8/26(土)に岡山県備前市(JCC 3113)大多府島に移動運用に行ってきましたのでご報告します。
2015年4月に日生大橋が開通したことで日生諸島への移動運用は一区切りとしていました。
日生大橋の開通により諸島への定期船を運航してきた大生汽船は乗客が減ることを見越して「ニューみしま」を売却したほか、日生港にあった乗船券売り場も閉鎖し船内での支払に切り替えるといった合理化を行っています(「たいせい8号」を売却したいようですが買い手が出てこない模様)。
日生大橋開通後の日生諸島の公共交通機関をどうするか備前市は検討を進めてきましたが、この10月から日生支所-日生駅-頭島間で市営バスの運行を始めるとともに(既に4月より実証運行の形で頭島への乗り入れを開始)、市が「ノリナハーレ」という19tの船を新造し秋から大生汽船に無償で貸し与えて支援をすることになりました。
ということで現在のダイヤが大きく変わること、今の船での運航が間もなく終わることから久々に出かけてみることにしました。
4つある島のうちどこにしようかと調べてみたら、日生大橋の開通から約2年半の間に本土と陸続きとなった鹿久居島や頭島からの移動運用が何回かあったようです。しかしながら引き続き船でしか行けない大多府島や鴻島からの移動運用はともにゼロ。あぁやっぱりなぁ・・・ということで日除けがある大多府島から出てみることにしました。
バンドは7MHzのみです。
以前と同じく3エリアから日帰りです。新快速の始発に乗り、姫路で播州赤穂行きに乗り換える予定です。相生で山陽本線の岡山方面行きに乗り換える客が大量におり、車内はガラガラです。おかげでこっちは楽に行くことができます。播州赤穂で待ち時間があるので、駅の隣にあるパン屋で食料を調達しておきます。
電車に乗り直し日生駅着。日生港10時30分の船に乗るため道を急ぎます。
これまでは乗り場前の小屋で切符を買ってから船に乗っていましたが、船内での支払に変わっています。味のあるおじいちゃん、その後元気にしてるのかなと気になります。
10時30分発の便は「たいせい八号」です。日生-鹿久居島-頭島-大多府島と経由します。日生大橋の開通前は予備船やチャーター船として使用されることが多かったためこれが初めてになります。
たいせい八号は元は「えたじま8号」として広島の江能汽船が江田島への定期船として運航していましたが江能汽船が解散し大生汽船に移籍してきました。相生のIHIアムテックで1994年に建造された19tの船で航海速力は20ノットです。
船長に行き先を申告して運賃を払います。今後について聞いてみたらまだ確定ではないが、とのことですが、
・10月頃からノリナハーレを使用する予定
・その際にダイヤは減便となる
・鹿久居島への寄港は廃止となる
・寄港順は日生-鴻島-大多府-頭島に変更される
と話してくれました。
たいせい八号は中央付近に操舵室のある独特の構造で、客席からはこんな感じで船長が見えます。たいせい八号は船長1名だけの乗務のようです。汽笛を鳴らして出航。お客は私だけです。ある程度予想していたとはいえ厳しいですよね。
20ノット出すわけでなくダイヤを守るため10ノットでゆっくり進み大多府島に到着。途中頭島から3名乗ってきました。どうも頭島港に車を置いて大多府島まで船を利用するみたいです。その方が船賃が安いってことのようで、寄港順の変更もこういった使い方に合わせたものなのでしょう。でも大人運賃は日生からだと610円に対し頭島からだと150円。これじゃ到底採算は取れませんよね・・・
大多府島に到着。この数日34~35度の猛暑でしたが今日は数度低いので涼しく感じます。早速港近くの公園にある東屋で設営です。
ここは近くにある遊具を使うことで地上高を嵩上げでき、7MHzのフルサイズダイポールでも余裕で張ることができます。
準備ができましたので11時過ぎにスタートです。あまりCondxが良くないようで、1エリア付近のオープンが中心になっていますがのんびりペースになっています。
午後に入っても変わらず。QRMが少ないってことはそういうなのでしょう。
帰りは大多府発13時か14時55分の船です。まだバッテリに余裕があるため14時55分の船にしたいと思います。ただ呼ばれないことに変わりはありません。のんびり進めていたら今年3月に屋久島で注文していた焼酎の「愛子」が入荷したので発送してよいか、との電話がありました。
えーっと・・・5ヶ月待ちだったってことですねhi 届いたら晩酌に開けてみたいと思います。
帰りの「たいせい八号」に乗りましょう。途中の鴻島で珍客を発見。
大生汽船のフェリー「みしま」です。19tで必要最小限のシンプルな船で予約があれば運航してくれます。大生汽船はこのフェリーによる航走が収入の大きな柱でした(鴻島・頭島だと往復8,000円)。ところが頭島が架橋されてフェリーの需要も激減しており、今後が心配されます。
日生に到着。帰りはこんな電車です。
アニメ映画「ひるね姫」のラッピング電車です。倉敷の下津井を舞台にしたそうで、今年春に公開され秋一杯までの運行予定だそうです。播州赤穂まで15分ちょっとなのに昼寝したくなるから危険な電車ですねhi
この電車、意外とラッピングが雑ですね。下地の黄色い塗装があちこち見えてます。播州赤穂で新快速に乗り換えたら1時間半ほど乗り通しになるので昼寝でもしておきましょう。
本日は計44局でした。ありがとうごうざいました。日生諸島のうち大多府島と鴻島は他にQRVできる局がいないでしょうから今後もリクエストがあれば訪れることにしたいと思います。
2015年4月に日生大橋が開通したことで日生諸島への移動運用は一区切りとしていました。
日生大橋の開通により諸島への定期船を運航してきた大生汽船は乗客が減ることを見越して「ニューみしま」を売却したほか、日生港にあった乗船券売り場も閉鎖し船内での支払に切り替えるといった合理化を行っています(「たいせい8号」を売却したいようですが買い手が出てこない模様)。
日生大橋開通後の日生諸島の公共交通機関をどうするか備前市は検討を進めてきましたが、この10月から日生支所-日生駅-頭島間で市営バスの運行を始めるとともに(既に4月より実証運行の形で頭島への乗り入れを開始)、市が「ノリナハーレ」という19tの船を新造し秋から大生汽船に無償で貸し与えて支援をすることになりました。
ということで現在のダイヤが大きく変わること、今の船での運航が間もなく終わることから久々に出かけてみることにしました。
4つある島のうちどこにしようかと調べてみたら、日生大橋の開通から約2年半の間に本土と陸続きとなった鹿久居島や頭島からの移動運用が何回かあったようです。しかしながら引き続き船でしか行けない大多府島や鴻島からの移動運用はともにゼロ。あぁやっぱりなぁ・・・ということで日除けがある大多府島から出てみることにしました。
バンドは7MHzのみです。
以前と同じく3エリアから日帰りです。新快速の始発に乗り、姫路で播州赤穂行きに乗り換える予定です。相生で山陽本線の岡山方面行きに乗り換える客が大量におり、車内はガラガラです。おかげでこっちは楽に行くことができます。播州赤穂で待ち時間があるので、駅の隣にあるパン屋で食料を調達しておきます。
電車に乗り直し日生駅着。日生港10時30分の船に乗るため道を急ぎます。
これまでは乗り場前の小屋で切符を買ってから船に乗っていましたが、船内での支払に変わっています。味のあるおじいちゃん、その後元気にしてるのかなと気になります。
10時30分発の便は「たいせい八号」です。日生-鹿久居島-頭島-大多府島と経由します。日生大橋の開通前は予備船やチャーター船として使用されることが多かったためこれが初めてになります。
たいせい八号は元は「えたじま8号」として広島の江能汽船が江田島への定期船として運航していましたが江能汽船が解散し大生汽船に移籍してきました。相生のIHIアムテックで1994年に建造された19tの船で航海速力は20ノットです。
船長に行き先を申告して運賃を払います。今後について聞いてみたらまだ確定ではないが、とのことですが、
・10月頃からノリナハーレを使用する予定
・その際にダイヤは減便となる
・鹿久居島への寄港は廃止となる
・寄港順は日生-鴻島-大多府-頭島に変更される
と話してくれました。
たいせい八号は中央付近に操舵室のある独特の構造で、客席からはこんな感じで船長が見えます。たいせい八号は船長1名だけの乗務のようです。汽笛を鳴らして出航。お客は私だけです。ある程度予想していたとはいえ厳しいですよね。
20ノット出すわけでなくダイヤを守るため10ノットでゆっくり進み大多府島に到着。途中頭島から3名乗ってきました。どうも頭島港に車を置いて大多府島まで船を利用するみたいです。その方が船賃が安いってことのようで、寄港順の変更もこういった使い方に合わせたものなのでしょう。でも大人運賃は日生からだと610円に対し頭島からだと150円。これじゃ到底採算は取れませんよね・・・
大多府島に到着。この数日34~35度の猛暑でしたが今日は数度低いので涼しく感じます。早速港近くの公園にある東屋で設営です。
ここは近くにある遊具を使うことで地上高を嵩上げでき、7MHzのフルサイズダイポールでも余裕で張ることができます。
準備ができましたので11時過ぎにスタートです。あまりCondxが良くないようで、1エリア付近のオープンが中心になっていますがのんびりペースになっています。
午後に入っても変わらず。QRMが少ないってことはそういうなのでしょう。
帰りは大多府発13時か14時55分の船です。まだバッテリに余裕があるため14時55分の船にしたいと思います。ただ呼ばれないことに変わりはありません。のんびり進めていたら今年3月に屋久島で注文していた焼酎の「愛子」が入荷したので発送してよいか、との電話がありました。
えーっと・・・5ヶ月待ちだったってことですねhi 届いたら晩酌に開けてみたいと思います。
帰りの「たいせい八号」に乗りましょう。途中の鴻島で珍客を発見。
大生汽船のフェリー「みしま」です。19tで必要最小限のシンプルな船で予約があれば運航してくれます。大生汽船はこのフェリーによる航走が収入の大きな柱でした(鴻島・頭島だと往復8,000円)。ところが頭島が架橋されてフェリーの需要も激減しており、今後が心配されます。
日生に到着。帰りはこんな電車です。
アニメ映画「ひるね姫」のラッピング電車です。倉敷の下津井を舞台にしたそうで、今年春に公開され秋一杯までの運行予定だそうです。播州赤穂まで15分ちょっとなのに昼寝したくなるから危険な電車ですねhi
この電車、意外とラッピングが雑ですね。下地の黄色い塗装があちこち見えてます。播州赤穂で新快速に乗り換えたら1時間半ほど乗り通しになるので昼寝でもしておきましょう。
本日は計44局でした。ありがとうごうざいました。日生諸島のうち大多府島と鴻島は他にQRVできる局がいないでしょうから今後もリクエストがあれば訪れることにしたいと思います。