中日新聞2018年6月18日
竹上市長(右)に歴史小説「がいなもん松浦武四郎一代」を渡す河治さん=松阪市の松浦武四郎誕生地で
北海道の名付け親として知られる松阪出身の探検家、松浦武四郎の生涯を題材にした歴史小説「がいなもん 松浦武四郎一代」の出版を記念したイベントが十七日、松阪市小野江町の武四郎誕生地であった。小説の作者河治和香さん=東京都=が、竹上真人松阪市長に本を手渡したほか、誕生地とされる母屋のかまどを使った、地域住民らへのそばの振る舞いもあった。
小野江地区の住民有志でつくる誕生地保存会が主催。河治さんは「近所にいるおじいちゃんの思い出話を楽しめるような作品にした」と説明。受け取った竹上市長は「河治さんらしい小説で読んでいて楽しい。これからも武四郎の顕彰と発信を続けたい」と話した。
そばは、河治さんが以前小説を書いた縁のある東京の老舗料理店「駒形どぜう」の主人渡辺孝之さん(79)が、そば打ちから手掛けた。訪れた小野江地区の住民ら百五十人が、かまどの炭で調理されたコシのある打ち立てそばを味わった。
小説は昨年三月から一年間、小学館の月刊誌に連載した小説を加筆修正したもの。アイヌ民族と親しく交わったことや、古物収集家としての人となりなどを、逸話を交えながら描いている。三百二十ページで、税込み千八百三十六円。
(古檜山祥伍)
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20180618/CK2018061802000013.html
竹上市長(右)に歴史小説「がいなもん松浦武四郎一代」を渡す河治さん=松阪市の松浦武四郎誕生地で
北海道の名付け親として知られる松阪出身の探検家、松浦武四郎の生涯を題材にした歴史小説「がいなもん 松浦武四郎一代」の出版を記念したイベントが十七日、松阪市小野江町の武四郎誕生地であった。小説の作者河治和香さん=東京都=が、竹上真人松阪市長に本を手渡したほか、誕生地とされる母屋のかまどを使った、地域住民らへのそばの振る舞いもあった。
小野江地区の住民有志でつくる誕生地保存会が主催。河治さんは「近所にいるおじいちゃんの思い出話を楽しめるような作品にした」と説明。受け取った竹上市長は「河治さんらしい小説で読んでいて楽しい。これからも武四郎の顕彰と発信を続けたい」と話した。
そばは、河治さんが以前小説を書いた縁のある東京の老舗料理店「駒形どぜう」の主人渡辺孝之さん(79)が、そば打ちから手掛けた。訪れた小野江地区の住民ら百五十人が、かまどの炭で調理されたコシのある打ち立てそばを味わった。
小説は昨年三月から一年間、小学館の月刊誌に連載した小説を加筆修正したもの。アイヌ民族と親しく交わったことや、古物収集家としての人となりなどを、逸話を交えながら描いている。三百二十ページで、税込み千八百三十六円。
(古檜山祥伍)
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20180618/CK2018061802000013.html