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コルカタが人骨売買の中心地に…解剖学で使われた人骨を売る男と、遺体売買の闇の歴史

2023-01-17 | 先住民族関連
クーリエ2023.1.16

ジョン・フェリー Photo: JonsBones Inc.
米国に、解剖学の授業で使われた古い人骨を売る男がいる。しかし、こうした骨の取引には不透明な搾取の歴史があるという。それは、英国によるインドの植民地時代にまでさかのぼる。
ニューヨークにある小さなスタジオで、テーブルの上に茶色の箱が置かれている。ジョン・ピチャヤ・フェリー(22)はポケットからカッターナイフを取り出し、「始めますか」と問いかける。
箱の中に入っているのは、人間の頭蓋骨だ。
臼歯に檳榔(びんろう)の実が付着していることから、この頭蓋骨は先住民のものだろう、とフェリーは言う。この頭蓋骨は近々検査され、データベースに登録された後、スタジオ内に整然と並ぶ80個の頭蓋骨の仲間入りをする予定だ。それぞれの頭蓋骨にはラベルがついており、そこにはフェリーの会社名である「ジョンズ・ボーンズ」の文字と保管番号が書かれている。
フェリーは、ビジネスとして人骨を売っている。骨に夢中になったのは、タイで暮らしていた13歳の頃。父親からもらったネズミの骨格標本を「気持ち悪い」と思ったが、やがて動物の骨格標本に取り組むようになった。18歳でニューヨークに渡り、パーソンズ美術大学でプロダクトデザインを学んだ後、動物の骸骨を扱う「ジョンズ・ボーンズ」社を設立した。その後、訪れたアンティークショップがきっかけで人骨にも興味を持つようになった。
残り: 2109文字 / 全文 : 2799文字
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https://courrier.jp/news/archives/312898/
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