「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

釣り紀行~深まる秋~

2015年11月21日 | 釣り紀行

前回(11月6日)の釣りでは4時間ほどで70匹を越え、我が釣り人生の中でも指折りの釣果だった。ただし、いいことと悪いことは裏表の関係にある。使い過ぎたせいか竿を握る方の利き腕となる右腕の筋を痛めてしまい、しばらく「釣り」は中止~。

歳は取りたくないものだねえ(笑)。

2週間ほど経ってようやく回復したので、昨日(20日)に釣行の運びとなった。潮は長潮であまり良くないし、秋も深まり段々と海水温が下がっているので前回ほどの釣果は望むべくもないが、まあそこそこは釣れるだろうとの淡い期待のもとに、お目当ての釣り座を確保するために早朝の6時半に出発。

     

静寂そのものの美しい水をたたえた海に向かって無心に竿を振っていると、大自然と対話している気持ちがしてきていつも心が洗われる思いがする。釣果なんて副産物だと考えたいところだが、こういう余裕は始めだけでまったく釣れないと気持ちが次第に荒んでくるから人間は哀れなもの。

1時間ほど後から来たイカ狙いの釣り師がそうだった。「やあ、釣れますか」と気軽に声を交わし合い、感じのいい若者だと気を許していたところ、離れた場所で3時間ほど釣っていたが、まったく釣れずにとうとうしびれを切らしたのか、「ちょっと、いいですか」と、問答無用とばかりズケズケと我が釣り座に割り込んできた。いくら釣れないといっても限度があるだろう!

邪魔になって仕方がない。はじめに甘い顔をするとこれなんだから~。大自然に比べると、ほんとうに人間相手は難しい(笑)。

タイミングよくと言うべきか、まったく釣れなくなったので10時半ごろに潔く納竿。傷めた右腕も気になるし、まあ、丁度いい潮時か。

帰宅して例によってご開帳。

              

「物差し」として左上に長さ11センチの携帯を置いている。全部で24匹、うち足の裏サイズが10匹ほどと型がだんだん良くなってきている。食味の方も秋の深まりに応じて向上しているようで、調理した家内によると脂の乗り方が2週間前と比較してまったく違うそう。たしかに刺身もお吸い物も美味かった。

「良し、それなら」と22日(日)に開催するオーディオ仲間との試聴会(福岡)にお土産として持参することにした(笑)。

最後に、前回の釣りでなぜ右腕を傷めたのかと冷静に反省したところ、思い当たるのが竿の“しなり具合”。弾力性とでもいうべきか。

この竿の“しなり具合”によって、かかった魚を海中から引っ張り上げる時の手間がまったく違う。釣り針にかかると必死で海中の奥深く逃げ込もうとする魚だが、弾力性のある竿だと有無をいわさず一気に引っ張り上げられるのだから凄く楽ちんである。

そういうわけで今回はとても大切にしている我が家のエース(愛竿)
をようやく登場させた。

          

釣竿に関しては他の追随を許さない老舗「がまかつ」の銘竿「がま磯 プレシード:0.8号、長さ6.3メートル」。お値段のことを持ち出すのは無粋だが、ちょっとした高級真空管アンプが買えまっせえ~(笑)。

さすがに「がま磯」だけあって、凄く楽ちんで竿のしなり具合を十分堪能させてもらった。右腕もまったく異常なし。「よし、これからはこの竿で行こう」と決意を新たにしたが、ふと、竿というのは手持ちの真空管と似たような存在であることに気付いた。

沢山持っている竿だが、お値段から性能までピンからキリまである。同様に沢山持っている真空管もピンからキリ。日頃は勿体ない思いで、お値段の安い真空管からなるべく使うようにしているが、「な~に、限りある命だ、高価な真空管から先に使おうかなあ」(笑)。
 

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