議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

大栄環境の和泉RCを見てきました

2017年07月09日 23時25分43秒 | コンサル日誌
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大栄環境の和泉リサイクルセンターを見学しました。

大栄環境と言えば、
産業廃棄物処理業の振興方策に関する提言」の取りまとめについて
産業廃棄物処理業の振興方策に関する提言(概要版)
の16ページの売上高上位10社のリストにある通り、

「大栄環境単体で、産廃業界の売り上げ第3位」
であり、
「グループ会社の三重中央開発も含めれば業界No.1」
という会社です。

ちなみに我がスズトクグループ内には、売上が上位10位以内に
ランクインする会社がありますし、グループを合計すると相当な上位
ランクに入りますが、有価物の扱いが多いのでこの統計から外れて
います。釈然としませんが。。。

さて、和泉はそんな大栄環境の創業の地だということで、
多種多様なリサイクル施設があるだけでなく、埋立中+埋立完了後の
跡地利用中の最終処分場があり、なるほど処理業界の色々を
一気に見ることができる稀有な場所でした。
http://www.dinsgr.co.jp/business/sv_nt/group_rc_izumi.html

しかし、私がそれより感銘を受けたのは、住宅どころか、
農業用水池のすぐ近くに最終処分場を造ったということです。
丁寧に、誠実に説明をして、信頼関係を構築して反対運動を
乗り越えた、その根気と熱意はただ事ではないと思いました。
安倍さんと菅さんには爪の垢を煎じて飲んでほしいものです。

そしてそれを成し遂げた者だけが手にすることが出来る、
成果の大きさも目にしました。敷地いっぱいに建屋を建設し、
(たぶん)すべての作業をその建屋内で行い、清掃を徹底し、
来客対応を含め隅々まで行き届いた社員教育は、その根気と
熱意の賜物なのかもしれません。

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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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それにしても、人間、簡単にあきらめてはいけないと思いました。
特に、「廃棄物」だということだけで話が前に進まない仕事も
ありますが、大栄さんのこれまでの実績に勇気を得て、
真摯にコツコツと仕事を進めていこうと思いました。

さて、水銀廃棄物関連の資料が、以下に公開されています。
環境省が先月行った説明会のPPT資料はあります。社内説明用としても
使える部分があるでしょう。
説明会場では、Q&A集もアップされると説明があったのですが、
まだのようです。
http://www.env.go.jp/recycle/waste/mercury-disposal/index.html

水銀使用製品産業廃棄物の対応方法は、石綿含有産業廃棄物と似て
来ると思います。

石綿含有産業廃棄物の場合の例

コメント (2)
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