北海道新聞2024年9月2日 21:28(9月2日 22:09更新)
カムイへの感謝の祈りをささげるアイヌ民族の伝統儀式「アシリチェプノミ」
【千歳】千歳アイヌ協会(中村吉雄会長)は1日、秋サケを迎えるアイヌ民族の伝統儀式「アシリチェプノミ」を市内蘭越の千歳川河畔で行った。伝統漁法でカムイチェプ(サケ)を捕らえ、カムイ(神)への感謝の祈りをささげた。
今年で32回目。千歳や恵庭、苫小牧などから約140人が参加した。
儀式では、北海道の許可を受けて水路に放流したサケを、チプ(丸木舟)に乗った2人が伝統漁具マレク(もり)で突いて捕獲。川岸に設けた炉の前にささげ、協会の会員らが感謝を込めて祝詞をささげた。
儀式後は、・・・・・・
※「アシリチェプノミ」の「リ」と「プ」、「カムイチェプ」の「プ」、「チプ」の「プ」、「マレク」の「ク」はいずれも小さい字。