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室蘭の功労者、私家本10作目 郷土史家・伏木さん 明治の教育者紹介

2020-08-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/04 05:00
 明治時代の室蘭市で活躍した2人の教育者の足跡を記した私家本を、郷土史家の伏木晃さん(78)=八丁平=がまとめた。地元の功労者を紹介するシリーズの10作目。
 伏木さんが今回取り上げたのは、市内最古の小学校の常盤小(現みなと小)を開校した本多新(あらた)(1843~1914年)と、元室蘭小(現白蘭小)の初代校長としてアイヌ民族を受け入れた泉致廣(むねひろ)(1865~1909年)の2人。
 伏木さんは、2020年が仙台藩藩士らが室蘭に入植して150年の節目にあたることから、昨年、その子弟の教育について調べ直そうと考え、札幌、室蘭などで当時の新聞記事を確認したり、郷土資料を集めたりして再評価した。
 伏木さんは日鋼室蘭製作所OBで09年まで6年間、同製作所の迎賓館「瑞泉閣」館長を務め、郷土史に関心を持った。「名所にまつわる歴史的背景を話すと相手の目が輝く。歴史には人を魅了させる力がある」と話し、12年から私家本を制作。これまでに室蘭開拓の祖、添田龍吉ら地元でもあまり知られていない人物に焦点を当ててきた。
 研究に没頭する日々で体力的にもつらくなり、今年になって活動を終えることも考えたが、私家本の読者から寄せられる手紙や言葉に励まされて思い直した。新たな目標もできたという。「何年かかるか分からないが、自分を育ててくれた瑞泉閣をテーマに書きたい」と語る。
 私家本はA5判、216ページで希望者に500円で提供している。問い合わせは伏木さん(電)0143・45・4354へ。(渡辺愛梨)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/446834
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