柄目木庵

良寛さまに思いをよせながら。

日本国山の麓3

2014年05月19日 | 日々これ好日
 「小俣宿」の散策は、思いがけない「おもてなしや地域の方の温もり」に接したり、
美しい自然の恵みを感じたり、とても素敵なものでした。

 街道筋から一歩入り込んだ「小さな工場」、そこはなんと「タケノコの水煮缶詰」を作っていました。
ご主人と奥様の共同作業のようでした。
「タケノコ」の仕入先が、この時期だとタケノコの生産で有名な「田上町」だと聞きました。
「田上町」って、我が家から20分、お隣の町ですから、びっくりするやら、うれしくなるやらでした。



 
 「小俣」の集落では、田植えの時期のようでした。
田植えの終わった田んぼに「カモメ」が群れて餌を探していました。ここってけっこう海に近い山間でもあるのですね。






 田植え作業をお手伝いされている女性の方がいました。「はんこたんな」で頭部や顔を覆い保護されていました。
山形庄内地方やこちら「山北地方」では農作業などで、女性はごく普通に身につけていたものでした。
でも、「何十年ぶり」に拝見しました。そういえば、海岸部ではよく「海女さん」も見たものでした。




 写真撮影にも快く応じていただき、いろいろとお話もできました。
「はんこたんな」からのぞく目がキラキラとした、とても「ゆかしく、美しい」方でした。

 この後、名残りの「小俣宿」をはなれて、海岸「笹川流れ」沿いに帰路につきました。

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2 コメント

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凄いスナップを拝見しました (信濃池田送信所)
2014-05-19 22:51:01
Q太郎さん、凄いスナップを拝見しました。
まず驚いたのは、カモメが田んぼの中にいると言うこと、
え?普通海でしょ? 凄いインパクトです、こちらではせいぜいカラスか鷺です。

「はんこたんな」もカルチャーショックです、こちらでは極たまに
直射日光に当たるといけない病気があり、小学生が全身
マスキングした格好をしているのを見て
驚きましたが、最初見たとき映画でクノイチか何かが出ているかと思いました。
 でも黒くて熱そう!

いやー、文化の違いというのは驚きです。
有り難うございました。

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感動でした (Q太郎)
2014-05-20 10:04:37
矢口さん、コメントをうれしく拝見しました。
「カモメと田んぼ」それに「ハンコタンナの女性」、これは私も体が震えるような撮影チャンスでした。
やはり、出かけたからこそ出会えたシーンですよね。
「ハンコタンナ」はもちろん強い紫外線からお肌を守る生活から生まれたものでしょう。意外と通気や換気が工夫されているようでした。昔私が聞いた話によれば、「昔、好色な殿様がいて村の娘を困らせていたので、娘たちは農作業時にハンコタンナで、身を守った」ということでした。

安曇野は春から初夏への移り変わりの季節ですね。素晴らしいでしょうね。
6月中旬、1日目「上高地」2日目「安曇野」です。ほかの写真クラブの撮影会に便乗させていただくものです。
よろしくね。
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