議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

ようやく落ち着きました

2011年03月24日 05時28分37秒 | コンサル日誌
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■震災を受けて
大震災、大変なことになりました。

震災当日、私は岡山のセミナー会場でマニフェストの説明をして
いましたが、少しだけ揺れを感じました。「あ、地震ですかねぇ」
と何気なくつぶやいたのを覚えていますが、まさかこんなことになるとは
思ってもいませんでした。

その日は結局、新幹線が東京-新大阪間で動かずに、京都のネットカフェ
で夜を明かしました。被災地のことを考えれば、贅沢言っている場合では
ありません。

週明けの月曜・火曜も西日本でセミナーの予定だったのですが、土日を東京で
すごした私としては、とてもセミナーなどする雰囲気ではないと感じて
いました。ところが、主催者の方が予定通り実施するとのこと。行ってみると
街の雰囲気が違うんですよね。タクシーの運転手さんも「いやぁ、申し訳
ないけど、他人事なんですよね」とのこと。

今になって思えば、阪神淡路のときも、私も含めて関東の人間からしたら
他人事だったのかもしれません。それはある程度仕方のないことでしょう。
しかし、今回の震災は関東の人間にとっては揺れそのものも、被害も、
その後の生活への影響も大きく、文句なしの当事者です。

阪神淡路より復興が困難であることを考えると、国の中心である東京が
当事者意識を強く持てるということは、良いことなのかもしれません。
そして、今回の震災で、資源、エネルギーの扱いと、人間の経済活動に
ついて国全体が改めて考え直すことになるでしょう。

その一方で、西日本の人には日本全体を盛り上げるためにも、やたらと
自粛せずに、これまで通りに活動していただければよいと思います。

今回のことからできるだけ多くの教訓を得て、過去のしがらみを捨てて、
これまで以上によい国を作り上げて行きましょう。

■ようやく落ち着きました

ようやく、セミナーロードが終わりました。東京で開催予定だったセミナー
は、キャンセルが沢山出たため、少し早めに終わりました。全国から参加者
を集めて開催するセミナーは、やはりキャンセルになりますね。
参加者が西日本に限定される会社のセミナーとはちょっと事情が違います。

でも、キャンセルとはいえ、基本的には4月以降に開催予定です。

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■□■□■□■□■□■編集後記■□■□■□■□■□■□■□
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一般廃棄物であるベビーカーや廃衣類を、広域的処理認定制度の
対象とするパブコメが出ています。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=13601

過去に、衣類系の広域回収、リサイクルができないかとの相談を
山ほど頂き、その度に「一般廃棄物なので、広域認定ができないん
ですよね」と回答してきたことを思えば、やっと出来るようになった
、、などとは思っていません。

一般廃棄物の収集運搬業を国の許可にするのが先です。さらに、一般廃棄物
処分業の許可も合理化し、その上で必要なら広域認定という特例の導入を
検討すればいいんです。

より良い国を作るために、声を上げていきましょう。
コメント
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