Good News Ministry

何を知り、何を祈り、福音をどう伝えるのか? 終末時代を生き抜くための必要な情報を収集、分析、発信する。

「アメリカ終了後の時代が始まった」

2021年02月07日 | 世界情勢
■ Iran’s supreme leader: ‘The post-US era has started’
Iran’s supreme leader Ayatollah Ali Khamenei dismisses US President Joe Biden’s statement that Washington will only remove sanctions once Tehran stops enriching uranium, tweeting: “The post-U.S. era has started.” “If they want Iran to go back to its #JCPOA commitments, the U.S. must practically end all sanctions. We will verify if it has been done properly. If yes, we will go back to our JCPOA commitments,” he says in a follow-up tweet, reiterating a stance repeated multiple times in recent days.(2/7/2021 The Times of Israel)
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バイデン政権 イランのテロ組織指定を解除

2021年02月07日 | 世界情勢
バイデン政権は6日までに、イエメンの親イラン武装組織フーシ派のテロ組織指定を解除する方針を固め、議会に通知した。米主要メディアが報じた。トランプ前政権は1月、イエメン内戦でハディ暫定政権と交戦するフーシ派をテロ組織に指定したが、これを覆した。国務省などによると、ブリンケン国務長官は5日、内戦に介入して暫定政権を支援しているサウジアラビアのファイサル外相と電話会談し、内戦終結がバイデン政権の優先事項だと伝達した。バイデン大統領はサウジの介入に反対姿勢で、4日にサウジ主導の連合軍への軍事支援を停止する方針を表明していた。(2/07/2021 共同通信)

予想通り、中東情勢にまた火が付きそうである。最近の石油価格の高騰はこれが原因である。
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米露核軍縮協定 2026 2月まで延長

2021年02月05日 | 世界情勢
米国とロシア両政府は3日、戦略核弾頭の配備数とミサイルなど運搬手段の総数を制限する新戦略兵器削減条約(新START)を55年間延長したと発表した。ロシア外務省によると、モスクワで同日、両国代表が延長手続き完了の覚書を交換し、2026年2月5日までの延長が決まった。米ロ間に唯一残った核軍縮条約である新STARTは、今月5日の期限切れ直前に存続が決定し、配備戦略核の均衡を維持することになった。条約に基づく相互査察を継続し、ミサイル発射実験の情報交換など条約順守を検証するための協議窓口も残される。(2/5/2021 共同通信)
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超正統派ロックダウン無視 ラビの葬儀に数千人

2021年02月01日 | 世界情勢
イスラエルで1月31日、新型コロナウイルス感染防止対策として導入されたロックダウンを無視して数千人のユダヤ教超正統派がラビの葬儀に参列したことを受け、ベンヤミン・ネタニヤフ首相と対立するベニー・ガンツ国防相は、超正統派教徒による違反がたびたび許されるようなロックダウンには意味がないとして、期間延長を支持しない意向を表明した。1月31日、影響力を持つユダヤ神学校の代表を務めていたラビ(99)の葬儀に参列しようと、群衆がエルサレムの通りを埋め尽くした。多くはマスクをしていなかった。葬儀に備えて警察が待機していたが、AFPカメラマンによれば、集まった群衆を解散させようとしなかった。

イスラエル政府は、2月1日午前0時に期限が切れる3回目の全国的なロックダウンの延長について審議することになっていた。ネタニヤフ氏はロックダウンの延長を支持しているが、超正統派が新型コロナ対策を守らないのを大目に見ているとして、対立勢力から多くの批判を集めている。右派のネタニヤフ氏は首相を11年務め、再選を目指す今年3月の総選挙では厳しい戦いを強いられるとみられているが、これまで超正統派の政治指導者らの支持に頼ってきた。一方、連立政権内でネタニヤフ氏と対立してきたガンツ氏は、ルールが誰にでも等しく適用されない限り、ロックダウンの延長を支持しない意向を示している。

ガンツ氏はツイッターに、超正統派が葬儀に大勢参列した事態について「今回の一件は(ロックダウンの)不平等な実施がどのようなものかを物語っている」と投稿し、「何百万人もの家族や子どもが自宅に閉じこもってルールを順守しているのに、数千人の超正統派が葬儀に殺到した。ほとんどがマスクすらしていなかった」と批判。「私たちは、効果のない見せかけのロックダウンの延長には賛成しない。全員が外出を制限されるか許されるか、二つに一つだ。(一部の人々だけを)特別扱いする期間は終わりだ」と述べている。イスラエル当局が実施している新型コロナ対策の渦中にあるのが超正統派で、一部の人々は特に学校やシナゴーグの閉鎖をはじめとする規制を公然と無視している。先月24日にも、テルアビブ近郊のブニブラックやエルサレムのメアシェアリームなどを含む超正統派地区で、ロックダウンに抗議する超正統派と治安部隊が衝突する事態も起きた。(2/01/2021 AFP BB News)
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終末時計 人類滅亡まで後100秒

2021年01月28日 | 世界情勢
米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は27日、核戦争などによる人類滅亡を午前0時に見立てた「終末時計」の残り時間を「100秒」と発表した。世界的に流行した新型コロナウイルスの危機を挙げ、過去最短の残り時間だった昨年から据え置いた。新型コロナを巡り「深刻な地球規模の公衆衛生危機への対応を誤ったことで、政府や機関、間違った方向に導かれた国民が、核戦争や気候変動よりも大きな脅威に対処する準備ができていないという警鐘になった」と指摘。「昨年は核や気候問題で進展を欠いた」こともあり、残り100秒を維持すると説明した。(1/28/2021 共同通信)
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日本政府 中国のウイグル弾圧 ジェノサイドと認めず

2021年01月28日 | 世界情勢
米国務省が中国による新疆ウイグル自治区での行動を「ジェノサイド(大量虐殺)」と認定したことを巡り、外務省の担当者は26日の自民党外交部会で「日本として『ジェノサイド』とは認めていない」との認識を示した。出席した自民党議員からは「日本の姿勢は弱い」などの指摘が相次いだが、外務省側は「人権問題で後ろ向きという批判は当たらない。関係国と連携しながら対応していく」と理解を求めた。米国のポンペオ前国務長官は退任直前の19日、少数民族ウイグル族などに「ジェノサイドが今も行われていると確信している」と非難した。バイデン政権で次期国務長官に指名されたブリンケン氏もこうした見解に賛意を示したが、日本政府は「人権状況について懸念をもって注視している」(加藤勝信官房長官)との表明にとどめている。中国の人権問題を巡り、日本政府は日中の経済的なつながりなどを考慮して表立った批判は控えるが、バイデン政権が強硬姿勢をとれば日米の足並みが乱れかねない。自民党外交部会の佐藤正久部会長は会合後、記者団に対し「経済も大事だが、人権は大きなテーマだ。中国の人権抑圧を変えるため日本も関与しなければいけない」と強調した。(1/26/2021 毎日新聞)

言うまでもなく、中国に忖度した結果。(国際的に認定されたら中国はオリンピックを開けなくなる) このまま行けば、日本は歴史上また新たな汚点を残す事になる。
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武漢ウィルス感染 世界で1億人突破

2021年01月27日 | 世界情勢
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が27日、世界全体で1億人を超えた。欧米などでの感染急拡大を受け、昨年11月上旬に5千万人に達してから約2カ月半で倍増。日本を含む各国でウイルス変異種という新たな脅威が広がる中、収束への見通しはより不透明になっている。死者も増加ペースが衰えないまま世界で210万人を超えており、被害の深刻さは増している。WHOの累計では、南北米大陸が感染者の44%、死者の47%を占め、いずれも地域別で世界最多。次いで欧州地域事務局管内が感染者、死者のいずれも33%を占めている。(1/27/2021 共同通信)
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トランプ大統領 Farewell Message

2021年01月23日 | 世界情勢


✨「失望するなかれ。国民の政治はこれから始まったばかりだ。私は国民に対する忠誠心を持ってこのホワイトハウスを去る..」

己の立場を保持することしか頭にない政治屋だらけの日本から見ると、こういうリーダーがいたこと。また、こういうリーダーに投票した8千万人の人達がいたことを、32年間アメリカにお世話になった立場から、アタシは羨ましいと思う。

立派な業績を残し、選挙で大勝したにも関わらず、排除されたという現実..。これからアメリカ人は、子供達に学校でいったい何を教えるつもりなのだろう..? 目的の為には手段を選ぶな!であれば、不正入学も結構、聖書などお伽話..ということになろうが。。

トランプ退陣に沸く中共とイラン、トルコの不振な動き、追い詰められているプーチン.. 日本ではワクチン担当大臣なる妙なものが新設された。人々の不安を煽り立て、ワクチン接種を法的に義務付ける。その目的は全て世界を一度リセットし、統一管理社会に導くこと。

私達はこうした山積みの不安材料に対して、心してかからねばならないが、先ずは自分の分を果たすことが先決。アタシの場合は、教会メンバーを守り、公に向かって福音を発信し続けること。戦いはこれからである。
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米 中国のウイグル族「虐殺」を認定 新政権沈黙

2021年01月20日 | 世界情勢
ポンぺオ米国務長官は19日、中国が新疆ウイグル自治区でウイグル族などイスラム教徒の少数民族に対し「ジェノサイド(民族大量虐殺)と犯罪」を犯したことを認定したと表明した。ポンぺオ長官は声明で、入手可能な事実の精査を経て認定に至ったとした上で、「ジェノサイドが継続していると確信している。中国と中国共産党によるウイグル族壊滅に向けた組織的な攻撃を目の当たりにしている」と言明した。政府高官によると、ポンぺオ長官は新疆ウイグル自治区における中国政府の政策や慣行、虐待に関する文書を精査し、少なくとも2017年以降にこうした行為が行われていたと判断したという。

米政局混迷を踏まえ、バイデン次期大統領の就任までジェノサイドの認定は見送られるとみられていたが、20日の就任式を待たずに発表された。すでに悪化している米中関係に影を落とすことは必至だ。バイデン政権移行チームの報道官はコメントを控えた。中国問題に関する米連邦議会・行政府委員会(CECC)は先週公表した報告書で、中国によるウイグル族に対するジェノサイドの可能性を指摘していた。在ワシントンの中国大使館からのコメントは得られていない。ただ同大使館の報道官は先週、「いわゆる『ジェノサイド』は反中勢力が意図的に広めたうわさで、中国の信用を傷つけるための茶番だ」と反論した。昨年11月の米大統領選前、バイデン氏の陣営は新疆ウイグル自治区でジェノサイドが起きているとの見解を表明していた。(1/20/2021Reuters)
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「わかるよ、クソだよねこの世界は」米コロナ病棟で命に寄り添う日本人牧師の奮闘

2021年01月09日 | 世界情勢
コロナ禍のアメリカで奮闘する日本人牧師がいる。関野和寛さん(40)。ミネアポリスの病院で「チャプレン(病院聖職者)」として勤務し、新型コロナウイルス感染者の心をケアしながら、ときに命が消えていく瞬間を看取り、家族に寄り添う。新型コロナウイルスとの闘いの最前線に立つ、関野さんの日々とは。

家族の命を絶つという決断

コロナ病棟に入るときの姿。マスク姿なので「目とハートだけで語らなきゃならない」「人工呼吸器を外すそうです。コロナ病棟に行ってください」緊急の呼び出しを受け、詰め襟の牧師服の上から感染防止用のガウンをまとい、フェースマスクを装着し、手袋をはめ、ゴーグルをつける。ウイルス付着の可能性があるため、聖書は持っていけない。ガウンの下の十字架ひとつを胸に、関野さんはコロナ病棟へと向かう。ハンセン病の患者と向き合い、いたわり続けたキリストの偉大さを感じています」この日、治療を断念したのは、50代の白人の女性。ほんの数日前までは元気だったんだ、と傍らで夫が泣き叫ぶ。コロナウイルスで持病が悪化し、あっという間に多臓器不全の危篤状態に陥った。

「これ以上、医学にできることはありません」夫は医師に、そうはっきり告げられた。あとは人工呼吸器でかろうじて命をつなぐだけだ。しかし、夫婦は十分な医療保険に入っていなかった。国民皆保険の制度がないアメリカでは、集中治療室に一日いるだけで1万ドル、100万円以上かかる場合もある。だから医師のもと、「人工呼吸器を切る」という重い決断を迫られる家族が非常に多い。「神がいるなら、どうして妻を奪っていくんだ!」現実を受け止められない夫は、関野さんに詰め寄った。「わかりません。僕も神に怒りを感じます。でも、奥さんはきっと、神に必要とされ、優しさに包まれて旅立っていった。それだけは信じています」関野さんはそう声をかけて、肩を抱いた。コロナによって命が失われていく現場に立ち会い、患者と家族の心を支え続ける。それが関野さんたちチャプレンの仕事だ。

アメリカでは普及している「チャプレン」という存在

アボット・ノースウェスタン病院には外科、産婦人科、精神科やアメリカ有数の心臓外科などがあるが、日に日にスペースが大きくなっていくのはコロナ病棟だ「小さな手術でも大病でも、魂が傷ついている人がいるならそこに行き、心を寄り添わせる。それがチャプレンです」とくに臨終の間際にはチャプレンが同席し、心を支える。チャプレンに心のケアを求めることは、死にゆく患者と家族の「権利」でもある。アメリカでは6割以上の病院にチャプレンがいるという。日本ではまだまだ知られていないが、アメリカでは専門職として認められている。関野さんはチャプレンの在り方と技術を学ぶため、ここアボット・ノースウェスタン病院にやってきて、およそ半年になる。アボット・ノースウェスタン病院に勤めるチャプレンは、関野さんも含めて9人。ミネアポリスを代表する病院だけあって、毎日50人前後のコロナ患者が次々に運ばれてくる。医療崩壊を防ぐために軽症者は自宅療養となっているから、重篤な感染者がほとんどだ。苦しげにあえぐ患者でいっぱいのコロナ病棟の担当を「新人」の関野さんは敢えて志願した。

「大統領選の混乱、人種間の分断、コロナ禍と、いまアメリカは100年に一度の危機だと思うんです。せっかく来たんだから、その最前線を知りたいと思って」コロナ病棟から「精神的に不安定になっている患者がいる」と連絡が入ると、すかさず関野さんの出番となる。防護用の装備に身を固め「びびるな」と自らを奮い立たせて病棟に入れば、そこはまさにアメリカだ。コロナ病棟の様子。感染防止のため家族の面会も禁止。入れるのは医師と看護師、チャプレンだけ。ホームレス、ドラッグ中毒、離婚協議中で揉めに揉めている人、トランスジェンダーでうつ病に苦しみ、自殺願望を抱えたコロナ患者も運ばれてくる。暴れだす患者だっている。それでも関野さんは恐れをしまい込んで、彼らの肩を抱く。

「わかるよ、クソだよねこの世界は。この病室も窮屈で、俺も牧師なのにこんな格好でごめん。でもさ、3分間ここにいるから、なんでもいい。吐き出してくれ。ぶつけてくれ。だから3分たったら、少し落ち着かないか」聖職者らしからぬことだってときには言うが、それが関野さんのスタイルだ。そこに患者は安堵し、涙を流して苦しみや不安を吐露する。関野さんはひとことひとことにうなずき、しばし一緒に過ごす。ときには、呼吸が乱れマスクもできない患者に懇願されることもある。「不安なんだ。手を握ってほしい」手袋越しではあるが、しっかりと手を握りしめて、孤独ではないことを伝える。感染のリスクを常に抱えながら、関野さんはコロナ病棟を行き来する。

チャプレンはアメリカの多様性の象徴でもある

同僚のモハメド・アブドラヒさん(右)たち。病院にはさまざまな宗教のチャプレンがいる。「チャプレンは壊れそうな心を包み、涙を吸い取る、魂のスポンジやティッシュのような存在だと思っているんです」だが、その精神的負担は計り知れない。とくに患者を看取ったあとは、数時間立てなくなる。そんなとき待機室に戻ると、同僚のチャプレンがお茶をいれて待っていてくれる。どんな気持ちで「戦場」から戻ってくるのか、ちゃんと知っている。なにがあったのか、聞いてくれる仲間がいるから働ける。「同僚のチャプレンのうち、3人がソマリア人のイスラム教徒なんです」ミネアポリスは内戦の続くソマリアから逃れてきた難民の多い街でもある。そのひとりモハメド・アブドラヒさん(57)は、イスラム教のイマーム(聖職者)であり、チャプレンでもあり、いまでは関野さんの同僚であり友人だ。「同業者としてのカズは、ともに働きやすいグッドガイだと思うよ。でもキリスト教の聖職者としては、どうなのかわからないけどね」なんて愉快そうに笑う。宗教を超えてふたりは協力しあい、とくに日曜日は同じシフトで働く。冗談を言い合うことも忘れない。モハメドさんは言う。「チャプレンの仕事は患者の感情と魂をサポートして、苦しみを和らげることです。宗教によってその道のりは違っても、目指すところは同じですよ」病院には彼らイスラム教徒と、キリスト教徒でもプロテスタントとカトリックのチャプレンがおり、患者のケアに当たっている。

チャプレンを志した理由

妹と自分を救ってくれた牧師の存在が、関野さんを聖職者の道に進ませた関野さんには障がいを持った妹がいる。加えて、生まれたときから心臓病を患い、あまり長くは生きられないだろうと言われていた。関野さんが大学3年生のときだ。妹の体調が悪化し、集中治療室に運び込まれた。急性の糖尿病だった。危篤となり、人工呼吸器をつけられ、全身が管だらけになった妹を見て、関野さんは神を呪った。そんなときだ。知人の牧師が駆けつけてきてくれたのだ。妹のベッドの傍らにひざまずき、懸命に祈ってくれた。関野さんの肩を抱き、「大丈夫だから」と何度も言ってくれた。妹は奇跡的に快方に向かった。「本当につらいとき、横にいて手を握ってくれる人間が、人には必要だと思ったんです」その日、関野さんは牧師になることを決意する。

大学を出てから神学校に進学し、26歳のときに日本福音ルーテル東京教会で牧師として働きはじめた。東京・新大久保の歴史ある教会だが、関野さんは次々と牧師の枠を超えた取り組みを繰り出す。趣味の音楽が高じてバンドメンバー全員が牧師というバンド「牧師ロックス」を結成。日曜の礼拝では型破りな説教をし、誰でも気軽に教会に入れるようにと毎週水曜日には「牧師カフェ」をはじめた。すべてはキリスト教や教会を、もっと身近に感じてほしいという思いからだった。そんな日々の中で抱き続けていたのは、あの日、自分と妹を支えてくれた牧師の姿だ。聖職者というよりも、あの牧師のようなチャプレンになりたかった。となれば、チャプレンの文化が根づいているアメリカに渡り、実地で経験を積むしかない。関野さんはチャプレンについて独学し、渡米していくつかの病院を見学して回った。語学力を高め、いつしか英語でミサを執り行えるようにもなった。だからルーテル東京教会には外国人の信者も多かったのだが、40歳という節目を迎えて旅立ちを決意した。2020年7月のことだった。

「ハワイからニューヨークまでいろいろな病院に連絡して、直接交渉しました」ミネアポリスの街にもコロナ禍で失業し、居場所を失った人々のテントが並ぶ。その結果、アボット・ノースウェスタン病院が受け入れてくれることになったが、ミネソタ州は1日2000人近いコロナ患者が発生する渦中にあった。慌ただしくスタートした勤務初日の初仕事は、人工呼吸器を切る現場への立ち会いだった。患者はまだ、未成年の子供。持病がコロナによって悪化し、手の施しようがなくなったのだ。集中治療室の扉の外では、憔悴しきった両親が見守っていた。もう選択肢はない。しかし、最後の瞬間を、両親はともにすることができない。コロナ患者の集中治療室は、感染の危険があるため入れないのだ。中に立ち入れるのは医療従事者と、チャプレンだけ。「私たち家族に代わって、子供のそばについてやって、祈り、看取ってほしい……」言葉を聞いて、足が震えた。例えようもなく緊張した。それでもどうにか、防護服に身を包んで、英語で祈った。唇も震えた。

関野さんの上司、ケネス・バーグ牧師は「患者が希望と、孤独ではないことを感じられる手助けをする存在、それがチャプレンです」と語る。祈り終えると同時に、医師が生命維持装置のスイッチを切った。まだ幼い命が消えていく。目の前の現実が信じられなかった。待合室では、両親が泣き崩れていた。チャプレンとしてなにを言えばいいのか、どうすればいいのかわからず、父親の肩を抱きしめて一緒に泣いた。それしかできなかった。「2日目でもうダメだと、務まらないと思いました」人が死ぬ瞬間に立ち会い、祈るという仕事の重さ。耐えられそうもなかった。それに、装備を固めていても、感染の恐怖が頭から離れない。目の前の相手は新型コロナウイルスに感染しているのだ。そんなとき、上司のケネス・バーグ牧師(62)や看護師たちが、次々に声をかけてくれた。

「よくやってくれたよ」「大丈夫だ、それでいいんだよ」ソマリア移民であるモハメドさんも、励まし、肯定してくれた。「カズはまだアメリカに来たばかりじゃないか。それにしちゃ上出来だよ。僕らのチームでいちばん若いんだから、苦労もあるさ」もう少しがんばってみようと思い直した。「ひとりでは絶対にできない仕事です」と関野さんは断言する。関野さんはときどき患者やその家族に声をかけられるようになった。「You made my day ! なんて言われるんです」直訳すれば、「あなたが私の一日を作ってくれた」。転じて、会えてよかったことを表現する、感謝の言葉。「コロナ病棟でも集中治療室でも、どこかで誰かが、毎日必ずそう言ってくれるんです」チャプレンもまた、患者や家族に救われているのだ。

アメリカのコロナ病棟に羽ばたく千羽鶴

日本から送られた折り鶴は1万6000を超えた。アメリカのコロナ患者を慰めている。「ユーモアとアイデア。それがカズじゃないかな」バーグ牧師は言う。クリスマスを前にして、関野さんはコロナ病棟に千羽鶴のツリーを立てることにした。患者に折り鶴を手渡したところ、涙を流して喜んでくれたからだ。病棟にも提案し、日本の友人たちに知らせてみると、あっという間に1万を超える折り鶴が寄せられた。日本にチャプレンという職業を広めるため、コロナ禍のアメリカで修業を続ける。「アイデアを形にして、他者のために使う。そんなカズだから、病院のみんなも彼に心を開くんでしょう」まだまだ経験は浅い。語学力も足りない。それでも日本人の感性と、あのとき妹の傍らに立ってくれた牧師の姿を思い出しながら、コロナ患者を抱きしめる。「ソーシャルディスタンスの世の中ですが、だからこそコロナに苦しむ人々がいれば、誰かが抱きしめなくちゃならないし、一緒に泣かなくちゃいけない。僕はスピリチュアル・ディスタンスって呼んでいますが、チャプレンとして何よりそこを大切にしたいと思っています。毎回毎回、びびるんですけどね」関野さんの目標は、この経験をいつか日本に伝えることだ。「チャプレンのノウハウやメソッドを日本に持ち帰って、後進を育成したい」そのために、今日もコロナ病棟に立ち続ける。(1/08/2021 YahooNews)
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