JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

航空各社が2016年夏ダイヤを発表

2016-01-20 | シャック便り
航空各社の2016年夏ダイヤ(3/27以降)について概要が発表されています。

この夏ダイヤより福岡空港が混雑空港に指定され混雑時間帯の新規就航や増便は国の許可がないとできなくなります。既に朝夕を中心に慢性的な遅れが出ており、これらの時間帯は現状の発着枠が事実上の上限となります。

各社とも旺盛なインバウンド需要に対応して北海道・沖縄への路線を充実させています。

3月に予定されている北海道新幹線の開業による影響は各社見込んでいない模様です。新函館北斗駅に乗り入れる新幹線の本数が少ないこと、青函トンネルでの減速や新函館北斗-函館で運転される新幹線連絡列車の所要時間がかかるなどから競争力が低いと判断しているものと思われます。


[JAL]
新規路線はなく、羽田-那覇・旭川・函館・青森、伊丹-青森が増便されます。北海道路線の充実がメインですが、羽田-函館線を1日3便から4便に増やしており北海道新幹線と真っ向から対決するようです。

撤退路線もなく、羽田-長崎、福岡-鹿児島が減便されます。福岡-宮崎はプロペラ機での運航を取りやめE70での7往復に変更されます。また7/20~8/11まで三沢空港の滑走路工事に伴い三沢空港発着便の全便が運休となるそうです。夏休みの時期ですので痛手でしょうね。

5月よりエンブラエルE170の機体延長版であるE190が就航する予定で、リージョナル機では初めてクラスJが設定されます(クラスJ15席・普通席80席)。伊丹-鹿児島からスタートし伊丹-仙台・福岡にも順次拡大されるとのこと。E190ではスマホの充電などができるコンセントが設置されるそうです。

またRACが新たに導入するDHC-8-400ECが4月に就航するのに伴い一部の路線で時刻の見直しが行われる予定です。


[全日空]
新規路線は那覇-岩国、羽田-宮古、関西-宮古(季節路線の定期化)です。

岩国の発着枠が1日2往復拡大されたことに伴うもので、羽田-岩国も1往復増便されます。同社は過去に那覇-山口宇部線を運航していましたが需要が伸びず撤退しています。山口県からの那覇への就航はこれ以来となります。

宮古空港への路線は伊良部大橋の開通などで搭乗率が高止まりしている宮古島への輸送力強化のためで、本土との直航便はJTAに次ぐ参入となります。このほか中部-松山、札幌-新潟などが増便されます。

一方関西-函館からは撤退、北陸新幹線との競争にさらされている羽田-富山・小松が減便となります。


このほかLCCではジェットスターが関西-熊本線を休止します。また利用が伸びなかった中部-福岡を減便し中部-札新千歳・那覇に振り向けるようです。
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