NHK 01月01日 12時37分
ことしの干支のみ年(巳年)にあわせて、十勝の鹿追町の神社では、アイヌの伝説をもとにした白い蛇による舞が披露されました。
鹿追町の郷土芸能「白蛇姫舞」(はくじゃひめまい)は、女神とその使いの白い蛇が人々を飢えから救ったというアイヌの伝説をもとにした舞で、地元の鹿追神社では、み年にあわせて12年に一度、奉納されています。
神社の境内では初詣の参拝客が集まる中、1日午前0時に新年を迎えると、笛や太鼓の音色にのせて白い蛇が身をくねらせたり、とぐろを巻いたりする幻想的な舞が披露されました。
神社を訪れた18歳の男性は「中学生のときに舞に参加したことがあり、地域の伝統がいまも続いていて安心しました」と話していました。
また、小学6年生の男の子は「蛇の動きが印象的で笛や太鼓の演奏もかっこよかったです。ことしも楽しい年になってほしいです」と話していました。
白蛇姫舞保存会の鹿野内健会長は「町の皆さんの健康を願って踊りました。12年に1度のみ年が飛躍の年になってほしいです」と話していました。
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