「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

いちばん「やりたくない」作業

2023年11月29日 | オーディオ談義

先日来、ずっと気になっているのがウーファーの「ビビリ音」(右チャンネル)。

不思議なことに、お客さんがお見えになったときだけ現れる現象だ。

おかしいなあ、ウーファーも持ち主に似て「人見知り」するんだろうか・・(笑)。

まあ、とにかく毎日個人的に聴く分には支障がないので放っておいたところ、昨日になってようやく原因に気が付いた。

お客さんが見えたときは「少しでもいい音を」と、CDトラポを動員するのだが、それ以外は毎日「You Tube」の出番だ。

つまり、「You Tube」よりもCDトラポの方が低音がよく出る、するとその低音の量に抗しきれず該当のSPユニットに症状が出るというわけ~。

原因が分かってみると実に簡単だった。

となると、SPユニットの故障だから交換せざるを得ない。幸い同型のスペア「スーパー12」(ワーフェデール)を、こういうこともあろうかと、ずっと以前から準備している。

しかし「ウェストミンスター」を弄る作業なんて「いちばんやりたくない作業」だよなあ~。

だいいち、重量が100kgを軽く超えるので動かすのがたいへん~、それに裏蓋のネジが16本付いているのでそれを外すのも面倒だ。

それでも、毎日安心して音楽を聴こうと思ったら見過ごすわけにはいかない。

さっそく、昨日の午前中に覚悟を決めて取り掛かった。こうしてウェストミンスターを弄るのは3年ぶりくらいだろうか~。

まずは、後ろ側に作業スペースを確保するために、大きな箱を交互にせってからようやく滑り込むことができた。

電動ドライバーで16本のネジを外してから裏蓋を外すと、ご開帳。

ユニットの取り外しは簡単で本体に取り付けた補助バッフルの4本のネジを六角レンチで回してやればすぐに外れる。

で、倉庫に保管していたユニットを取り出して点検したところ思わず「アリャ~ッ」と悲鳴を上げた。ユニットをうつ伏せのままにしていたので、大切なコーン紙に「7cm」ほどのひび割れが出来ている!

絶体絶命のピンチ・・、ただしコーン紙の修理は素人でも辛うじてできる範囲の作業ではある。

速乾接着剤を使って、別の薄い紙を修理箇所の形状に合わせて切って裏側からべたりと張り付けた。時間を稼ぐために「ヘヤー・ドライヤー」の温風を修理箇所に緩く吹き付けて終了。

しばらく、待ってから音出しを確認。



裸のまま鳴らしたが、どうやら合格・・、ああ良かった!

そしてユニットの交換のついでに「SPケーブル」も交換した。



左側の黄色のケーブルが「LAN」ケーブルで、1年ほど前に「T」さん(東海地方)にお願いして準備していたものだ。これでSPケーブルはすべて同じ「LANケーブル」で統一することができる・・、朗報である。

転んでもただでは起きないぞ~(笑)。

そして、次の作業はユニットを補助バッフルに取り付けたが、同じ穴の位置、同じネジを使えばいいのでこれは簡単。

そしていよいよ最終作業へ~。



これが最終形で、本体に補助バッフルを取り付けて一件落着。

ウェストミンスターをもとの位置に戻してから、改めて音出し確認。

当初は2時間くらいの作業で済むと踏んでいたが、予想外のユニットの修理などが入ってきたため半日がかりの作業となった。

中腰の作業が多かったためか、腰まで痛くなった、年寄りをあまり鍛えないでくれ、ヤレヤレ・・(笑)。

ただし、この次にこのユニットが故障したときはグッドマンの「AXIOM150マークⅡ」あるいは「TRIAXIOM」を容れてみようかな~。

同じ口径30cmなので補助バッフルがそのまま使えるのが利点。

あっ、そういえばオーディオ仲間の「S」さん(福岡)が、「TRIAXIOMを容れたときはぜひ教えてください、聴きに行きますから~」と仰っていたのを思い出した。

たしかに「TRIAXIOM」(同軸3ウェイ)の薄めの低音が「ウェストミンスター」のバックロードホーンでどう変わるか、興味のあるところですな。

ピンチはチャンスかもしれない・・、「いちばんやりたくない作業」なんて、「たわ言」を言ってられないよなあ(笑)。



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