JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

西国ラスト2霊場巡り②

2021-08-29 | 御朱印めぐり
西国三十三ヵ所巡りもあと1ヵ所。満願霊場・谷汲山華厳寺に行ってみましょう。

華厳寺は唯一近畿の外(美濃:岐阜県揖斐郡揖斐川町)にある霊場です。かつては名鉄新岐阜駅(今の名鉄岐阜駅)から名鉄谷汲線で行くことができましたが現在は
①樽見鉄道谷汲口駅から揖斐川町の「ふれあいバス」で谷汲山下車
②養老鉄道揖斐駅から「ふれあいバス」で谷汲山下車
となります。ところが「ふれあいバス」は平日は朝夕に限られ、事実上土休日のみとなります(平日昼は予約制のデマンドバスがあるようです)。

①は4往復で大垣9時11分発の樽見鉄道に乗れば谷汲口9時48分着で5分後にバスが発車します。帰りも谷汲山10時42分発で40分少々あるのでこれにします。


ということで大垣駅から樽見鉄道です。旧国鉄の樽見線を引き継いだ第三セクターで、現在は大垣-樽見間で列車を運行しています。1984年から2006年までは沿線の住友セメントからの貨物輸送があり、安定した経営的をしてきましたが、貨物輸送の廃止後は旅客専業となり、沿線に大型商業施設「モレラ岐阜」が開業し乗客が増えたもののトータルでは苦戦しているようです。

この1両だけの列車が樽見鉄道の列車です。「ハイモ330」という形式名を持っています。「ハイモ」は「ハイスピードモーター」の略だそうで、330は330馬力のエンジンを積んでいるという意味だそうです。

9時11分に発車。隣の名古屋方面行きの東海道線と並行していますが、同じ時刻発の特別快速にあっという間に抜かれてゆきました。330馬力のエンジンであれば時速90km/hくらいは出せますが、線路が貧弱で60km/h程しか出てないようです。ハイモ意味なしですね・・・

席がほぼ埋まる程度だった列車もモレラ岐阜、本巣でお客がたくさん降りてガラガラになります。谷汲口には9時48分着です。ちなみにものすごい勢いで追い抜いていった特別快速は既に名古屋を発車しているはずです。

駅には「ふれあいバス」が待っています。ジャンボタクシーでして、定員は7名。乗りたい客が9名で何と積み残しが出ました。運転手さんは「ひとっ走りしてくるから待ってて」と言って時間より早く発車しました。数分で谷汲山に到着です。

ここからは参道があります。開けている店の方が少ない感じで大変みたいですね。

華厳寺に到着。798年に会津の大口大領という人物が京で十一面観音を作ってもらい、会津に引き取って帰ろうとしていたところ、美濃の赤坂で観音像が動かなくなり、夢のお告げで谷汲山に像を奉納し開山されたとされています。天台宗の寺院です。その後917年に「谷汲山華厳寺」の寺号を醍醐天皇より賜るなど皇室からの庇護を受けてきたため畿外にもかかわらず西国霊場となっています。

本堂は1879年に再建されたものです。最後の石段と思えば楽なものです。

本尊は十一面観音で、明治期は33年ごと、大正期は7年ごとに開帳され谷汲線は開帳の年に大きな黒字を計上するほどの参拝客を集めたようです。1955年を最後に定期的な開帳がなくなり、最近では2009年が最後となっています。


お参りして最後に納経、となるのですが・・・華厳寺は太字(御朱印)・御詠歌とも現在・過去・未来の3種あるのです。ところが御朱印帳はぴったり3つ分しか空白がありません。御朱印だけ頂き御詠歌は断念しました。


頂けた御朱印です。

まさか最後の最後でこんなことになるとは(汗)

実は六角堂や六波羅蜜寺など未紹介の札所の中には太字だけもらって御詠歌をもらっていない札所があります。観音様から「太字は満願とするが御詠歌は追試ね」と言われているような感じです。

幸い御詠歌が残っているのは京の近辺ばかりで比較的楽です。御詠歌をもらい直しもう一度谷汲にお参りして真の満願としたいと思います。ぜひ買いたかった参道の名物も臨時休業で手に入らなかったため結局「もう一度谷汲に来い」ということなのでしょうね。さすが観音様、よく見てますね~

ということでto be continued.


大垣に戻り、駅前の「スズヤ」でお昼です。

大垣名物にもなっているたらこクリームスパと自家製ハンバーグのランチです。

スープにライス、飲み物までついて1,000円。安いです。


ついでに大垣郵便局で風景印ももらってきました。

大垣郵便局の風景印です。

サツキの花びらの中に水都タワーや伊吹山などが描かれています。

大垣名物の水まんじゅうを買って帰りましょう。


今回の御朱印情報です(御朱印料は特記ない限り300円)。
勝尾寺 3種を納経所で授与。
華厳寺 7種を本堂で授与。
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