「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

欲の「ひとかけら」もない(オークションの)出品者~前編~

2018年10月13日 | 独り言

欲望と打算が渦巻き「生き馬の目を抜く」ようなネットオークションの世界。

とは、ちょっと表現がオーバーかな(笑)。

いずれにしても相手の顔が見えないだけに常に不安が付きまとうオークションだが貴重なSPユニットや真空管の掘り出し物がときどきあるので、無視するわけにもいかず利用しだしてからもう15年以上になる。

その間、不穏当な表現だが結果的に「騙された」と思うことが「ときたま」あって、出品者に対して不愉快な思いをしたことがあるが、そういうときは「安くていいものをと、欲の皮が突っ張った自分にも半分責任がある。」と言い聞かせてきた。

その一方ではずいぶんご親切な出品者がおられたりもする。そのうち、つい最近出会った事例を紹介させてもらおう。

もちろん当事者には無断での掲載だが、悪人に仕立て上げる話ではないのできっとご理解をいただけると思う(笑)。

以前、ワーフェデール(イギリス)のコーン型ツィーターをオークションで購入したことがある。それほど古い話ではないので、読者の中には記憶のある方もおられると思う。

          

スピーカーの性能を大きく左右する巨大なマグネットに多大な敬意を払い、絶対にいい音が出ると信じて即座に落札した。出品者は東海地方の仮にTさんとしておこう。T さんからは以前にも口径30センチのユニットを4本ほど購入したことがあってとても安心できる方だった。

期待通りの音だったが、3か月ほど経ってから片方のツィーターから強い音が入ったときにノイズが発生することに気が付いた。残念至極だがぜひ修理したいと思った。しかしとても旧くて珍しいツィーターなので修理できる工房はおのずと限られる。

そこでTさんに連絡して修理先の候補をご教示していただいたところ、その際に「申し訳ないので修理代の半分ほどを負担し
ましょうか」とのお申し出があった。

「ご配慮ありがとうございます。落札後の期間も相当経っていますし当方で負担しますからご心配無用ですよ。」と、返事しておいた。

その後、修理も無事完了しJBLの「LE8T」の上に載せて使用していたところ、つい先日Tさんからとてもご親切なメールが届いた。

「過日お譲りした Wharfedale Super 3 ツイーターの件です。「シャリつく」ため、修理が必要なようだとのこと。手元に予備がなかったため、対応できませんでしたので、イギリスの知人に依頼をしておきました。

なかなか見つからなかったようでしたが、10日ほど前に送られてきました。しばらく当方でチェックしましたが、特に問題はないように思われました。

(SPボックスに)組込み品のようでラベルはありませんが、もし、〇〇様の方で修理がまだということでしたら、お送りいたしますので、こちらの1組を使ってみていただけますでしょうか。

こちらの方がよろしいということでしたら、交換していただいて結構ですが、いかがいたしましょうか。お手すきの折にでもご連絡いただければ幸いです。」


以下続く。

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