JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

大飛島・真鍋島移動運用結果報告①

2018-04-01 | 移動運用結果報告
計画編
今回はたまに回っている笠岡諸島からです。

笠岡諸島でとりわけリクエストが多いのが飛島(大飛島・小飛島)と六島です。クラスタで笠岡市の記録を見ても10年以上の長期間誰も出てこないことが分かります。

現在これらの島へは笠岡の住吉港から三洋汽船の定期旅客船があります(以下この航路を飛島航路または裏航路とします)。以下の説明は三洋汽船の時刻表を見て頂ければ分かりやすいです。

この航路は
笠岡-大飛島-小飛島-六島(-真鍋島)
のルートが基本で笠岡を拠点に1日4往復が運航されています。

ところが飛島航路は船員の確保困難を理由に2015年4月にダイヤ改正が行われた結果、
・ジャンボフェリーでは1便目に間に合わない。
・真鍋島に行くのは2便目のみで真鍋島経由で北木島・白石島方面へ転戦できない。
・最終の4便目が笠岡に到着するのは18時20分と遅い。
・2便目と3便目の組み合わせでは3つの島のうち1つだけしか回ることができない。
という何とも悩ましい状態となりました。

3便の笠岡到着は15時35分。加えて大阪行きの高速バス「カブトガニ号」にあった夕方の便が廃止され笠岡から直接大阪方面に帰れなくなっています。3エリアに帰るのは厳しいです。

1便または4便のいずれかが利用できれば2島回れますが、1便に乗るには笠岡での宿泊が必要、4便で3エリアに帰るには新幹線でないと無理です。どっちにせよ出費がかさみます。ということで「どう組み合わせても1島しか回れない、しかも帰るにも苦労する」という状態なのです。行き帰りに苦労して1島だけしか回れないのでは効率が悪すぎますし、QRVする局数が多い7MHzでさえ4時間以上のQRV時間だと途中でニーズが尽きてしまうでしょうね。

真鍋島まで足を延ばす2便目は折り返してくるまでの時間が活用できるのですが、六島で40分、小飛島で60分、最長の大飛島でも80分しかありません。設営と撤収にそれぞれ15分を見込む必要があり、例えば60分の小飛島ならば30分しかQRVできる時間がないことになります。これではパイルで呼ばれ続けても30局で終了となります。

#ダイヤ改正以前は真鍋島で約一時間停泊してから折り返しており十分な時間がありました。真鍋島着発に変更されたので折り返しの時間が短くなっています。


何ともならない中で精一杯考えた案がこちら。

笠岡 08:50発 → 大飛島09:25着 ※大飛島在島時間1時間20分
大飛島10:45発 → 高島 11:05着 ※高島在島時間40分
高島 11:45発 → 真鍋島12:20着 ※真鍋島在島時間2時間10分
真鍋島14:30発 → 佐柳島14:50着 ※佐柳島在島時間35分
佐柳島15:25発 → 多度津16:15着

2便の折り返しが最大限活用できる大飛島北浦でQRVし、高島まで戻って航路を乗り換え真鍋島に向かいQRV、さらに週1往復だけの佐柳島行きで多度津に抜けるルートです。多度津から丸亀までJRで行けば17時47分発の大阪方面行き高速バスに間に合います。

大飛島の設営・撤収時間を差し引くと実質QRVできる時間は50分、真鍋島も1時間あまりと短くなりますがこれしかなさそうです。


QRVできる時間が船のダイヤによって決まってしまいますし、次の船までは島を出ることができないのが離島移動の難しさです。好きな時間帯にQRVでき、呼ばれないと感じたときにも移動地を簡単に変更できるモービル局と決定的に違う部分だと思います。


アンテナは7MHzのフルサイズダイポール一本で勝負します。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 笠岡諸島から帰ってきました | トップ | 大飛島・真鍋島移動運用結果... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

移動運用結果報告」カテゴリの最新記事