「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

JBL「LE8T」の存在価値~その2~

2018年10月01日 | オーディオ談義

前回からの続きです。

我が家で手軽にJBLサウンドを楽しもうと思ったら口径20センチの「LE8T」の登場となるが、この際なので
以前投稿した資料を再掲しておこう。

          

この中にオーディオ界の大御所ともいうべき「菅野沖彦」氏による「改良後のLE8T」に対するコメントがあったので紹介しておこう。

「このスピーカーの素晴らしさは積極的に訴えかけてきながらバランスを損なわないで、きちんと全帯域にわたってコントロールされている点ですね。マルチウェイシステムに比べれば周波数レンジは狭いわけですが、それほどレンジの狭さは感じさせない。

特に高音域の繊細な弦の感じは不満なく出てくるんです。それに中音から低音にかけての積極的な押し出しもよく再現されますので、とりたててどこかに欠陥があるかと探しても見当たらないわけですね。やはり全帯域型としてもっともウェルバランスでしかも万人が納得せざるを得ないようなソースの質感を素直に出してくれるスピーカーという感じです。」

以上のとおりだが、さらに資料の中に再現されたウェスタンエレクトリック仕様のバッフルに取りつけられた「LE8T」の写真があった。

       

巨大なバッフルに度肝を抜かれるが、理想的な容れ物だからさぞや「いい音」が出ることだろう。

さて、我が家の「LE8T」である。部屋の大きさからいって巨大なバッフルは夢のまた夢なので持ち主に呼応して「こじんまり」と、まとめるしかない(笑)。
 

ジャズ向きとされるJBLといえどもクラシックを主体に聴くのが我が家の流儀なのでどうしても手を加えたくなる。 

よく締まった低音には満足しているので、高音域をもっとヴァイオリン向けにしたいところなので「コーン型ツィーター」を追加してみた。

    

ネットワークを使って8000ヘルツでハイカット(12db/oct)し、先般手に入れたワーフェデールのツィーターを載っけてみた。オイル・コンデンサー(ウェスタン製ブラックタイプ)を使って同じ8000ヘルツあたりでローカット(6db/oct)している。

                

周知のとおり「LE8T」はとても能率が低いのでツィーターの選択肢が広がってとてもありがたい。

これでクラシックもジャズもバッチリ、台風一過の秋空にふさわしい音になったような気もするが、何しろ「老耳」なもんで上首尾かどうかはいささか自信がない・・・(笑)。

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