JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

奈良・高畑町御朱印めぐり①

2018-08-12 | 御朱印めぐり
今回は奈良・高畑町の御朱印巡りです。

高畑町は春日大社の南に広がるエリアで、春日大社の神職らが暮らす地でした。


この夏奈良市が展開する「なつの奈良旅キャンペーン」の一環としてJR西日本が「ちょこっと関西歴史たび」という企画を行っており、7/1~9/30まで高畑町界隈にある新薬師寺・不空院・福智院の3カ寺で「ちょこっと関西歴史たび」限定の御朱印をいただけることになりました。

#「ちょこっと関西歴史たび」はJR西日本が近畿にある沿線の地域にスポットを当てて特別公開などのイベントを展開する企画で、3ヶ月毎に対象エリアが変わり、最近は対象エリアの寺院で「ちょこっと関西歴史たび」の特別御朱印を展開していることがあります。

ろうそくの明かりでライトアップされる「なら燈花会2018」が8/5~14に開催されるのに合わせて新薬師寺と不空院が夜間拝観を行いますので、猛暑日の続く奈良でも少しは過ごしやすい時間に回ることができます。

特別御朱印のある3つのお寺ですが、
・新薬師寺 夜間拝観は書き置きのみ(昼間は直書き対応)
・不空院  昼間の拝観と御朱印は予約が必要(夜間拝観は予約不要)
・福智院  夜間拝観なし、16時まで
と対応がバラバラです。不空院を夜間に、新薬師寺と福智院を昼間に回った方が良さそうです。

そこで8/4の朝のうちに新薬師寺と福智院を回り、合わせて近くにある元興寺なども回ってみたいと思います。暑い時期ですからお昼前(11時目安)で終わりにして熱中症にならないようにしたいと思います。残る不空院は「なら燈花会2018」の時期に回ってみます。


拝観受付は朝9時からなので8時半頃に近鉄奈良駅に着けばOKです。

鶴橋から近鉄奈良線に乗りましょう。奈良線の看板列車は快速急行です。鶴橋を出ると次は生駒まで止まりません。1972年のダイヤ改正で誕生、現在は20分毎の運転で阪神の三宮から直通する列車もあります。

近鉄は2010年前後から乗客の減少に対応するため急行や準急の停車駅を追加しています。この影響もあり看板の快速急行も鶴橋-奈良間で33分前後かかっています。鶴橋駅にあった奈良競輪の看板には子供の頃「(競輪場最寄りの)西大寺まで快速急行22分」とあったはずですので当時より遅くなっています(西大寺-奈良は5分ですから鶴橋-奈良は27分前後でした)。今回乗る7時59分発は土曜朝の奈良行きですので30分と最速の電車です。

石切まで坂を上り生駒トンネルに入ると抜けた先が生駒です。生駒がほぼ中間で、あとは緩やかに奈良盆地を下ってゆきます。地下駅になっている近鉄奈良駅に到着です。

奈良市内のバスは近鉄系の奈良交通が運行しています。高畑町界隈は東から西に向かって下り坂になっており最初に東にある新薬師寺に行くのが正解でしょう。新薬師寺は近鉄奈良駅からバスで破石町下車が便利です。

「わりいしちょう」と読むそうです。

破石町のバス停からはこのように新薬師寺まで長い坂がだらだら続きます。

新薬師寺に到着。奈良時代に光明皇后が聖武天皇の病の平癒を祈願して創建した華厳宗のお寺で、本尊は国宝の薬師如来です。奈良は度重なる戦乱で寺社が焼失していますが、新薬師寺は幸いにも残り、国宝の本堂は奈良時代のものだそうです。

門前の拝観受付で拝観料と御朱印料を支払います。複数の御朱印、例えば2つお願いしたい際はここで2つと申し出るとプラスチックの札を2枚もらえます。この札と御朱印帳を本堂内の受付に持ってゆくと御朱印が頂けます。

この本堂を左手に回り込むと拝観口があります。ここの中で御朱印帳を預けます。


本尊の薬師如来と本尊を守る十二神将は国宝で(正確には戦前に作り直された宮毘羅大将を除く11体が国宝)、中でも伐折羅大将は500円切手の図柄に採用されたこともありました。十二神将はじっくり見る価値があると思います。

新薬師寺の御朱印と御詠歌です。いただいた御朱印には「ちょこっと関西歴史たび」の判があります。

御詠歌は短歌の形をした巡礼歌で、西国三十三カ所をはじめ一部の著名な寺院では御詠歌も頂くことができます。通常の御朱印に比べ手間がかかるので多忙時には断られることもあります。手が空いてそうな朝早くでしたのでOKでした。かつて四国八十八カ所霊場でも頂けたそうですが現在は取りやめられています。また日蓮宗のお寺には御詠歌はありません。


坂を下って福智院を目指します。早くも暑くなってきました。

福智院に到着。

福智院は736年に聖武天皇の発願により創建された清水寺が起源で、1254年に再興された真言律宗のお寺です。真言律宗は広い意味での真言宗の一派のようです。

門をくぐると御朱印の案内があります。お堂の一角に受付があり、ここで拝観料と朱印料を支払い御朱印帳を預ける形です。

本尊の地蔵菩薩座像は再興された際に作られたもので、2.73mと地蔵菩薩座像としては日本一大きいと言われています。本堂とともに重要文化財に指定されています。今回は本堂改修の際に見つかったという絵入りの卒塔婆も展示していました。お寺の方に説明してもらえ、お茶も頂けるなど小さなお寺ならではの小回りの利くサービスが印象的でした。

福智院でも「ちょこっと関西歴史たび」の御朱印が頂けました。

もう一つ「ちょこっと関西歴史たび」を記念した新幹線のイラスト入り御朱印も頂いています。書き置きではなくお願いすると専用の紙に書いて頂ける形です。「JR西日本 承認済み」というのがユニークですね。恐らくJR側から特別御朱印の話が来た際にお寺側が提案したのでしょうね。拝観中に他の拝観客もこの新幹線の御朱印を頂いており人気のようでした。

#この新幹線の御朱印を4,000円でネットフリマに出している輩がいましたが罰当たりなことはやめましょうね。


これでメインの目的を達成できました。まだ少しは歩ける気温なので続けましょう。福智院のさらに西にあるのが元興寺です。飛鳥の地にあった飛鳥寺が平城京に移されたもので、今年創建1300年を迎えました。

元々は大きな伽藍を構えていましたが度重なる戦乱で多くを失い衰退、寺域も最盛期の何分の一かになっています。現在は「極楽坊」と呼ばれる真言律宗の「元興寺」とその南にある「塔跡」と呼ばれる華厳宗の「元興寺」とに分かれています。同じ元興寺でも属する宗派が異なっています。

「塔跡」の方の元興寺はご不在のようでした。すぐ近くの御霊神社に行ってみます。

800年に吉備真備以下の八所御霊を祀って創建されています。1451年に元興寺の火災に巻き込まれ焼失、現在の地に移されています。祭神もそのあたりで変更されたのか現在は井上皇后などになっています。

吉備真備は奈良時代の学者で遣唐使の一行として唐に渡り儒学や兵法、天文学などの書物を唐より持ち帰っています。聖武天皇などの信任が厚く、地方豪族の出身としては異例の右大臣に昇進した人物です。先の豪雨で大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町は吉備真備の出身地とされています。

御霊神社のご朱印です。


「塔跡」の北にあるのが「極楽坊」の方の元興寺です。こちらは所有する曼荼羅図が民間信仰と結びついて参拝客を集め、「塔跡」よりもお寺の整備が進んでいたようです。

本堂は元々は僧坊(住居)だったようです。

拝観受付で拝観料と御朱印料を一緒に支払いお願いする形です。3種のサンプルがありますが、受付の掲示を色々見ると他にも頂けるようです。詳しくは受付の係員にお問い合わせください。

元興寺は現在の元興寺文化財研究所の前身となる元興寺仏教民俗資料研究所を1967年に発足させ、以来他県の文化財を含めて保存や調査研究を行っています。展示室がありますので一度ご覧になるといいと思います(拝観料を払っていれば展示室も見学可)。

創建1300年記念の御朱印を頂きました。また2つの元興寺が寺宝の仏像を持ち寄り公開する記念行事も開かれるとのことです。


分量が多くなってきましたので今回はここまで。後半に続きます。

今回回った寺社の御朱印情報です(御朱印料は特記ない限り300円)。
新薬師寺  6種を本堂で授与(朱印料は拝観受付で)。直書き。オリジナル御朱印帳あり。
福智院   10種を拝観受付で授与。4種は直書き、季節限定などは専用用紙となり500円。
御霊神社  2種を社務所で授与。直書き。季節により書き置き限定ご朱印あり。500円。
元興寺   5種(?)を拝観受付で授与。直書き。オリジナル御朱印帳あり。
(極楽坊)

※「ちょこっと関西歴史たび」の御朱印は9月末まで。希望の場合はお願いする際に指定を。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後継機材選定でもがき苦しむオリエンタルエアブリッジ

2018-08-10 | シャック便り
長崎空港をハブ空港に五島福江・対馬・壱岐などの路線を運航するオリエンタルエアブリッジが保有するDHC-8-200型機2機の耐用年数が近づいており後継機材が必要とされていますがその選定が上手く行かずもがき苦しんでいるようです。

同社は全日空とコードシェアを行っているなど事実上全日空グループに入っており、DHC-8-200型を2機、全日空の中古機DHC-8-400型を1機保有しています。このうちDHC-8-200型機の2機はそれぞれは2001年・2002年に導入しており、着陸回数8万回の機体寿命にそれぞれ2019年度・2020年度に到達する見込みです。老朽化とみられる重故障もこのところ多発しており、既に安定した運航が困難になりつつあります。


今後の選択肢としては
(1)DHC-8-200型機の中古を調達する
(2)DHC-8-400型機に置き換える
(3)ATR42型機に置き換える

ですが、結果としてどれも問題があるようです。


[DHC-8-200型機への置き換え]
・これまでと同型なのでパイロットや整備部門は特段の対応が不要
・既に新規の生産が打ち切られており中古機での調達となる
・状態の良い中古2機を見つけることができるのかが問題となる
・仮に中古機を調達しても2023年頃に機体寿命を迎え、再び後継機種が問題となる

[DHC-8-400型機への置き換え]
・全日空グループで使用しており移行支援を受けることは可能
・経費削減のため全日空の中古機を譲り受けることも可能
・同機種は離陸滑走距離が最大1,402mの機種であり、1,200mの壱岐空港では対応できない
・現状のまま壱岐空港で発着させる場合は定員74人を27人に制限する必要があり採算が取れない
・長崎県は壱岐空港の滑走路延長は予算上困難と回答

[ATR42型機への置き換え]
・現行機種であり近隣の日本エアコミューター(JAC)や天草エアライン(AMX)で実績がある
・壱岐空港の1,200m滑走路でも離着陸可能
・全日空グループはATR42の採用予定がなく重整備などの支援ができないことを既に通告されている
・パイロットや整備の機種転換が必要でその間欠航が出ることは避けられない


ご覧の通り全て大きな問題点を抱えています。当面のつなぎとしてDHC-8-200型機の中古での置き換えが最有力となっていますが、これとて数年問題を先送りすることにしかならず再び同じ問題を抱えることになります。


恐らく根本的な解決となるのはATR42への置き換えです。JALグループではJACをハブとしてAMXやATR42の導入を決めた北海道エアシステム(HAC)に対し重整備時や重故障時に共通運用機を融通できる体勢を整えています。HACやAMXが重整備をJACに委託することでトータルコストの削減も可能で、非常にうまい体制を整えています。この輪の中に入ることができればベストと考えられます。

しかしながらオリエンタルブリッジは長崎県や地元銀行が主要株主となっており、全日空は僅か4.7%を出資しているに過ぎません。このため全日空がオリエンタルエアブリッジをグループから離脱させて(持参金付きで)JALグループに身売りしようにもできないようです。


このように有効な問題解決策がないまま時間だけが過ぎており、重大事故の発生や全線の運航停止といった最悪のシナリオも否定できず、オリエンタルエアブリッジはもがき苦しんでいるようです。

また壱岐からは「今後の選択肢によっては壱岐線が切り捨てられるのではないか」と危惧する声も上がっているようです。ソースはこちら。長崎-壱岐線が廃止になると壱岐から長崎本土へ直接向かう手段がなくなります。人も物も福岡や唐津から入ってくる壱岐は長崎県への帰属意識が薄いとされ、戦後の一時期に福岡県への編入を求める運動が起きたことがありました。直接行き来できる手段がなくなると福岡県への編入を求める運動が再燃することも考えられます。展開によっては大きな問題になるのかも知れませんね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インドネシアの地震で7110kHzが非常通信周波数に

2018-08-08 | シャック便り
8/5にインドネシア東部のロンボク島で発生したマグニチュード6.9の地震でインドネシアの連盟ORARIは、HF帯7.110MHzを使用した非常通信を実施している模様です。詳細はこちら


ORARIは「非常通信に混信が起こらないように7.110MHz付近の周波数をクリアにして欲しいと」近隣諸国のアマチュア無線家に呼びかけているようです。7MHz帯を運用される際は非常通信が終了するまでしばらくの間、7110kHzをクリアにするようお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪府茨木市(JCC 2513)移動運用報告

2018-08-06 | 移動運用結果報告
8/5(日)に大阪府茨木市(JCC 2513)竜王山に移動運用に行ってきましたのでご報告します。

昨日からのフィールドデーコンテストに参加するため移動することにしました。FDは毎年茨木の竜王山にしています。たくさんのアンテナが張れる竜王山が便利だからです。

担ぎ上げかつバッテリ運用ですから2日目の早朝からの運用とします。コンテストは12時までのため比較的涼しい午前中だけですから何とかなりそうです。とはいえ今年は猛暑続きで危険なためQRVするバンドを減らすことで荷物を減らし負担を軽くすることにしました。


FDはエリア別の表彰があるのは50MHz以上のみ、それらも電力別の表彰がないため5Wでは有利な部門がありません。例えば21MHz帯に絞ればダイポールだけで済みますが見通し距離にいる局の数が多い1エリアが圧倒的に有利です(21の場合大規模なEsが出れば8の局が有利)。3エリアの局は全国表彰の部門ではどうやっても勝てないのが悩ましいです。

どのみち勝てないので「そこそこ飛んで負担の軽いアンテナ」を持っているバンドに絞ることにしました。21MHzのフルサイズダイポールと144MHzのNR22L(5/8λ×2段)の2つになります。21MHzは前の週の福知山市移動でもよくオープンしていました。

144/430MHzはコメットの24KGを使うことが多いのですが、今回はラジアル代わりになる50MHzのアンテナを持ってゆかないのでノンラジアルのNR22Lにしました。430MHzは鞄の中に入っている1/2λホイップです。これらの組み合わせなので伸縮ポールは普段7MHzの移動で使っている長い6mにしています。

144/430MHzでコンテストに使えて軽いアンテナって24KGくらいしかないんですよね。もっとゲインのあるアンテナが欲しいのですがメーカーは全然開発してくれませんね。


あとは1リットルのお茶を凍らせ、さらにタオルも凍らせて持ち込みます。これでも厳しいようなら忍頂寺11時35分発のバスで早めに引き上げるつもりです。


JR茨木から6時43分発の忍頂寺行き始発バスに乗ります。多くは山岳区間の入口になる上福井までで降りてゆくため山岳区間の乗客は4人だけでした。

バスは彩都あかね地区を通り山岳区間に入ります。先日の大雨ではこの山岳区間の府道(府道110号)が連続雨量規制に引っかかり数日通行止めとなりました。いま向かっている忍頂寺地区も避難指示が出ていましたから6Dは池田の五月山からになりました。

小さな崖崩れはあるようですが幸い大きな被害はなかったようですね。手前の千提寺口にある気温の表示板は25度になっています。麓の茨木市街より3度ほど気温が低いようです。

やっとこさ忍頂寺に到着。虫除けスプレーをスプレーして山に入りましょう。

サラテクトは蚊除け、北見のハッカ油はメマトイ除けです。汗止めに使う手ぬぐいにハッカ油をスプレーすると香りでメマトイが逃げてゆきます。そうそうハッカ油はお風呂のお湯に2・3回スプレーするとリラックス効果がありますし湯上がりがひやっとして快適です。夏場大活躍するアイテムです。


忍頂寺バス停から山頂までは坂がきつく重い荷物が大きな負担になります。QRVするバンドを少なくして荷物を減らしているとは言え汗が噴き出ます。20分あまりかかり竜王山の山頂に到着です。冷たいお茶を少し飲んで設営開始。凍らせた1Lのお茶とタオルがよく冷えています。これらが命綱となります。

これまでは展望台の一番上にタープがわりのレジャーシートを張って暑さ除けとしてきましたが今年はこれでも厳しいため機材は階段の踊り場に置きました。ここなら必ず日陰になりますし木製展望台のためほぼ360度風が通ります。


展望台の上に伸縮ポールを設置し、NR22Lとダイポールを張っておきます。アンテナの数が少ないのでいつもよりかなり楽です。

8時20分に探り入れで21MHzからスタートです。8が少しオープンしていますがあとは3エリアの局のみです。なんとなく期待はできそうなCondxですね。

144MHzも聞いてみましょう。いつも使う24KGと今回のNR22Lですと飛びが劇的に変わることはありません。差が出てくるのは4.5→6Mにした伸縮ポールの方で、2エリアの局がいつもよりやや多く聞こえています。

21MHzが期待できそうなので戻してみたら8と7が本格的に開いてきました。宮城あたりまで聞こえてきています。時には北関東も開いてきます。


10時を回って日が高くなってきました。そろそろ後半戦です。たまにやってくる登山客が展望台に上がっても暑くて耐えられないのかすぐに降りていますが日陰になる踊り場はまだ暑さをしのげています。凍らせた1リットルのお茶を少しずつ飲めばなかなか快適です。

そういえば、と28MHzを聞いてみると8エリアの局が1局聞こえます。かなり昔に書かせて頂きましたがNR22Lは28MHzの1/4λのホイップとしても使えるので呼んでみたら取ってもらえました。28MHzで思い出しましたが例年池田の五月山から各バンドにQRVし3エリアのFDではおなじみのJH3YKV局が今年は出ていないようですね。28MHzみたいなマイナーバンドではYKV局は有り難い存在でしたが・・・FDがどんどん寂しくなりますね。

残り約1時間となり144MHzに出てくる局がぐっと減ったので展望台に上がり430MHzのホイップに交換します。1/2λのホイップですからゲインはささやかですが地上高があるのでちょっとは飛んでくれます。最近はお手軽なハンディ機+付属か少しゲインのあるホイップでQRVされている方が多いのですが、これではそんなに飛びません。地上高(標高ではなく地面から給電点までの高さ)が足りないからです。どう地上高を稼ぐか意識してみて欲しいと思います。


21MHzはバンド内がざわついている感じです。空き周波数でCQを出すと1エリアからコールがありました。他の3エリアの局も気がついたようで一気にCQを出す局が増えましたが肝心の1エリア側で気がつく局が少なかったみたいで盛り上がりに欠けたまま収束しました。

12時になりましたので終了。次のバスは忍頂寺13時30分発です。時間があるので弁当を食べてから片付けです。気温が相当に上がってきましたが、うちわを使えばまだ何とかしのげます。

この踊り場での設営が正解だったようですね。50MHzのHB9CVのようにビームアンテナを持ち込むと不便ですがモービルホイップは無指向性ですしダイポールも北東ビームにしておけばほぼJAをカバーすることができます。


バスの時間が近づいてきましたので引き上げましょう。途中の宝池寺で最近御朱印を頂けるようになっており、今日はお寺の方がいたのですが御朱印帳を預かってなかったので頂きませんでした。せっかくなので頂きたいのですが御朱印帳1冊の重さが負担になるほどきつい坂なのでどうしようかと思っています。

帰りのバスに乗りました。JR茨木駅まで戻り、駅前のリューヘイでパンを買いました。食パンは焼きたてをゲット。茨木市内は35度を越えており電車を待つだけでもむせかえるような熱気に包まれ、焼きたてパンの匂いをぷんぷんさせての帰宅となりました。


FDは固定局同士のQSOを解禁するルール改正以降移動局が減り固定局が主流になりました。移動局のアドバンテージが抑えられてしまい自宅からQRVした方が楽ですし、この猛暑ではフルタイムの移動は困難で固定局の方が逆に有利になっているのも確かです。

また今回のように8エリア-本州のEsが長時間オープンし続けていると8エリア、とりわけ宗谷・留萌・日高など局数の少ないレアなマルチに移動した局が圧倒的に有利です。地元局みたいに「○×局、あー△△さんだね~ 591xxM送るね~」とのんびりやるのではなく1エリアなどからパイルを整然とさばくことのできるOPが乗り込んで移動すれば全国1位を取ることもそう難しくないですよね。実際入賞狙いとおぼしき8エリアへの乗り込み局が6DでもFDでも見受けられました。

あるいは札幌市だと石狩でザコマルチですが、すぐ隣の小樽市は比較的レアな後志になります。札幌市と小樽市の市境はJRほしみ駅のすぐ西方にあり、札幌市内中心部からも短時間でアクセス可能です。後志でも全国1位を取れるチャンスは十分あるでしょう。

こんな風に「勝ちパターン」が固まってしまうのは競技としては好ましくないわけで、例えばフィギュアスケートなんかもジャンプ偏重になりすぎたためバランスが取れるようこのシーズンからルールを改正しています。冒頭で書いたエリア別・電力別表彰のあり方も含めJARLのコンテストも再びルールを見直すべき時に来たのではないのかな、と思います。


21MHzで29局、28MHzで1局、144MHzで39局、430MHzで23局の計92局でした。各局ありがとうございました。どうも九州・沖縄はFBなCondxに恵まれなかったようで3エリアからは聞こえず6エリアの局のツイートを見ても不振だったようです。

しばらく夏休みとします。猛暑の収まる9月上旬頃から7MHzの離島移動に復帰したいと思います。よろしくお願いします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8/5 大阪府茨木市移動

2018-08-03 | 移動運用予定
フィールドデーコンテストにあわせて大阪府茨木市(JCC 2513)に移動します。


日時:8/5(日) 午前8時頃~正午まで ※猛暑により早めに切り上げることもあります
    バッテリ運用のため日曜のみになります。

場所:大阪府茨木市 竜王山からQRVの予定です。
    小雨決行ですがまとまった雨の場合は中止します。

バンド:21/144/430MHz帯(430はFM中心、その他はSSB)
 

※当局の移動運用についてはこちらもご覧下さい。
※QSLカードについてはこちらをご覧下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

兵庫県篠山市が「丹波篠山市」へ改名か

2018-08-01 | シャック便り
兵庫県篠山市が2019年中を目処に「丹波篠山市」に改名したい、との意思を明らかにしました。合併や市制施行を伴わない市名の改名は1959年に愛知県挙母市が豊田市に改名した例などが知られますが、実例は僅かだとされます。


篠山市は旧多紀郡の篠山町・今田町・丹南町・西紀町の4町が1999年に合併してできた市ですが、旧氷上郡の6町が2004年に合併し「丹波市」を名乗ったこと、京都府船井郡の旧丹波町・瑞穂町・和知町の3町が2005年に合併し「京丹波町」を名乗ったことから混乱が生じているとされます。テレビで篠山市が取り上げられたにも関わらず丹波市に問い合わせがいった、などの例があるそうです。

篠山側は旧氷上郡の丹波市に対し市制施行時から異を唱えるなど「丹波」の名前にこだわりがあるようで、JR篠山口駅についても「丹波篠山駅」に改名しようという動きが一時あったようです。

市名については国からのガイドラインで「読みにくいものは好ましくない」「既存の市名と重ならない」などがありますが、その自治体の条例で変更することができるそうで、篠山側から異論の出た丹波市についても手続き上認められています。


過去の例からJCCコード(2722)に変更はないと考えられ、篠山市時代のQSOやQSLは今後「丹波篠山市」に改名したとしても引き続き有効になるものと思われます。今夏のハイバンドシーズンはそろそろ終わりですが、焦って篠山市を探す必要はないと思います。

#とはいえ改名の前後で移動運用をする局(「篠山祭り」)が絶対出てくるんだろうな、と思っていますhi
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする