JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

JS3OMH局の鹿児島県十島村(宝島)運用記録

2008-10-15 | インポート

JS3OMH 倉田さんが行われた鹿児島県十島村(宝島)の画像を頂きました。公開の了解を頂いておりますので何枚かご紹介したいと思います。


 


 


十島村はトカラ列島の島々でして、鹿児島港から村営のフェリーで「フェリーとしま」で渡ります。深夜に鹿児島を出航し、翌朝から半日近くかけて7つの島を回ります(全部合わせても人口は640人ほど)。船の運航は週に2往復程度で渡島の難しいところです。こんな環境なので村役場は鹿児島市内にあります(お隣の三島村も鹿児島市内に村役場がある)。




荒波の中を航海していますね。利島とか御蔵島なら欠航になりそうな海況ですから、これで接岸できるということは港が整備されているのでしょうね。



これが宝島の港だそうです。コンクリートだらけで殺風景なので、地元の子供に絵を描いてもらっているようですね。全国的な流行なのか、そういえば利島でも防波堤に魚の絵が描かれていました。

 



宝島は隆起珊瑚礁の島で、人口は130人弱。その名の通りキャプテンキッドの財宝が隠されたという噂もありますが真偽は不明です。トカラ列島の中では南の方にあり、奄美大島に近い場所になります。



海の色と緑の鮮やかさは素晴らしいですね。



海岸の岩の形から隆起珊瑚礁の島であることがよく分かります。沖縄にも似たような島があります。

 

 



現地は蝶が舞い蝉も鳴く環境だったそうです。FT-817の5W、7MHz(SSB/CW)をメインにQRVされたとのことです。夜間はDXが良く聞こえたそうです。最初はロングワイヤー、途中からはフルサイズのダイポールをお使いでした。フルサイズのDPだとQSO数が伸び、時にパイルになったそうです。一方ここのところ他のバンドのCondxが悪く、多くの局が7MHzに集中している状態ですから、5WではQRVが難しいケースもあったようです。とはいえ3エリアではなかなか体験できない離島でのQRVの醍醐味を体験されたとのこと。

 

全市全郡もQRVされ、貴重な46006をサービスされたそうです。今回合計で約70局の方とQSOできたとのことです。

 

 



12日の船で鹿児島に戻られました。帰りの船も半日かかる長旅です。お疲れさまでした。

 

 

十島村は船によるスケジュールの制約が大きいことから、個人ではなかなか訪れにくいところです。それゆえ島の様子を知ることはめったにできません。貴重な写真をありがとうございました。


コメント (4)
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