産経新聞 2025/4/15 10:40
自身のX(旧ツイッター)での投稿を巡り、アイヌ民族の女性が法務局に人権侵犯被害を申し立てたとする記事を掲載され、名誉を毀損されたとして、元総務省職員の本間奈々氏が朝日新聞社と北海道新聞社に各330万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、札幌地裁は15日、請求を棄却した。
訴状によると、2社は昨年3月、本間氏の投稿が差別的だとしてアイヌの女性歌手が札幌法務局に被害を申告し、受理されたことを公表したとの記事をデジタルサイトなどに掲載。
「アイヌ民族に対する人権侵犯やその扇動行為、プライバシー侵害をしたとの印象を読者らに意図的に与え、社会的評価を著しく低下させた」と主張した。
両社は昨年8月の第1回口頭弁論で、請求棄却を求めていた。
https://www.sankei.com/article/20250415-H2KH556NPJPF5FKYVMKKMAQJYQ/