お隣さんが取っている新聞は「日経」で我が家は「読売」だ。家人が熱烈な巨人ファンなので諦めている(笑)。
で、「日経」が見たいばかりに、お隣さんに「読み終えた新聞をお互いに交換しましょうよ」と持ち掛けてからもう10年以上は経つ・・。
やはり、日経は見どころ満載で読み捨てるにはもったいない記事ばかり。そういう記事がこのところ溜まってきたのでブログに残しておくことにした。
「野中 郁次郎」氏(一橋大学名誉教授)といえば、政治家や企業人からバイブル視されている「失敗の本質」の著者である。
この記事では、ここ30年以上に亘る「日本の低迷」の原因が鋭く分析されているので興味のある方はぜひ~。まあ「見出し」だけでもおよそ想像はつきますよね(笑)。
次いで、「葛飾北斎」の記事。
北斎の「富岳三十六景」のうち、最も人気が高い「神奈川沖浪裏」がニューヨークのオークションで約3億6千万円で落札された。肉筆画ならともかく「版画」でこの値段だから驚く。
外国での人気がひときわ高いようで「グレート ウェーブ」の雄大さが心を打つようだ。
由緒あるお家の屋根裏やお蔵で「初期」の版画がもし見つかったら、これはたいへんなことになりますよ~。
次は「エレキギター大国、ニッポンの音色」
このところ「ユー チューブ」でエレキ・ギターを聴くことが多いが、その音色と響きについウットリと聞き惚れてしまう。
画像は「ギターのロールス・ロイス」と呼ばれる「ゼマイティス」の日本製ギター。貝殻で装飾され、宝石のように輝く(岐阜県可児市の神田商会)。
どんなに「オーディオ」を頑張ってみても、「生の音」には負ける のでエレキ・ギターを習ってみようかな~(笑)。
そして次は「東野圭吾」さんの叙勲の記事(読売新聞)。
東野さんはあれほどの多作なのに「ハズレがほとんどない」のは驚異的だといつも思う。東南アジアでも人気があるとのことで、日本のイメージアップに大いに貢献しているのは間違いなし。
「文学性は追わず、ただひたすら娯楽性を求めて書き続けてきた」と文中にあるが、ご謙遜でしょう。犯罪の根源に横たわる親子の絆、仲間の絆、愛憎と葛藤など、考えさせられることがいっぱいありますよ~。
最後に「私の履歴書」を。
「日本銀行総裁」として日本経済を10年間に亘って引っ張ってきた「黒田 東(はる)彦」氏。
その学生時代の猛烈な秀才ぶりはこのブログでも紹介したことがあるが、「こういう人物が考えた金融政策なら、多少間違っても仕方がないよなあ」という気にさせられるから不思議(笑)。
とにかく「頭の出来」が違うのである。財務省(かっての大蔵省)では最高位である「次官」にはなれなかったが、並外れた頭の良さが災いして「あいつはキツイ」と上司から疎まれたのが原因だとか・・。
そして、いよいよこの11月1日から「私の履歴書」への登場である。政財界、芸術家、スポーツ界などから「功成り、名を遂げた」人物たちが登場するが、まあ、おおむね「自慢話」で終わるのがちょっと残念かな・・。ただし、俳優の「山崎 努」さんのは本音が聞けてとても面白かった記憶がある。
だいたい、政財界人などよりも芸術家などの方が周囲に「おもねらない」気風が明らかに感じられるのは職業柄かな~。
これから1か月間、当時の金融政策の裏話が聞けるのだが、はたして黒田さんはどうだろうか、当たり障りのない自慢話なんか聞きたくもないが~(笑)。