NHK 01月17日 19時07分
アイヌ文化とゆかりのある日高の平取町で引き継がれてきた、森を守る取り組みなどを紹介する催しが、アイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」で開かれています。
会場では平取町で引き継がれてきた森を守るための取り組みなどが大型モニターで紹介されていて、「村の神」と呼ばれるシマフクロウを守るために巣箱を作っている様子のほか、森の樹木を使って工芸品を作る文化を次の世代へ継承しようとするアイヌの人たちの思いがインタビューで語られています。
このほか漁などに使った丸木舟や樹皮から作った糸で織られた反物も展示され、平取町にいまも息づくアイヌ文化を知ることができます。
催しを主催した平取町アイヌ文化振興公社の木村美咲主任は「過去のアイヌ文化だけではなく、いまのアイヌの人たちがどんなことをしているのかをこの展示で知って楽しんでほしい」と話していました。
催しは胆振の白老町にあるアイヌ文化の発信拠点、「ウポポイ」で今月29日まで開かれています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/sapporo/20250117/7000072685.html