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カリスマ

2014年03月23日 | Good News
新約聖書の多くを記したパウロが、「このことはぜひ知っておいて欲しい!」、「このことは知らないでいて欲しくない!」と切望したポイントとは? クリスチャン・ライフの神髄に迫る、『カリスマ』の本当の意味を説く。



百花繚乱の春が近づいている。えんぢぇる宅の庭に咲き誇る白梅の影に、ひっそりと植えられたマンサクの木、金縷梅があった。この三年ほど花も実もつけることなく、斧持つえんぢぇるに切り倒される危機にあったこの早春、美しい黄金色の花を咲かせた。そのマンサクの花言葉は「霊性」。

神様との関係を学ぶために、「霊性」の理解は不可欠だ。人間の本質は「霊」であり、聖書でもこの理解が核となる。しかし一般社会では、科学的未知という理由で、「心」と「体」だけに留まり、「霊」については語られていない。知的レベルは高くても、霊的文盲が多い。そんな日本で最もポピュラーに浸透しているギリシア語が、今日のテーマである「カリスマ」という言葉だ。

世間一般には、カリスマリーダーやカリスマ美容師など、一芸に秀でた人、オーラを感じさせる人という感じで使われる言葉だが、「カリスマ」という言葉について聖書が教える本来の内容は、一般にはもちろん、クリスチャン間でもなかなか理解されていない。そしてそれこそ、聖書に登場するパウロさんという゛カリスマ゛弟子が、『このことだけは知らないでいてほしくない、ぜひ知っていてほしい』と切に語った最重要ポイントの2つの内のひとつである。

「カリスマ」という言葉は、「恵み」を意味するギリシア語の「カリス」から発生している。「恵み」とは、自分には本来もらえる資格も能力もないけど、神様から与えられた力、ということだ。持った自分の力で勝ち取ったものは、恵みではなく「報酬」となる。「恵み」は受ける価値がないのにいただいてしまった、というものだ。その「恵み」の力が具体的に現されているのが「カリスマ」であり、日本語では「霊の賜物」と記されている。



聖書には、「カリスマ」について具体的に書かれたところが二か所ある。まず、「霊の実」を示すガラテヤ書。

霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、 柔和、節制です。(ガラテヤ5:22)

一般的な「カリスマ」は特別な能力やオーラを持った人だが、聖書では人格的美徳を備え持った人を指す。世間的イメージがお金や名誉を伴う派手なものであるのに対し、聖書では目立たないものだ。というのは、本人が意識している内は、その人に霊の実は結んでいないからだ。ほんとうに親切な人は、「私は親切!」と公言しない。「あの人は親切だ」と他の人が判断してこそ、結実していると言える。実とは、自分のためではなく、人の幸せのために結ばれるもので、その実は永遠に結び続けるのだ。



映画「オールド・ルーキー/原題The Rookie」にもなったメジャーリーグのジム・モリス選手。25歳でメジャーをあきらめることになったものの、35歳で再デビューを果たして過去の記録を塗り替えた彼は語る。

『以前の私は、自分の夢だけを追い求めていました。けれども、私には夢の前にきちんと成功させておくことがあったのです。それは、家族を大切にし、子供をまっすぐに育てることでした。私が自分のことよりも周りのことを考えられるようになったこの時、神様が私の夢を実現させてくださったのです。』

これが、神様から与えられた霊の力によって人生を結実させた実例だ。「霊の実の結実」、これが「カリスマ」だ。

もう一つの箇所が「霊の賜物」として書かれている。知る賜物、語る賜物、行う賜物、各3つの9つの賜物だ。これらはクリスチャンとして、この終末を生きるために必要なものだが、注意するべき点も9つある。

 ほんとうの神、イエス・キリストを人生の主と信じ、従っている人に与えられる。
 今、花も実もついていなくても、それは与えられていない訳ではない。見えなくても与えられている。
 与えられても、自分の能力や才能として誇ってはならない。神様からの預かり物と自覚する。
 人と比較してはならない。各自の個性や使命を比べる必要はない。
 与えられたら、磨かなければならない。各自で切磋琢磨する。
 使い方を間違ってはいけない。大切なのは動機。自分のためではない。
 霊の賜物の目的は、イエス・キリストが人生の救い主と証しするため。そのための道具。
 与えられた霊の賜物を無視したり、無頓着でいることは大きな損失であるばかりか、罪となる。
 霊の賜物を用いることが、教会時代の伝道の武器。神の栄光が現され、喜びの人生となる。

人生にはあなたにしかできないことがある。あなたにしか咲かせられない花がある。それを求め、イエス・キリストによって与えられることを信じよう。それがあなたの人生を充実(実で満たす)させ、喜びに溢れた美しいものに変えられていく。聖書はそれを教えてくれている。



ロサンゼルス(グレンデール)の家の教会で、毎週集まっています。美味しい食事を囲みながら、えんじぇる田中牧師の聖書メッセージから、生きる知恵と希望を語り合いましょう 「教会って敷居が高い。。。」と悩んだこがのある方、ぜひ一度おいでください。教会は平和と笑いと聖霊様の満ちるところ。いつでもご連絡ください213-324-6942 / MUTSUMI



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