議論 de 廃棄物

環境・廃棄物問題の個別課題から問題の深層に至るまで、新進気鋭の廃棄物コンサルタントが解説、持論を展開する。

医療廃棄物の適正処理に関する疑義について_5・2「委託の実施」

2008年01月24日 06時35分50秒 | 過去の疑義照会
Q17
感染性廃棄物である金属くず、ガラスくずを焼却する行為は、廃棄物の中間処理に該当するか。

A17
感染性廃棄物を安全な状態に変化させる(滅菌する)ために焼却する行為は、廃棄物の中間処理に該当する。

【平成2年3月19日 衛産17】
※注意・・・[はじめての方へ]の[過去の疑義照会とは]をご一読ください。

※注意:医療系、感染性廃棄物の処理マニュアルの経緯について

 ◆平成元年11月13日 衛環174号 「医療廃棄物の適正処理について」
    ⇒『医療廃棄物処理ガイドライン』
      ▲本Q&Aは、このガイドラインに基づいています。

 ◆平成4年8月13日 衛環234号 「感染性廃棄物の適正処理について」(同時に、上記通知の廃止)
    ⇒(旧)『廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル』

 ◆平成16年3月16日 環廃産発040316001 「感染性廃棄物の適正処理について」(同時に、上記通知の廃止)
    ⇒(新)『廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル』
      ▲2007年12月現在は、これが適用されるマニュアルです。
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排出権をオークションに

2008年01月24日 06時02分25秒 | ニュースクリッピング
EU、排出枠入札制に・企業省エネ反映、「ポスト京都」13年から

温室効果ガスの排出権を、各排出企業が買い上げる方式を考えているそうです。現状の排出権取引は、各企業に過去の実績を踏まえて排出権を割り当てていますが、それでは省エネが進んでいる企業が不利だということです。

正しい考え方だと思います。これは国別に排出量削減目標が割り当てられている今の京都議定書のやり方に対するアンチテーゼだともいえます。将来的には、2050年に世界全体の排出量を決めておき、その排出権を各国が買い取るようにするのかもしれません。排出された温室効果ガスという“汚染物質”の処理費(吸収費)を算出しておき、それを最低価格としてオークションするのです。

これって、当たり前のことですよね。廃棄物は大昔から排出者が処理費を払っています。PPPってやつです。

しかし本当は、ひとりひとりに排出権を平等に割り振っておき、それの取引とすべきなのかもしれません。上記の方法では、お金のない人(国)は呼吸すらできなくなってしまいますから。
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