Good News Report

Good News Station の活動模様をお伝えしています。

「コヘレトの言葉」30分de一巻 Vol.21

2017年03月24日 | Good News
富、権力、名声、地位・・この世のあらゆる頂点を極め尽くしたソロモンによる究極の人生論。もし今、彼が本を出したとしたら、「あなたも王様になれる」、「この世の富を極める極意」、「千人の女性と付き合う方法」・・と言ったところだろうか..。しかし、彼はこう書いた。「空の空、一切は空である」と。知らない人が読んだら絶対に聖書とは思わない、非常に刹那的・仏教的な内容である。

「何という空しさ、全ては空しい」で本書は始まり、37回登場する「空(ヘベル)」という言葉は、霧のような、形があるようでないもの。それは神を無視した世界の実態のなさを表す。この言葉自体は「この世の現象は絶えず移り変わり、一つとして確かなものはない」とする、仏教が言う「空」とほぼ同じ意味。人間は、神がいないこの世の空しさを、キリストが登場する600年前に悟っていたのである。

だが、仏教と福音では、当然ながら適応の方法が全く異なる。確かにキリストがいない世界において、確かなものは何一つとしてないのだから、諸行無常という言葉通り、この世は「空しい」。しかし、キリスト登場の予告を告げる聖書においては、ただ、この世は空しいではなく、創造主を無視した人の人生、生活は「空」以外のなにものでもない。これが本書が伝えているメッセージである。






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30分de一巻 Intermission (Counter-Factual Thinking)

2017年03月19日 | Good News
究極の人生論、コレヘトの言葉に入る前に、ちょっとインターミッション。

人生、「もし、あの時、○○だったら・・」はない。

人生、「どうして?」、「誰のせいで?」、「何時まで?」と言っていても始まらない。



人生、何か問題にぶちあたった時、問題処理に行く前に先ず、すべき事がある。

人生、最終目的地を誤ると、遠足の前の高揚感で終わってしまう。

人生、「どう生きるべきか?」ではなく、「どう生きているか?」が問題である。


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「格言」30分de一巻 Vol-20

2017年03月11日 | Good News
長々したお説教を好む人は多くはない。如何に短い言葉で確信をつくか。そう、それこそ今回の書、「箴言」に見ること。本書は律法書ではなく、道徳訓でもない。原語ヘブライ語で「格言」を意味する「マーシャル(מָשָׁל)」のタイトルが示す通り、物事の本質を一言で言い切った金言集となっている。一般会話に登場することのない「箴言」という日本語タイトルの由来はわからないが、文字を見ると、「箴」の漢字には「針」という意味もあり、人の心をチクリと刺す戒めの言葉という意味になる。

格言はどの国にもある。最近流行った「逃げるは恥だが役に立つ」もどこぞの国の格言だ。国や文化的背景によって様々で、日本のものには「金は天下の回りもの」「蛙の子は蛙」「溺れる者は藁をもつかむ」などであろうか。へブライ社会の格言の特徴はと言えば、そのベースがどこの国とも異なっていることだ。それは、箴言1章7節、9章10節、15章33節にあるように、「主を畏れることが知恵の初め」。これが聖書的格言の礎だ。

主を畏れることは知恵の初め。無知な者は知恵をも諭しをも侮る(1章7節)
主を畏れることは知恵の初め。聖なる方を知ることは分別の初め。(9章10節)
主を畏れることは諭しと知恵。名誉に先立つのは謙遜。(15章33節)

原語ヘブライ語タイトルの「マーシャル(מָשָׁל)」の言葉には、比喩、比べる、という意味もあり、へブル文学の特徴的表現法である対句法を用いている。つまり、似たような、あるいは対比する言葉を並べることで一つの真理をわかりやすく伝える手法だ。モーセはイスラエルの民に律法をくりかえしくりかえし語っていたが、若者や子供に律法伝聞だけでは不十分。そこで「我が子よ!」と、父が子に対して、先生が弟子に教え諭す形で、「今をどう生きるか?」への具体的な生活ガイドとして与えられたのが本書なのだ。

だから本書には、律法や死後の世界など、形而上学的世界はない。「苦手な人とのお付き合いをどうしたらよいか」「あの人、許せない!」とい日常生活での対応、明日をいかに乗り切るか、の知恵が具体例を用いながら一言で真理をついている。前回の詩篇は学ぶものではなく謳うものだった。そして今回の箴言は学ぶものではなく、ただ実践あるのみの書なのだ。

とは言え、基本的な本書の概要程度は知っておこう。本書は、冒頭に「ソロモンの箴言」とあるように、ソロモン王の治世であるBC900年頃、今から三千年前に書かれた書物だ。真理は国や時代、権力によって変わることがない。神様に何でも望みを願い出よ、という場で、ソロモンはお金でも権力でもなく、「知恵」を求めた。彼のひたむきな「知恵」への情熱から本書が生まれ出たのだ。ソロモンが語ったおよそ3000の格言のの主要部分が本書にまとめられている。

また本書の構成として、7つに分けられる。

 1章7節まで: 序文
 1章8節から9章: 知恵の勧め/知恵とはなにか
 10章から22章16節: 本書の心臓部であるソロモンの箴言
 22章17節から24章: 賢人の言葉(文体が少し変わる。)
 25章から29章: ソロモンの格言をヒゼキヤ王が編集しなおしたもの
 30章: アグルの言葉
 31章 レムエルの言葉/高貴な妻への賛歌

ユニークな点は、1章と8章に、本書のテーマである「知恵」が擬人化されて語っているシーンがある。(1章20から33節、8章1章から9章6節)この「知恵」はヨハネ伝冒頭に登場する「言」、イエス・キリストその人である。

人間は失敗をする。失敗は人生の糧であり、その手痛い経験によって成長を見せる。しかし、回避できるものなら回避すべきだ、というこれも事実だ。失敗には、いい失敗と悪い失敗がある。いい失敗とは、知らなかったことに遭遇した故の失敗だ。未経験の出来事をうまく対応できないのは、ある意味当然であり、この失敗を通して学ぶ。いい失敗とは体験的には人生に必要なことなのだ。

一方、悪い失敗とは怠慢、偏見、自分勝手な思い込み、自己中心な思いから生じるもの。これは断固回避しなければならないが、そこで私たちは二人の大先生から学ぶことができる。一人は「体験先生」。いい失敗で学ぶように、体験という手痛い思いを経て、回避を学ぶ。しかし、もう一人の先生、「聖書大先生」に学ぶなら、痛い思いをすることなく学ぶことができるのだ。

箴言の意味を「格言」に則って一言でいうなら、「転ばぬ先の杖」だ。聖書版格言の本書は、いい失敗も悪い失敗も完全データ化された失敗学の教科書なのだ。ここにあるのは「真理」なのだ。しかし、従わないが故に、それが教訓として生かされないまま、様々な事故や犯罪が繰り返され続けているのがこの人間世界。

箴言ばかりでなく、聖書全体を見ても、それは決して単なる偉人伝ではない。何千年にも亘るユダヤ民族の失敗談、預言者や弟子たちのやっちまったレポート満載の偉大なる失敗の書が聖書なのだ。私たちは、それら失敗の歴史を知り、仮想失敗体験をすることで、人生で回避すべき悪い失敗を最小限に抑えることができる。そのために与えられているのが本書「格言」なのだ。

最後に、実践あるのみの本書がどれほど日常生活に適応されるものか、実例を挙げ、「あなたのお悩みを一気に解決!」といってみよう。どれも、絶対の神様からの一球入魂、一発必中の真理だ。

穏やかな心は肉体を生かし 激情は骨を腐らせる(14:30)
 怒ってばかりいたら健康に悪いよ!感情的に過剰に反応しても問題は解決しない。

柔らかな応答は憤りを静め 傷つける言葉は怒りをあおる。 (15:01)
 怒ってはいけないけど、怒らせてもいけない。

忍耐は力の強さにまさる。自制の力は町を占領するにまさる。 (16:32)
 忍耐、自制の大切さ。

主は従う人を飢えさせられることはない。逆らう者の欲望は退けられる。 (10:03)
 経済のことで心配している人:カネのことより、神を心配しろ

牛がいなければ飼い葉桶は清潔だが 豊作をもたらすのは牛の力。 (14:04)
 教会内問題を一発で解決!深い!

人の心には多くの計らいがある。主の御旨のみが実現する。 (19:21)
 将来について悩んでいる人に。

幻がなければ民は堕落する。教えを守る者は幸いである。 (29:18)
 究極の格言!

これらの格言が一つでも霊にストンと落ちてきたら、一生応用することができる。特に格言は、具体的なイメージで、瞬時に適用が可能な真理だ。神様がソロモン王を通してくださったこの宝石の一つ一つを心に留め、日々の生活を導くガイドとして、ただ実践していこう





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