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難民たちの今 遠い安住 <中> 「難民認定」待ち15年

2023-02-22 | 先住民族関連
中日新聞2023年2月22日 05時05分 (2月22日 05時06分更新)
 「こうやって着物を着て結婚式をするのが夢だったんです」。民族間の紛争が勃発したバングラデシュから逃れ、県西部に住む三十代男性はアルバムをめくりながらほほ笑んだ。昨年、結婚式を挙げた三十代のベトナム人女性と二人で住むアパートの一室。友人や支援者らと笑顔で写る幸せそうな写真とは裏腹に、十五年待ち続ける男性の難民認定は今もおりず、在留資格はない。「婚姻届も出せません。法律上は夫ではないんです」。皮肉めいた口調で明かした。
 男性は、バングラデシュ南東部の仏教系の先住民族のチャクマ族。一九七九年から、民族の住む丘陵地に政府がイスラム系のベンガル人を入植させたことに反発し、紛争が勃発した。
 男性によると、ベンガル人は住んでいた村を度々襲撃。男性も十三歳のときに目の前で父親を殺されたという。その後、反政府グループの中心メンバーとして活動に身を投じた男性は警察に逮捕され、三カ月にわたる拷問の末、瀕死(ひんし)の状態で解放された。「あのとき死ななかったのは奇跡だと思う」。その後、インド、スリランカを経由し、二〇〇七年に日本にたどり着いた。「日本に着いたときは、本当に自由になったんだってうれしかった」
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