JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

移動耳より情報

2017-08-29 | シャック便り
[内海フェリーの高速艇が運航休止]
高松-小豆島草壁の内海フェリーが運航している高速艇「サンオリーブシー」が9/1より運休することになりました。乗客の減少に加え船員が不足したためとのことです。

「サンオリーブシー」は1991年にIHIで建造された52t・航海速力26.2ノットの船で当初は大阪深日-淡路島洲本で運航されていたものの航路廃止により数度の移籍ののち内海フェリーで活躍していました。老朽化も目立ってきたことからこのまま廃止と考えられます。四国フェリーの高速船にも引退話が出ており、顔ぶれの変化が出てきそうです。


[HACの函館-三沢線が廃止]
北海道エアシステム(HAC)が運航していた函館-三沢線(休止中)が事実上廃止されたことが明らかになりました。HACがJAL便名で運航している丘珠-三沢線は引き続き維持されます。

この路線は函館市の求めに応じ丘珠-函館線を延長する形で2013年8月に就航したものの2014年度は最盛期でも3割台の搭乗率で低迷したため2015年度以降は季節運航に変更、今年度は運航されず休止路線となっていました。

北海道新幹線との競合もあることから今後も運航が予定されておらず事実上廃止となりました。


[千歳飛行場東滑走路の民間機への開放を調査へ]
北海道の空の玄関口である新千歳空港はA・Bの滑走路2本(ともに3,000m)を持つ国内でも有数の空港ですが、国内外のLCCが就航し外国人観光客を中心に大幅増加しており2016年の着陸回数も年7.2万回と大幅に増加しています。このため隣接する自衛隊千歳基地(千歳飛行場)の滑走路を民間機に開放できないか検討を始めることになりました。ターミナルビルに近い東滑走路(2,700m)を共用化することになる案が有力だそうです。千歳飛行場は1988年までは自衛隊と民間との共用でしたが新千歳空港の開港に伴い分離されており、現在は新千歳側の滑走路が何らかの理由で閉鎖された際に民間機が滑走路を使用した例がある程度にとどまっています。

千歳基地は特にロシア機に対するスクランブルが多く、自衛隊は緊急時のため発着枠に余裕を残しておきたいでしょうから滑走路の開放は今後の調整次第になるとも思います。

ただ先日の松山千春さんが機内で歌った件は新千歳空港の保安検査場が混雑し抜けるのに大きな時間がかかったことが原因であり、現在でも空港ターミナルの機能が限界に達しているのは明らかです。滑走路を開放しこれ以上発着機を増やしても空港の混乱を招くだけで、函館や旭川などへ発着機を分散させて回遊ルートを作ることやリージョナル機の丘珠への移転なども考えてゆくべきじゃないかと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする