Good News Report

Good News Station の活動模様をお伝えしています。

「Ⅱペテロ」30分de一巻 Vol.61

2018年06月10日 | Good News
私達の主イエス・キリストが示してくださった様に、自分がこの仮の宿を間もなく離れなければならない事を、私はよく承知しているからです。自分が世を去った後もあなた方にこれらの事を絶えず思い出してもらう様に、私は努めます。(1:14)

本書は殉教を真近かに記されたペテロの遺言である。ペテロはこの世の人生の最後に、教会にどんなメッセージを書き送ったのだろうか?

二巻の内容は一巻と同様、迫害に対して備えなさいと言う勧告だが、一では、外からの迫害(ローマ帝国)に対して「自分自身を武装しなさい」。二では、内からの迫害(偽教師達)に対して「信仰を成長させなさい」。そしてこの二つのメッセージの土台になっているのが「主の再臨の約束」である。イエス・キリストの再臨を熱望し、待ち望むことこそが、クリスチャンが迫害を乗り切る最大の力となるからである。

全てのものは滅び去るのですから、あなた方は聖なる信心深い生活を送らなければなりません。神の日の来るのを待ち望み、また、それが来るのを早めるようにすべきです。(3:11-12)

前回も話した通り、ペテロ書は机の上で学ぶ書簡ではなく、本書にある迫害に対する警告を真摯に受け止め、それを正しく適応する事。それに尽きるのである。(メッセージより抜粋)

ある人達は、遅いと考えている様ですが、主は約束の実現を遅らせておられるのではありません。そうではなく、一人も滅びないで皆が悔い改める様にと、あなた方のために忍耐しておられるのです。(3:9)

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「Ⅰペテロ」30分de一巻 Vol.60

2018年06月03日 | Good News
思い煩いは、何もかも神にお任せしなさい。神が、あなたがたのことを心にかけていてくださるからです。(5:7)

何かと話題に事欠かないペテロさんであるが、彼の記録は、使徒15章のエルサレム会議以降はない。伝承によると、ペテロはローマ教会の監督になり、ネロの迫害によってパウロが殉教した少し後に、ローマで殉教していると伝えられている。

本書がローマから西アジアの諸教会に宛てて書き送られていることを考えると、ペテロは初代教会のリーダーとして、エルサレム・アンテオケ教会だけに留まらず、パウロが構築したアジアの諸教会を巡回していたと考えられる。

この手紙には「苦しみ」という言葉が全部で16回登場するが、本書が書かれた理由は、アジア州にいるクリスチャン達に、ローマによる迫害の備えをさせるためであった。激しい迫害の中でクリスチャンとしてどう生きるべきか?また、迫害の中を生き抜くための力は、天国民としての自覚から来るのだと言うことを強調した、実践的且つ霊的な手紙である。(メッセージより抜粋)

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