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長万部ホタテ「湾宝」に 地元産養殖ブランド名 推進協 飲食店とコラボで浸透図る

2022-03-11 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/10 05:00

長万部産養殖ホタテなどを手にブランド名決定をPRする漁協の職員ら
 【長万部】長万部漁協や町などでつくる「長万部ホタテ貝アイヌブランド化推進協議会」(会長・高野勇一同漁協組合長)が投票を呼びかけていた地元産養殖ホタテのブランド名が「シャマンのほたて『湾宝(わんぽう)』」に決まった。投票数全体の半数近くを占めるダントツの人気。同協議会は今後、飲食店とのコラボ企画や長万部産養殖ホタテをPRする特設ホームページの開設などを通してブランド名の浸透を図る。
 ブランド名は「噴火湾産」と表記されることも多い長万部産の養殖ホタテを差別化し、地域ブランドとして発信力を高めるのが狙い。同協議会が6候補を示し、2月に投票を受け付け、町内外から1373票が寄せられた。
 最も多かった「湾宝」は633票で、全体の46・1%を占めた。次いで「ハルコロ」(210票)、「ヒンナホタテ」(208票)となった。同協議会事務局は「読みやすさ、意味の分かりやすさから『湾宝』が選ばれたのでは」とみる。
 また「シャマン」は、長万部の地名の元になったとも言われ、アイヌ語で「カレイ」を意味する「シャマンペ(サマンペ)」からとった。町北東部にある写万部(しゃまんべ)山(通称・写万岳)など町民にもなじみがあり、ブランド名に加えた。
 将来的には、長万部で水揚げする養殖ホタテはすべて「シャマンのほたて『湾宝』」に統一する。高野会長は「町外からも問い合わせをもらい、子どもから大人まで多くの人が協力してくれた」と感謝している。湾宝に投票した人に抽選で貝付きホタテなどを贈るが、反響の大きさを受け、当選者を当初の30人から50人に増枠した。
 養殖ホタテのブランド化は、内閣府が2019年に創設したアイヌ政策推進交付金を活用。23年度までの5カ年計画で進めている。(水島久美)
※「ハルコロ」の「ロ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/654897
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