間いろいろな経験を積ませていただきました。
本当に良い会社だったと思いますので、後ろ髪引かれる思いですが、
思い切って新しい世界に飛び出すことにしました。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

本メール転送、拡散、シェア大歓迎です。
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ビーフカツ横流し事件の排出事業者責任について

2016年02月04日 13時32分08秒 | 廃棄物事件簿
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廃棄食品を処理業者に横流しされてしまった場合に、
排出事業者は廃棄物処理法違反に問われるのかという
ご質問をいくつも頂いていますので、解説したいと思います。

■処理委託時に気を付けること
排出事業者は、産業廃棄物の処理委託をする際には、
①委託基準と②マニフェストの他、不法投棄などがあった場合に
受ける可能性がある③措置命令(行政処分)に気を付けなければ
なりません。

■ケース設定
それでは、
「処理委託したものが、横流しされてしまった」
という場合で、不法投棄のような環境への悪影響は発生していない
ものとします。

まず、委託基準(契約書作成)とマニフェスト等の基本的な違反は
なかったものとします。

①委託基準=シロ
②マニフェスト=シロ

しかし、処理業者のホームページを確認せず、条例で義務化されているのに
現地確認もやっていないとしましょう。しかも、処理費はやたら安い。
これは、注意義務違反を問われて③措置命令を受ける可能性はあります。
詳しくは、「行政処分の指針について」のp.29の「第9」をご覧ください。


さて問題は、そもそも横流しが③措置命令(行政処分)の対象になるかどうか
です。

■措置命令の発出の条件
措置命令発出には、「違反+生活環境への支障」のセットが条件です。

「委託基準違反」(法第19条の5)
「マニフェスト違反」(法第19条の5)
「注意義務違反」(法第19条の6)

のどれかに該当していることと、
さらに、

「生活環境の保全上の支障」

が発生しているか、その恐れがある場合に措置命令が出ます。

■措置命令の可能性は?
今回のケースは、委託基準とマニフェストは大丈夫だけど、注意義務違反に
引っかかるかも、とご心配かもしれませんが、大丈夫。

横流しでは、生活環境に支障は発生しません。
(食品の安全や衛生は、生活環境とは違います)

従って、③措置命令(行政処分)を受ける可能性は全くありません。

つまり、今回の事件では、排出事業者は廃棄物処理法上は何の罰則も、
行政処分も受けることはありません。
しかし、今回は、横流しということで生活環境に支障は生じませんが、
もちろん、これが不適正処理なら支障が生じますので、誤解なきよう。

■リスクマネジメントの問題
今回の事件は、廃棄物処理の問題というより、リスクマネジメントの問題です。
普通の産廃ではないのですから、普段の処理委託と同等の管理ではダメなのです。

ダイコーについては、横流ししたのに、処分したとしてマニフェスト報告をした
(虚偽記載)ことで捜索を受けていますが、そっちは本丸ではないでしょう。
実際、警察は不正競争防止法違反の方向で動いています。

では、排出事業者には責任はないのか?
確かに、マニフェストの虚偽報告があったのに措置内容等報告書の提出を
していなかったのですが、虚偽だったなんて分かりっこありませんから、
そこは違反とは考えません。

したがって、法的には責任を問えないかもしれません。
被害者といえば、被害者ですしねー。
もちろん、実は担当者は横流しされることを気付いていた、というのであれば
共犯になるかもしれませんが、仮にそうだとしても立証は難しいでしょう。

違反は問われなくても、ブランドリスクではあったはずです。
マニフェストは、何もないよりマシ、という程度のものだと認識すべき
かもしれません。
そうだったとしても、マニフェストに問題があれば突っ込むべきですが、
普通は虚偽記載を見抜くことはできないでしょう。
では、鵜呑みにするのか、ということですが、その都度疑っていたのではキリが
ないです。基本記載は正しい前提でやるしかありません。

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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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なお、今回のビーフカツは産業廃棄物の動植物性残さという扱いでした。

・施行令第2条第4号(動植物性残さ)
 食料品製造業、医薬品製造業又は香料製造業において原料として
 使用した
動物又は植物に係る固形状の不要物

厳密に言えば、原料として使用したモノだけが産業廃棄物で、いったん
食料品になったモノが廃棄物になったとしても、産業廃棄物ではありません。
一般廃棄物です。

ダイコーは一般廃棄物の許可を持っていないでしょう。
そうなると、壱番屋は無許可業者への委託になるので、思いっきり
違反(委託基準違反)になります。
もちろん、ダイコーも違反(無許可営業)です。

でも、これの適用はできないでしょう。

なぜなら、ほとんどの会社で、この手の物は産業廃棄物として
処理しているからです。もし、これを一般廃棄物だとすると、
全国の一般廃棄物処理がひっくり返ります。

はい、この話は聞かなかったことにしてください。
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ビーフカツ横流し事件が業界に与えるプラスの影響

2016年02月01日 12時02分58秒 | 廃棄物事件簿
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ココイチのビーフカツ横流し事件を受けて、業界の評判が
地に落ちたという関係者の嘆きが聞こえてきます。

安倍総理が言っているとおり、築城3年落城1日ということで、
今後色々と仕事がやりにくくなる面は出てくるかもしれません。

しかし、キチンとした仕事をしている処理業者にとっては、
追い風になっているはずです。なぜなら、排出事業者は、処理業界
が信頼できないからといって、廃棄物を処理委託しないわけには
いきません。その代わり、報道でもあるとおり管理に力を入れる
ことになるからです。

例えば、同様に廃棄製品を横流しされたニチレイのプレスリリースは
こんな感じです。
産業廃棄物委託プロセスの見直しについて

つまり、問題がある(ありそうな)業者への仕事がますます細っていく
のです。もしかすると、まともに仕事をしていても、選ぶ側が
「100%の安心ができない」ということで、取引を控える
ことも出てくるかもしれません。処理業者は、これまで以上に上手に
アピールする必要があります。

そして、「どう見てもこの会社は大丈夫だ」という処理業者に仕事
が集中していくはず、です、希望的観測ではありますが。

実際、今回の事件を受けて、処理業者選定方法についての相談や、
代行監査についての問い合わせが沢山来ているところです。

当然、取材の依頼もありました。(都合で私は対応できませんでしたが)

今回の事件が、どれほど大きな影響を及ぼすかは分かりませんが、
処理業界の優良化を進展させる方向にあるのは間違いないと
思います。

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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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今回の事件での壱番屋の対応のすばやさが評価され、株価を上昇させた
側面もあったようですが、長期的に見て壱番屋にプラスに働くとは
ちょっと思えません。

ダイコーから横流しされていたのは、ニチレイの他にもコンビニ各社
イオン、マルコメの製品がありましたが、この事件は最初に発表した
“ココイチの事件”という印象を植え付けました。あくまで他の会社は
オマケという扱いです。

もし、セブンイレブンが最初に発表していたら、
「セブンの豚バラ蒲焼き横流し事件」
として人々の記憶に残ったことでしょう。

いい話も、悪い話も、1番目が最も目立ちます。
その意味では、壱番屋はアンラッキーだったと言うべきでしょう。
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ビーフカツ横流し業者を環境省が優良認定していた???

2016年01月27日 17時05分48秒 | 廃棄物事件簿
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■ダイコーに優良認定??
三重県から行政指導を受けていたのに、国(環境省・農水省)が
ダイコーに「優良」認定を与えていたという記事が出ています。

<廃棄カツ転売>国がダイコー「優良」認定 県行政指導直後
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160122-00000010-mai-soci

まず誤解があります。
「優良」も「認定」も与えていません。ダイコーが受けていたのは、
食品リサイクル法の再生利用事業者の登録でしかありません。
記事のほうが恣意的な表現にしています。

【登録再生利用事業者一覧表】
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syokuhin/pdf/ichiran.pdf

確かに、ダイコーが登録されています。
環境省は、あわてて?立ち入りをして、取り消しをしようとしていますので、
そのうちこの一覧表から削除されるでしょう。

■経緯としては・・・

まず、ダイコーは三重県で2008年6月に指導を受けました。無許可で堆肥
を製造していたということで、指導を受けて結局やめたそうです。

その2か月後に愛知県の施設で食品リサイクルの登録を受けています。

個人的には、「登録しちゃったのは仕方がないでしょ」と思います。
行政処分でもないですし、別の県であったことです。これをいちいち
三重県が環境省に報告するはずもないですし。

国は登録したら、管轄の自治体(この場合愛知県)に通知することに
なっていますが、愛知県が三重県の指導まで把握していなくても、
仕方ないでしょう。

ということで、記事のように本件について国・環境省を批判する
のは、かわいそうです。

それに、「優良」かどうかは問われていないのです。

参考までに、再生利用者の登録に関する条文です。面倒な方は飛ばしてください。
***************
食品リサイクル法

第十一条  
1 食品循環資源を原材料とする肥料、飼料その他
  第二条第五項第一号の政令で定める製品(以下「特定肥飼料等」
  という。)の製造を業として行う者は、その事業場について、
  主務大臣の登録を受けることができる。

2  前項の登録の申請をしようとする者は、主務省令で定める
  ところにより、次に掲げる事項を記載した申請書を主務大臣に
  提出しなければならない。

 一  氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者の氏名
 二  再生利用事業(特定肥飼料等の製造の事業をいう。以下同じ。)の内容
 三  再生利用事業を行う事業場の名称及び所在地
 四  特定肥飼料等の製造の用に供する施設の種類及び規模
 五  特定肥飼料等を保管する施設及びこれを販売する事業場の所在地
 六  その他主務省令で定める事項

3  主務大臣は、第一項の登録の申請が次の各号のいずれにも適合
  していると認めるときは、その登録をしなければならない。

 一  再生利用事業の内容が、生活環境の保全上支障のないものとして
    主務省令で定める基準に適合するものであること。
 二  前項第四号に掲げる事項が、再生利用事業を効率的に実施するに
    足りるものとして主務省令で定める基準に適合するものであること。
 三  当該申請をした者が、再生利用事業を適確かつ円滑に実施するのに
    十分な経理的基礎を有するものであること。

4~5 省略
6  主務大臣は、第一項の登録をしたとき、又は前項の届出を受理した
   ときは、遅滞なく、その旨を第二項第三号の事業場の所在地を管轄する
   都道府県知事に通知しなければならない。
***************

つまり、再生利用できる施設、事業内容、財務基盤があれば登録しなければ
ならないのです。優良だとか言ってませんし、認定でもないのです。
更新は5年に一回で、毎年現地確認するわけでもないのでしょうから
横流しを見抜けなくても仕方ないのです。

という制度なので、ちょっとあの記事はいただけません。
とはいえ、環境省としても当然放置するわけにも行かないので立入することに
なりました、ということですね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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■電子マニフェストの評価が下がった?

実は、今回の事件で、電子マニフェストの信頼性が傷ついたという
ポイントを忘れてはいけません。
なにしろ、壱番屋はダイコーから電子マニフェストで「堆肥化終了」
という報告を受けていたのですから。

環境省は、ことあるごとに電子マニフェストで不法投棄を防止すると
言って来ましたが、今回の事件でそのお題目を唱えにくくなりました。

電子化で不法投棄防止ができるなんて、そんなわけないことは、
業界関係者、実務担当者は分かっていたのですが、お役所、ISO審査員
あたりは勘違いしている方が多いのかもしれません。

ということで、
「電子マニフェストでは順法も適正処理も確保できるとは限らない」
のです。

電子マニフェストを導入している排出事業者さん、電子化したからと
言って安心しないでくださいね。
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ビーフカツ横流し問題への環境省の無茶な対応

2016年01月26日 01時01分10秒 | 廃棄物事件簿
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環境省が、全国の都道府県に対して、食品廃棄物を扱う処理業者に
立ち入りをして、その結果を報告するようにという通知を出したそうです。

まぁ、妥当な対策だと思わなくもないのですが、問題はスケジュール
です。

22日にこの通知が出たのですが、29日までに報告させるという計画です。

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO96414930S6A120C1000000/

通知を受けてもその日のうちに動けるわけではないので、稼動開始は
早くて次の日の23日って、それ土曜なので、実際は月曜の25日ですね。
28日までの4日間で立ち入りをして、最後の29日は結果を取りまとめて
報告というスケジュールでしょうか。

できるのでしょうか?
廃棄物部局の人って、暇なんだろうか?
しょうがないから、形だけでもやるのだろうか(だろうね)。

そんな調査で、何が分かるんだろうか。

書類管理の不備以外は何もなかった、という落としどころを考えて
いるのかもしれません。

でもね、ダイコーには隠し倉庫があったという話が、事件発覚後
13日後に出てきたのですから、ちょっとした立入で分かりっこ
ないんです。
http://toyokeizai.net/articles/-/102114

まぁ、今回はパフォーマンス目的で初回調査としてやってもらっても
いいですが、後でじっくりと対処してもらうことを期待しましょう。

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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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委託する側として、「どう見ても大丈夫な業者」を選ぶのは、それほど
大変ではありません。一方の行政は、グレーな業者にどう対応する
のかが問われるので、結構大変な仕事です。

先ほどは「じっくり対処」と書きましたが、実際にはなかなか
難しい仕事です。でも、やれることはあるはずなので、無理な
スケジュールを組まずに、「じっくり対処」してほしいと思います。
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ビーフカツ横流しとスキーツアーバス問題の類似性と相違点

2016年01月19日 20時48分08秒 | 廃棄物事件簿
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ビーフカツ横流しとスキーツアーバス事故、流行りネタだからと言って
無理やり一緒に取り上げている訳ではない。全く別の話題であるようでいて
基本構造は似ている。が、一方で注目すべき相違点もある。

■類似点

いずれも業界の構造的問題へと話は拡大している。

発注者としては
「ちゃんとやっているはず」
と思っていたが、
「やっていない業者は結構沢山いた」
という話である。

ビーフカツ横流しを受けて、愛知県は県内の処理業者の立ち入りに、
スキーツアーバス事故で国土交通省も他のバス会社を抜き打ち監査
することになった。

つまり、
「品質より価格」
を重視した結果、問題が起こったので、品質をチェックするぞ、
ということになったのである。

なぜ価格重視になったのか。
発注者としては

 ビーフカツ→「持って行ってくれればいい」
 バス→「目的地に着けばいい」

という最低限の品質があれば満足するので、他の差別化要因は
価格しかないからだ。

規制が行き届かない中で価格競争すると、品質が徐々に劣化
していき、臨界点を超えた時に問題として表面化するのである。

対策は、発注者側の意識を変えること。「安かろう、ヤバかろう」
という認識を持って、安心できる業者を選定すること。
そのためには、業者を選定するための情報やお墨付きが欲しいのであるが、
その情報やお墨を準備するのは行政の仕事。

ということで、行政側のチェック機能が重要になってくる。

産業廃棄物については、優良認定制度があるので、それを参考に
できる。
バス会社についても日本バス協会の「安全性評価認定制度」という
ものがある。

ということで、問題業者の取締りまでは行政の手が回っていないのは
仕方ないとして、優良な業者を認定する制度はどちらもあるのだ。

ということは、話は元に戻って、発注者側の意識、知識の問題に
なってくるのだろう。

■相違点
ところが、ここがこの2つの問題の大きな違いである。

 片やBtoC
 片やBtoB

なのである。

Cである大学生がバスの認定制度を知らなかったのは、まぁ仕方ないだろう。

ところが、Bの壱番屋が、そのまま転売できる姿の廃棄品を処理するというのに、
認定どころかまともなHPもない業者に委託しているというのは信じ難い。
現地確認をした結果、それでも安心できると判断したのだろうか。

もう一つの違い、

 片や人が死んでいるが、直接関係のある人は多くない。
 片や死者はいないが、この問題を身近に感じる人はかなり多い。

そして、最大の相違点は、被害者だ。

 片や発注者自身
 片や他人(消費者全体)

なのだ。

半年後、人々の意識に残っている事件は果たしてどちらだろうか。
おそらく、ビーフカツの横流し・転売なのでなかろうか。

我々日本人はこれから、スーパーの陳列棚に日々疑いの目を向ける
ことになるのかもしれない。

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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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えー、一番悪いのは、「ダイコー」と「みのりフーズ」ですから。
そこんとこ、誤解のないようにお願いします。

それと、食品以外でも横流ししてる処理業者なんて、他にもいますから。
廃棄物の処理を委託する場合は、重々ご注意あれ。
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