Good News Report

Good News Station の活動模様をお伝えしています。

旧約終論 & 新約緒論

2017年09月29日 | Good News
タイトルが示している様に、第一義的に聖書とは、神と人間との間に取り交わされた契約の書である。戦勝国と敗戦国の間で取り決められる条約を「契約」とは言わない様に、強者と弱者との間に明確な力関係が存在する場合において、契約はあり得ない。本来、契約とは、同等の立場の者同士が、お互いの権利と安全を守るために取り交わされるものである。ところが、創造者である神が、被造物である人間と「契約」を取り交わされた。そこに神の「愛」がある。(メッセージより抜粋)



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「マラキ」30分de一巻 Vol.39

2017年09月17日 | Good News
いよいよ旧約最後の書巻である。ややこしい時代検証も、取り敢えず今回で最後になるので、捕囚後からマラキに至るまでの時系列をもう一度確認しておこう。

エレミアの預言の通り、イスラエルの民はバビロンによって70年間捕囚の身となった。その後、支配はペルシャに移り、信仰のある人々は70年ぶりにイスラエルへ帰還した。ゼルバベル、イエシュア、ハガイ、ゼカリアの活躍によって、帰還から約20年後に神殿は再建された。当時、イスラエルはペルシャの属国だったが、ペルシャには王妃エステルがいた。

それから60年後、民族復興の情熱に燃え、エルサレムに帰還したエズラが見たものは、神の民としてのアイデンティティを失い、信仰的にも社会的にも堕落していたイスラエルの姿だった。彼は「神よ、私は御前に恥じ入るあまり顔を上げる事が出来ません!」と、服を引き裂き、呆然と座り込んでしまった。

それから13年後、神殿城壁をつくるためにネヘミヤがペルシャからユダヤ州総督としてエルサレムに派遣されて来た。このエズラとネへミアの改革によって、イスラエルは仮庵祭を復興するまで持ち直す事が出来たのだが、問題はここからである。神は旧約時代最後の預言者・マラキをイスラエルに遣わした。その時、彼を待っていたのは、「神よ、あなたは“どのように”私達を愛されたのでしょうか?」と言う、驚くべき民の言葉であった..。(メッセージより抜粋)



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「ゼカリヤ」30分de一巻 Vol.38

2017年09月09日 | Good News
ネへミア12章の帰還した祭司リストに彼の名が記載されている。ゼカリヤはハガイが召命を受けた二ヶ月後に預言者となった。"イドの孫でベレクヤの子" 16年前にエルサレムに帰還したイドの孫。つまり、ハガイは老人であったが、ゼカリアは若者であった。イドは「証言する」、ペレクは「祝福する+ヤー(主)」、ゼカリヤは「覚える」。つまり、「主の祝福を証言し覚える」が、本書のテーマである。

彼はハガイと共に、神殿再建とイスラエル復興の為に遣わされた。ところが、9章以降、神殿に関する記述は一切なくなり、内容は黙示文学的色彩へと一転する。ゼカリヤはダニエルと並ぶ終末に関する預言書であり、更に本書は、メシア初臨と再臨の両方について数多く預言されたメシア預言書でもある。その多岐にわたった内容から、神が証言され、覚えられた事は何だったのか?(メッセージより抜粋)



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「ハガイ」30分de一巻 Vol.37

2017年09月02日 | Good News
お前たち、残った者のうち誰が、昔の栄光の時のこの神殿を見たか。今、お前たちが見ている様は何か。目に映るのは無に等しいものではないか。

この言葉から察すると、おそらくハガイはバビロンに崩壊させられる前の荘厳なるソロモン神殿の姿を見ていたのではないかと考えられる。つまり、彼は捕囚以前から、捕囚の70年間、そして捕囚後の数年間を生き延び、イスラエルの栄華、崩壊、捕囚、そして神殿再建迄を見届けたイスラエルの長老的存在であった。

70年ぶりに帰った故郷は廃墟と化し、仕事もなければ、住む家もなく、食べるものさえままならない。その日からどうやって生活して行ったらいいのか?とても神殿再建どころの話しではない。そんな状況にいたイスラエルの民を叱咤激励すべく、帰還後のエルサレムに神が最初に遣わした預言者がハガイであった。

BC520年の6月から9月までの4ヶ月の間に、ハガイが絞り出す様に語った3つの預言には、現代に生きる私達クリスチャンが直面している多くの問題と直結した、重要なメッセージが含まれている。(メッセージより抜粋)



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