「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

釣紀行~2015.10.13~

2015年10月15日 | 釣り紀行

昔からといっても、現役を退いてからのことだが、釣に行く日はなるべく週の後半の木曜日or金曜日に決めている。

これが何故だか理由が分かる人はかなり場数を踏んだ釣師である。

もったいぶらずに理由を述べると、「土曜、日曜日の休日には沢山の釣り人が押しかけて、釣り場に撒き餌をまき散らかしている。したがって月曜日や火曜日辺りは魚も満腹状態となっていて、食いが悪いしスレてもいる。木曜か金曜日あたりならきっと魚も腹を空かしているに違いないので食いがいいはず。」

こんなことはどんな釣り雑誌にも書いてないので、自分の勝手な思い込みかもしれないが、経験上あまり外れたことはない。

さて、そういう考えからすると13日(火)の釣行は3連休明けの直後ということもあって最悪の日だが、前回の釣行の時の撒き餌がまだ残っており(冷凍保存)、早く新しい仕掛けを試してみたいので無理を承知で出かけてみた。それに潮の具合もなかなかいい。「大潮」なので、潮の干満の差が一番大きくてその分、潮の流れも早くて魚の食欲が増すはず。

なお、仕掛けはどんなに良く釣れた仕掛けでも釣行のたびに変えることにしている。進歩がないから・・・。これってオーディオシステムに対処するのと同じ(笑)。

当日の別府近郊の「潮汐図」は次のとおり。

           

「下げ7分」の金言からすると、10時前後がベストだが大潮とあっておそらく干潮時の14時ごろまでダラダラと釣れるはずと踏んだ。

釣り場に着いたのは9時頃だったが残念なことに、自転車で来ている先客が一人居た。いくら何でも狭い釣り場に割り込むほどの度胸は持ち合わせていないので、離れた場所で釣り座を構えるつもりだったが、とりあえず先客に「仁義」をきっておこうと「どうですか、釣れますか?」と声をかけたところ、気さくに「いやあ、小さいのばかりです。」と返事があった。拝見したところお年の頃は75歳前後の方とお見受けした。

この初めの何気ないやり取りが、後で功を奏すのだから人生はほんとうに分からない(笑)。

         

この場所は初めてだが、どうも釣りにくかった。捨石が沖の方まで伸びていて、撒き餌を遠方まで投げないといけないが、この日はとても風が強くて仕掛けを沖の方に飛ばすのが難しく思ったような釣りができない。

もちろん悪いことばかりではない。風が吹くことでさざ波が立ち、海中の魚からすると視覚的、聴覚的に釣り人の気配を消してくれるので(魚の)警戒心を解くというプラス作用もある。これに限らず、釣りというゲームはいろんな事象でプラス、マイナスの相反する側面が非常に多いがこの日はなにぶんにも風が強すぎてマイナス面の方が大きかった。

大苦戦である。すると12時頃だったろうか、知らぬ間に先客のお爺ちゃんが後ろに立っていた。

「どんな具合ですか?」「いやあ、風が強くてとても釣りづらいです。」すると、「ボチボチ帰りますが、魚は要りませんか?」

「えっ、いただけるのならそれはありがたいですが・・。」「釣っても捨てるだけですから、どうぞ~」

というわけで、釣り道具をそっくり移動させながら、お爺ちゃんの後をのこのことついて行った。

海中のスカリに容れた30匹ほどのクロの中から型のいい物を10匹ほどいただいた。残りはすべて海中に戻したが、かなり腕のいい釣師である。よくよく、お話を伺ってみると「独り暮らしです。リストラにあってからは釣り三昧とお酒の毎日です。お医者から酒は止められているんですが、もういつ死んでも構いません。」

リストラの嵐がこんなところにもと、何だかお気の毒になってきてついホロリ~。それからは話が弾んで、いろんな情報を教えてもらった。熟知されたこの釣り場にはときどき大物が来て、仕掛けごと持って行かれたことが2~3度あるとのことで、それは愉しみ~。

結局2時ごろに納竿。本日の釣果は次のとおり47匹だったが、前述どおりもらったものが10匹ほどなので釣果は前回よりは悪かった。新しい仕掛けは風に弱くて期待外れだったが、型の方は幾分良くなったかなあ。それでも「お刺身」に出来るのは一番左側上の1匹だけ。

            

どうせ夕食は魚の塩焼きかと思うと急に日本酒が呑みたくなったので、近くのディスカウントショップへ。

糖質ゼロという文句が目に入って、購入してみた。

           

熱燗で呑んでみたところ不味い!とても飲めたもんではないが、カボスの果汁を絞り込んだところどうにか飲めるようになった。芋焼酎と同様に、ときどきはいいかもねえ~。
 

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