JF4CADの運用日誌2.5

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与那国島移動運用メモ

2014-07-09 | シャック便り

与那国島移動運用メモ

[八重山郡与那国町]
与那国島は八重山郡与那国町に属し、日本最西端の島です。島の周囲を海流が流れていることから波の荒い日が多く、古くは「渡難(どなん)の島」と呼ばれていました。

与那国町の現在の人口は約1,600人です。町制を敷くには非常に少ない人口ですが、これは終戦直後に与那国島を介した台湾と沖縄との密貿易が活発に行われ、中継地となった与那国の人口が大きく増えたためです。その後密貿易が行われなくなると与那国の人口は大きく減ったとされています。

現在は与那国馬などの畜産、長命草やサトウキビなどの農業、カジキ漁を中心とした漁業が中心の島です。ドラマ「Dr.コトー診療所」のロケ地となり、現在も診療所のセットが残されています。

 
島内には役場のある祖納・定期船の発着する久部良・Dr.コトー診療所のセットが残る比川の3つの集落があります。ただし住所はいずれも与那国町与那国○○○番地となります。見分け方が難しいので問い合わせの際はどの集落か確認しておくべきです。

現在与那国からHFにQRVしているアマチュア局はいないのではないかとのことでした。

 
[島内での運用]
公園や宿などが候補になります。

 
[島へのアクセス]
那覇空港または石垣空港から与那国空港までRACのプロペラ機があります。現在は那覇からが毎日1往復、石垣からが毎日3往復です。

那覇発の直航便は早朝のため本土からの便では当日の乗り継ぎができません。石垣経由の場合でも那覇からの直航便とほぼ同じ運賃になる割引制度があります。詳しくはJALの国内線予約にお問い合わせ下さい。

このほか福山海運のフェリーが石垣港から久部良まで週2便出ています。かなり揺れること、船内の清掃が行き届いていないとの情報もありあまりお勧めできません。与那国側の発着港は久部良ですが、まれに祖納になる場合もあります。欠航する場合もあるため必ず当日福山海運に問い合わせた上でご利用ください。

 
[島内でのアクセス]
集落間を結ぶ路線バスがあります。空港でも乗降できるそうです。無料なのですが特に比川経由便は本数が少ないためご注意ください。タクシーは台数が少ないため予約がベターです。バスとタクシーのお問い合わせは最西端観光まで。

このほかレンタカーやレンタルバイク、レンタサイクルがあります。

 
[宿泊施設]
各集落にあります。民宿からホテルまで様々です。ほとんどの宿で与那国空港への送迎をやっています。

 
[島内の店]
各集落にあります。祖納にはスーパーをはじめパン屋などもあります。逆に比川は集落が小さく共同売店などわずかしかありません。食堂も各集落や空港にあり、夜間も数が少ないながら居酒屋が営業しています。

 
[注意点]
与那国島にはハブはいません。

島内の道路には4カ所に「テキサスゲート」という溝が切られています。牛や馬はこのテキサスゲートを通れないため牧場から逃げ出せないそうです。バイクや自転車ですと滑って転ぶ可能性があるため通行にご注意ください。

 
[おみやげ]
花酒などの泡盛、与那国織、かまぼこ、クバ餅など。近年は観光客相手の雑貨店がいくつかできたほか、空港の売店でも買うことができます。空港の売店は飛行機の発着時間前後のみ営業しています。

花酒は泡盛の蒸留の際に最初に出てくる度数の高い部分(初留)だけを集めたもので、60度とアルコール度数が高いものです。このため税法上は焼酎類ではなくスピリッツとなるそうです。近年は沖縄本島の業者も特例で出荷していますが、以前は与那国でだけ認められていたものでした。

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